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第3のビールを深める

第3のビールはマスコミ業界が作った造語でして、メーカーでは「新ジャンル」と呼んでいるようです。
初登場は2003(平成15年)年、サッポロビールから発売された
【ドラフトワン】でした。エンドウタンパクを原料としたものです。

この新ジャンル、酒税法上は「その他の発泡性酒類」となり、酒類の品目は「その他の醸造酒(発泡性)②」と、「リキュール(発泡性)②」に区分されています。
※2020年10月の「酒類の品目等の表示義務」改正前は「その他の醸造酒(発泡性①」と、「リキュール(発泡性)①」でした。

発泡酒と何が違うの?

まず発泡酒の定義を確認します。発泡酒は麦芽又は麦を原料の一部とした酒類で発泡性を有するアルコール20度未満の酒類でビールに該当しないもの。(つまり、麦芽使用率が50%未満のものや、麦芽使用率が50%以上であっても副原料が5%を超えたもの、副原料に政令で定められたもの以外を使ったものですね)そしてこの発泡酒にもビールにも該当しないビールテイストの発泡性のあるお酒が新ジャンルなんですが、前述のように「その他の醸造酒(発泡性)②」と「リキュール(発泡性)②」に分かれます。
缶をよく見ると、発泡酒は「発泡酒」、新ジャンルは「その他の醸造酒(発泡性)②」、「リキュール(発泡性)②」のいずれかの表記があります。

その他の醸造酒(発泡性)②

「糖類、ホップ、水及び麦芽以外の物品(穀物など政令で定めるもの)を現状として発酵させた酒類でエキスが2度以上のもの」だそうです。
新ジャンルの缶をよく見ると「その他の醸造酒(発泡性)②」と書かれていると思います。
大手メーカー商品で言いますと、
【キリン】
 のどごし生(大豆タンパク)
【サントリー】
 ジョッキ生(コーン、コーンたんぱく分解物)
【サッポロ】
 ドラフトワン(エンドウタンパク)

リキュール(発泡性)②

「政令で定める発泡酒に、政令で定める麦由来のスピリッツを加えた酒類でエキス分が2度以上のもの」を言うそうです。
大手メーカー商品で言いますと、
【キリン】
 本麒麟
【アサヒ】
 クリアアサヒ、アサヒ・ザ・リッチ
    クリアアサヒ糖質ゼロ極上キレ味、
    アサヒオフ、オリオンサザンスター
【サッポロ】
 麦とホップ、ゴールドスター
 ホワイトベルグ、
【サントリー】
 マグナムドライ、金麦
 セブンプレミアムザ・ブリュー(セブンイレブン)
 クリアゴールド(CGCグループ)

ビール🍺購入に使わせていただきます。