とある無産の回想録(激寒自分語り)

自分はいつ頃からか
ニコニコ動画に投稿される、淫夢やクッキー☆の動画、
いわゆる例のアレとか呼ばれるジャンルの動画を視聴する習慣ができていた。

そしてまたある時期から、だいたい2020年くらいかと思うが、
twitterでクッキー☆について思った事を書き始めるようになった。


ニコニコ動画の、該当動画のリンクを貼り付けて、
コレのここが良いと思った、とか、ここは良く思わなかったとか

もしくは全然面白くないとか、良さが分からない、みたいな事を書いていた。

別に誰が読むわけでもないし、当然のように存在も気付かれていないようだった。

こちらも誰かに読んで欲しいと思う事もなく、ただ思った事を書いていた。


嫌々やってるわけでもなく、特別楽しいわけでもない。

ただ日記帳に日記を書くように、なんとなくやっていた。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

そういう行為と時を同じくしてか、「面会室」なる名を冠した配信が、
ニコニコ生放送の形態を取って行われるようになっていた。

自分は元々、その配信の視聴者というわけではなく、
存在は知っているが、わざわざ見に行く程でもないという立ち位置だった。

配信終了後にアップロードされる、その配信のアーカイブ動画も、
4時間程度は平気な長丁場で、とてもじゃないが見る気にはならなかった。


潮目が変わったのは、その配信の司会者の名前や顔が、
不幸にも広まってしまうという顛末があってからで
趣味の悪い人間の集まりであるクッキー☆民の好奇の目に晒される事になった。

そうした連中に負けず劣らず趣味の悪い人間である自分も
その会に注目するようになり、
生の反応を見ようと来場するようになった。

その時に気付いたのは、
その配信では、コメントビュアーなるソフト、機能を使って、
画面上に、自分のアイコンと打ち込んだコメントが表示される仕組みを採用しているという事であり、

自分の感想や、「気の利いた」冗談などが動画と一緒に記録される、
という形式を取った番組だという事が分かった。


クッキー☆とは直接関係ない話ではあるが、
自分は一時期、他者の配信に視聴者として頻繁に参加していた事があり、
コメント欄を用いて配信を盛り上げるとかいった行為に、
多少のやりがいを感じていた部分もあった。

その頃から少々時が経って、あまり種々の配信に出向く機会もなくなっており、ブランクもだいぶ空いていた。


なので、自分としては、
純粋に会を楽しもうというよりは、かつての勘を取り戻すというか、
自分のコメントの訓練場として使わせてもらおうかなというような
個人的な動機で、
面会室に視聴者として参加するようになった。

勿論クッキー☆の投稿物に関心があったからというのは
前提にあったろうが。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

面会室に参加するようになってからは、
動画に対してやっていたのと同じように
その日の会についての思った事、感想を、twitter上で書き連ねていった。


その辺りから、
その会の視聴者や投稿者が、twitter上にアカウントを持っており、
自分と同じように会合の感想等を述べている事に気付き、
なんとなく認識するようになった。

会だけの繋がりでなく、twitter上でも各々が繋がっているという関係性が分かってきた。

そして自分の存在も、会に興味のある人間などから、
若干認知されるようになってきたかな?という気配が、
twitterの統計情報等から読み取れ始めていた。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

その後、ある日の放送の際、会の中で自分がしたコメントが、
司会の御機嫌を損ねたのを境に
来場者の中の、コメントをする層が、

投稿者か、投稿者でないか

という定義について
クローズアップされるようになった。


司会の提唱していたその放送の趣旨は、

投稿者の反応を記録する会、

であったため、

投稿してない者の反応は放送のうえでは欲していない。
という主張が、もう一度明確にされた。

自分からすればは、
そのままフェードアウトするか否かという選択を実質的に迫られたのと同義だったので、

司会の設けた、
動画の投稿者でなくても、絵師は許す、
というような曖昧な定義を利用して

稚拙ながらも絵を投稿する事で、
司会の手によるユーザーネームの取得、という番組上の承認行為が為され、
一応の入場資格を得る事になった。

先にふっかけた形になった司会からすれば、
不本意な顛末ではあったかもしれないが
直接的な反応もなかったため実際の所は不明である。

――――――――――――――――――――――――――――――――――


その後はなにやら急転直下で、

アンチ合作という名の、司会と会合に対する攻撃を目的とした
数名による動画の集合体が、

予定されていた通りに(若干の日時のズレはあったが)投稿され、
その破壊力によって司会は大きく傷つき、
ちょっとした反論や、理由付けを残して
会合の継続を終了し、自身も表舞台から距離を取るという事になった。


こうして唐突に面会室は終了した。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


そして界隈は平和になり、そしてまた静かにもなった。


平和にはなったが、静かになって淋しくなった(繰り返し)、
と思いだした頃、


件のアンチ合作の参加者が、面会室を模倣した会を始めると言い始めた。

その投稿者は自分(筆者)のアイコンである、
宇宙人のキャラクター(元ネタはPSの昔のゲームのキャラ)が、
簡単なデザインで描きやすかったからか、
描いてみたら視聴者の反応が悪くなかったからか、

自身の静画の、漫画内のキャラとして多用するようになっており、
そのアイコンの本体である自分も、
なんとなく紐づけられて同一視されるようにもなっていた。


自分同様、今の界隈に退屈を感じてるらしいその投稿者の
猛烈なピエロっぷりに敬意を表し、
それ以降は曖昧な立ち位置で、それなりに応援させてもらっている。


(面会室絡みでゴタゴタが起きるまでは、
正直よく知らない投稿者だったのだけれど。)(小声)

――――――――――――――――――――――――――――――――――

これが
自分の茫漠としたクッキー☆遍歴のなかの、
主にtwitterを始めてから現在までの
一年程度の記録であり、
漠然とした流れ
という感じです。

それ以前はただ見ていただけの視聴者なので、記録する事もないですが。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

【終わりの会】

んにゃ~~、というわけでね

やっぱりクッキー☆は面白い!

これからのクッキー☆界隈にも大いに期待!

なんて気持ちは、全くもって持てませんが

今迄通りなんとなく、半ば義務感で眺めていこうと思います。

長々と読んで下さった奇特な方がいらっしゃいましたら

お付き合い頂き有難うございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?