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【往復書簡】困難を極めないを極めている。

上の坂爪圭吾さんの記事へのお返事です。

お久しぶりです!圭吾さんが西へ、西へと移動しているというのに、僕は京都に腰を据え、据ええぇぇ、としているのが歯がゆい今日この頃でございます。改めまして、いつも心に曇天を、嘉向徹です。

(お返事を兼ねた書記として、以降、ですます調は封印します。)

徹くんの投稿が良過ぎた。海中ライブをやりたい。こういうのは言ったもの勝ちだ。自分をギリギリに追い込みたい。家なし生活をしていた頃はそれこそ生死に関わる感じだったから、疲れることも多かったが感動もひとしおだった。あの頃のように、とは言わないが「自分をギリギリの状態に追い込むことで感じ取れるなにかをつかみたい」という欲求がある。なにをやればいいだろう。『ない』をやるのは一通りやり尽くした感がある。

良い疲れほど豊かなものはない、と思う。何もなし生活をしている日々は、感動のハードルが下がり、駐車場の縁石ブロックを枕にして「最高の寝床だぁ!」と猛烈に喜ぶことができる。僕は未だに、圭吾さんと出会って初めての夏、数年前に過ごしたあの夏を超えられていない。何も『ない』状態に、あの夏だけ何かがプラスされていたのだろうか。もしくは何かがマイナスされていたのだろうか。

困難を極めた時の、ひとしおさ。一振りの塩を舐めるだけで、太陽に手を合わせたくなる。しかし、京都での生活は困難を極めないの逆を極めている。会社へ行くのは週4日。お給料は週6勤務でせっせとサラリーマンをやっていた20歳の時の3倍弱。9時に始業をしてランチに90分〜120分、お茶タイムに30〜60分、17時にきっちり終業する。お喋りしまくっていると一日が終わるのだけれど、これは、パーティの席で重要なやりとりを行なっていた貴族のスタイルだ。縁石ブロックをこよなく愛していた僕は、いづこ・・・。困難を極めないを極めていることが大変に由々しき課題であり、心のアドバンテージを持っていかれないよう、保科さんへのベーシックインカムを試みている。

移動中の車内で、ふと「島に暮らす人はいるけれど、島を作った人はいない」と思った。島を作るのはどうだろう。最初はビート板の島でもいいと思う。それを徐々に拡張して、佐渡ヶ島の隣にマゾヶ島を作る。こういうアイデアしかいまのところ出てこないが、徹さん、どうかな??明日は一日中博多でFREE!です。明後日は愛媛県、その後は四国を巡ります。本が欲しい方は是非ご連絡ください。移動を続けながらなにをやったら面白くなるだろうかを考えていきたいと思う。

「徹さん、どうかな??」の部分だけ、文体が違うぞ。まるで、机に突っ伏して向かっているところから、この行にさしかかった瞬間、首がこちら側に向いて、喋りかけられているかのような心地だ。少し驚いたけれど、僕の心には今、高田純次がついているんだ。僕に対して一体何がどうなのか、深刻に考えるとぶっちゃけ全然わからないが、真剣に考えれば読み解くことができるはずだ。

圭吾さんの意図する文脈は、、きっとこうだ。いや、こうか?ん、これか!あ、いや、こうだ!こうだな!

「徹さん、ビート板でマゾヶ島を作るとか、そういうおふざけをするところから拓かれた未来が来てほしいよね。色んな人が色んなことをやってるから『誰もやったことのないこと』は少ないかもしれない。でも、似ていることだとしても『このテンションではやってない』ことはたくさんあると思う。この夏は、その領域を歩きたい。だから、ビート板から始まる島を作ってじゃんけんで負けた人がそこで一晩寝たり、佐渡ヶ島で海中スピーカーを使ったライブをやったり、海中スピーカーを使った自著のお話会をやったり、海中スピーカー使った擬似テレパシー体験を売って金をふんだくったりもしたい。それにしても、今俺は福岡にいるんだ。徹くん、どのタイミングで佐渡行くんだっけ、あ、31日か1日か。じゃあ、その車に俺も乗れるスペースあるかい!?あったらぜひ乗りたいです!!もしかしたら、自著を届けるために、途中、どこかで降車するかもしれないけれど、その路線で北上しますあたし!そして、奇跡的に更にもう1人乗れるスペースがあったら同行したいという人から連絡が来たのだけれど、どうかな??」

圭吾さん、奇跡的にあと1人乗れるスペースありますううううう!

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ということで(?)、僕の車で京都から新潟へ北上するツアーは5座席全て、満員御礼となった。ありがとうございます。また、佐渡ヶ島にあるお家『道の家 SAWANE』にビート板を贈っていただくと、その人の名前と人生の希望を、出のいい油性ペンで書き海に浮かべる、クラウドでもないファンディングをやりたい。最近、徹、他人にお金を払うことに人生を救われているので、ビート板はありだと思う。

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ビート板を調べる。サイズは1メートル四方、厚み7.5cm。その浮力なんと73kg。完全に想像を超えている。水泳教室の進歩は目覚ましい。素晴らしいの一言だ。これで、音楽のなる水を使ったスイミングスクールを(保科さんが初代校長となって)開校できる。

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もはやビート板ではなかった。商品内容が「浮島」だった。すごくいい。すごくいいけれど、注文から納品されるまでに、3週間かかるらしい。なぬ。早速、メールで問い合わせる。「5個注文したいのですが、7月31日に注文した場合、何日に発送されますか?」と、第一希望を仮定して。。

小さいビート板も検討したい。これは30cm x 40cmで、厚さ3cm。浮力の明記はない。これをベルトで縛れば、いい感じの土俵になる気がする。これで、音楽のなる水を使った相撲部屋を(保科さんを初代親方として)開くことができる。海上朝稽古が最高に気持ちいいでごわす(←もうやった気になってるでごわす)。

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大小二つのビート板。値段は、12,320円と1,485円。圭吾さんの本を50冊送る郵送費が5千円。先日、会社のみなさんと行った神社でのご祈祷は1万円。本参拝とビート板が、同じ1万円と考えると、なぜか、テンションが上がる。「ふざける高田純次がカッコいい」みたいに、どっからどうみてもおふざけだからこそ購買欲が誘われる。ということで、1つは僕が、買うことにした。

最後に、水中スピーカーメーカーに持ち込むプレゼン資料の進捗を簡単ですが、お知らせして、これにて終わります。圭吾さん、





にぜってー海上相撲負けない!!

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嘉向徹28歳、11月24日生まれのサジタリウス。推薦で受かった大学を入学前に自主退学。以来、数々の職業的なものを転々とし、目下人生勉強中。好きな言葉「朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり」。心身ともに至って健康。愛車のハンドル握り今日もゆく。