言葉にならないもの
なんかダメだなって思った人は、大抵ダメじゃないですか。
めっちゃ良いなって思った人も、大抵ダメ。
でも、なんかいいって思った人は、ずっとなんかいい。
私たちは、私たちが思う以上に言葉にならないものを愛しているのだと思う。
多くの人が読んだことがあるであろう二十代で得た知見という本に出てくる一節だ。
このなんかいいって感覚ってめっちゃ大事なのでは、と最近よく思う。
この本では人について述べられているが、この言葉は他人に限らず、自分にも、何にでも当てはまると感じる。
昨今の世の中はコロナがあって、戦争があって、異常気象があって、税金も上がる一方で、その上給料は上がらず、我々が生きる世の中にはストレスと呼ばれるものが多すぎる。それだけならまだしも、自分が生活する環境の中の人間県警、仕事のストレスも重なってくるのだから、ストレスとなるものを数えだしたらきりがない。
みんな、人生楽しめているのだろうか。
よくわからない社会の波に揉まれすぎて、生きる道筋をなくしていないだろうか。
「なんかいい」
これくらいでいいのではないだろうか。
しっかりとした食事、しっかりとした生活、自然とよく触れ合い、楽しむときは楽しみ、悲しむときは思いのままにしっかり悲しむ。
時には食べたいものを食べ、いつもとは違う生活をしてみるのも良いかもしれない。
日中は仕事に追われていたとしても、家に帰れば仕事のことを忘れ自分の好きな時間を過ごす。
休みの日はひたすらだらだらする。
そんな生活が思いの外幸せだったりする。
人間の本能的な生き方。
思うに、完璧な生活なんてものはないのでは。
鉄の仮面を被り、完璧を追い求める生活は気づかぬうちに心にも体にもかなりのストレスを与える。
にも関わらずまだまだ足りないと、もっと頑張ろうとしてしまう。
日本人の良いところでもあり悪いところでもある。
実際のところ、そんな必要はない。
時には必死に汗を流して、自分の限界を超える瞬間も必要だと思う。
苦しい思いをしてなんとか這い上がろうとすることもその人の身に必ずなる。
成長する時というのはそういった瞬間であることも間違いはない。
でも常にそうである必要はない。
めちゃめちゃ良いを追い求めすぎるとよくない状況になった時にメンタルのアップダウンがとてつもなく激しくなる。
その結果ストレスが溜まる。
めっちゃ良かったはずなのに何故だかめっちゃ悪くなってしまう。
なんだか勿体ない。
「なんかいいな」
こんな状態の時が体も心も力が抜けていて自分らしく生きれるんじゃないのかなと。最近そう思う。
完璧を追い求めすぎない。
気楽にいきましょ。
ただし、やる時は120%で。
いや、150%で。
やると決めたことは必ずやり通す。
それが日本男児の責任ある勇姿であると、そう思う。
さて明日も楽しんで生きましょう!
うまく伝わったかわかりませんが、何か感じてくれたら嬉しいです。
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