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冥王星がもたらしたもの

2023.10.11に冥王星逆行が終了し、巡行が開始します。
冥王星は水瓶宮で5月に逆行を開始、6月には磨羯宮に入宮し、巡行となった後再度水瓶宮に入宮するのは2024.1.21です。

冥王星は言わずと知れた「破壊と再生」の星。
また、世代や社会に対して大きく影響をもたらします。

新型コロナウイルス感染症が令和5年5月8日から「5類感染症」になったことを受けて、水瓶宮の分野であるインターネット・ITを利用した在宅ワークやITネットワークの利用が減っていき、対面業務や出社指示など磨羯宮の分野である権威や以前のような組織体制が戻っていくかと思われたところに「個人の自由のはく奪・支配関係の強制や忖度」に関する社会問題が次々と現れ、長い期間隠蔽されてきた支配構造や事件が暴露される現象が起こりました。
普段であれば大人の事情として見過ごされていたことが大きく報道され明るみになったことで、おそらく誰もが注目し今後どうなるか他人事と思わず自分事として推移を見守っていたはずです。

これこそが冥王星逆行の影響力・エネルギーであり、「巡行ではなしえなかった冥王星が持つ天体としての爆発的なエネルギー」の発露とも言えます。

今日10/11から冥王星が巡行に移行することで、これらの問題に一時的な解決への道筋が示されるとともに、浮かび上がった多くの問題点の深層ともいえる本質を解き明かす糸口も現れてきます。
磨羯宮にいる間はそれはビジネスや業界・社会的影響としての面がクローズアップされますが、水瓶宮に入宮したところで個人の尊重・平和的な解決という面を重視する方向に向かっていくでしょう。

冥王星の影響力は、社会という広範囲なものとなりますが、それは一人一人が「他人事とはいえない差し迫った影響力を受け取らざるを得ない状況になる」と同義です。

巡行になった冥王星は来年2024.5.3に再度逆行を開始し2024.10.12まで続きます。最後の逆行終了までの期間は、社会だけでなくひとり一人が新しい時代を迎え入れるための移行期間と捉えられるでしょう。

資本主義から博愛主義への転換点となる期間、生き方を大きく見直すことになりますので、まずは自分の立ち位置と誰とつながっているか、どう生きていくかを少し身近なところから考えてみてください。一つ言えることとしては、今までのやり方は通用しなくなること、他の人と手を取り合ってみんなで時代を乗り切っていく新たな流れが来るということです。
「自分さえよければいい」という因習に縛り付けられた旧態依然とした考えは真っ先に否定されるでしょう。よりよく生きるために他の人の助力うけつつ自分のできることを他の人に分け与えるという「エネルギーの循環」を考えるところから新時代は始まっていきます。

若い人ほどその流れを敏感に感じ取り、流れの主流になるべく動いているように感じます。旧時代が長かった年長者ほど新しい時代の感性と胆力を磨く必要があると冥王星は教えてくれるのです。



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