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【第六弾】JSTQB Foundation Level試験の勉強

こんにちは、高木徹です。
今回も、JSTQBについて勉強をした内容をノートとして残したいと思います。

JSTQBについて

レビューの役職

レビューは複数の人がチームを組んで実施し、各個人にはそれぞれ重要な役割がある。一般に、以下の5つの役割を持つ人がいる。
・マネージャー
・モデレーター
・作成者
・レビューア
・書記(記録係)

マネージャー
プロジェクト及び成果物の特徴を勘案し、レビューの実施方針を決定する。更に、レビュー実施のスケジュール、レビューの目的が適切か、誰にモデレータを任せるかなども決める。
モデレータ
レビューミーティングの取りまとめ役であり、レビューの計画・見積、レビューアの人選、レビューの采井、ミーティング後のフォローアップなどを行う。
作成者
成果物がソースコードの場合であれば開発者、仕様書であればSEなど、レビュー対象の成果物に責任を持つ人。
レビューア
レビュー対象に応じた専門家で、モデレータにレビューで適切なコメントや判断ができると思われた人が選ばれる。チェッカーやインスペクタとも呼ばれる。
書記(記録係)
レビューで取り上げたすべての課題、問題点、未解決事項を記録することが目的。

レビューの種類

レビューは、いろんな目的・タイミングで実施される。以下は代表的なレビューの特性とオプション、目的について記述する。
・非公式レビュー
・ウォークスルー
・テクニカルレビュー
・インスペクション

非公式レビュー
非公式なので決まったプロセスが無く、レビュー結果をドキュメント化したり、しなかったりする。非公式レビューは時間をかけずにある程度の効果が出せることが良い点である。
ウォークスルー
ウォークスルーとは、作成者が中心となって実施するレビュー形態のことで、作成者が成果物の説明を同僚に行い、教育することができ、また顧客に使用の説明を行い、仕様の合意を行うことにも役立つ。
テクニカルレビュー
手順を定義し、ドキュメント化し、同僚やレビュー対象に関するエキスパートがレビューアとして参加する。ディスカッションする、判断を下す、別の方法を評価する、欠陥を見つける、技術的な問題を解決する、仕様や計画、規定、標準に準拠していることをチェックすることが目的である。
インスペクション
これまでのレビュー手法よりも公式性の高いレビューであり、各人の役割がちゃんと決まっている。成果物が機能仕様、指定された品質特性、顧客要求を満たしているかを検証し、それらからの逸脱を確認することが目的である。

レビューを成功されるためには

レビュー開始前に目的を明確にし、その目的にふさわしい人に参加してもらうことである。他にも欠陥を何件見つけるなどといった数値目標を掲げたり、お互いを高め合うような指摘や教育、議論などが必要である。


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