見出し画像

Big Transporter

はい、今日も〈KAPTAIN SUNSHINE〉について。

KSについては一先ず今日でひと段落。なぜなら明日から秋冬の目玉である〈Barbour〉とのコラボレーションモデルが発売されるから。
継続的に展開されている Stand Collar Tarveller Coat とは別に新たなモデルとして Big Transporter がラインナップ。
今シーズンからはライトウエイト・オイルドクロスを使用しておりこれまでより軽く更に気易くなっています。


さて今回、特に注目してもらいたいのがこちらのNewモデル " Big Transporter "

元ネタになっているのは2000年代初頭に数年だけ生産されたこちらの"TRANSPORT"というモデル。これは昨年購入した自分の私物になります。

その名の通り運送業者に向けて作られたアイテムで、コーチジャケットのような着丈やポケットの付け方など運送業に適した工夫が凝られています。

当時はSage,Navy,Rustic,Blackの4色展開、サイズは36から52までの力の入れようのわりには数年で姿を消した謎多きモデルです。
この辺りの知識は British Wax Jacket Market の山岸くんに教えてもらった情報です。笑


本家の "TRANSPORT" の袖付けがラグランスリーブに対して、"Big Transporter" はセットインスリーブに、裾にはドーコードを施してよりコーチジャケットのような佇まいになっています。

また今回のトピックは "Padding Liner Jacket" の登場です。
今回の〈Barbour〉とのコラボレーションモデル2型に組み合わせて着ることが出来ます。この発想は無かったなと展示会で見た時に一発でやられました。


こちらはSageのジャケットに対して、Grey Beigeのライナーを。

こちらはBlackのジャケットに、Orangeのライナーを。いかがでしょうか?

好みの組み合わせを探すのも楽しいと思います。またライナージャケットのみでも使えるのでめちゃくちゃ重宝すると思います。

またこれは細かい話になりますが、ライナーの表地はタテ糸にナイロン、ヨコ糸に細番手の140/2コットンを交織したタイプライタークロス (Cotton 75%  Nylon 25%) を使用しています。この手のミリタリーな雰囲気のライナーって大体ナイロン100%の生地が多いと思うんです。その方がコストも抑えられるし、作る方からすると何かと都合は良いのかと思います。でもそうなると〈Barbour〉のワックスジャケットのマットな質感とナイロン特有の光沢感のギャップが気になってしまうような気がします。しかしこの生地だからこそ合わせた時に生まれる自然な雰囲気があると思います。〈Barbour〉のジャケットはもちろんのこと、ライナーも着込んで行った時の経年変化が楽しみです。

ここ数回続けて〈KAPTAIN SUNSHINE〉について綴ってきましたが、本当に今シーズンはどのアウターも当たりです!本当に自分の買い物も絞りきれず大変。笑
ぐっと冷え込んできた今週末はそろそろアウターの目星を付けておくのが良いかもですね。