かけがえのない時間
先日、NPO法人福島ユナイテッドスポーツクラブ主催のナイトサッカーに参加してきました。
福島に来てから2度目の参加でした。
約2時間、小学生たちに指導するとともに、一緒に汗を流し、非常に充実した時間を過ごすことができました。
わずか2回の参加ですが、この活動に参加する度に、普段なかなか感じることができないことを感じさせてもらっています。
ありがたい限りです。
今回はその話を少ししたいと思います。
月に一度のナイトサッカー。
約2時間の活動。
24時間のうちの2時間。
30日あるうちの2時間。
そんなわずかな時間を子供達と過ごせる。
しかも、自分の職業を通じて。
これってかけがえのないものだなと、子供たちに会う度に感じる。
結婚しておらず、子供もいない自分にとってはこの時間は普段の生活とはかけ離れた空間である。
子供達と触れ合うだけで、全く違った景色が見える。
その度に何度も思う。
サッカーって素晴らしい。と。
必死になってボールを追いかける姿、真剣な眼差しでコーチの話を聞く姿、彼らなりの勝負への拘り方。
そして何より、サッカーをしている時の心の底から出てくる無邪気な笑顔。
点を取ったらみんなで喜び、点を取られたらみんなで励まし合い、ミスをしてもドンマイ、大丈夫だよと声をかけてあげる。
集まったばかりの時はなんとも恥ずかしそうにしているのに、気付いた時にはみんなで話し合って、みんなで笑い合って。
そんな彼らの姿を見ているだけで、感心するだけでなく、幸せな気分になる。
サッカーが彼らをそうさせているのか。
純粋無垢な彼らだからサッカーの素晴らしさをより際立たせることができているのか。
お互いの要因が重なってあのなんとも言えない輝いている空間は生まれているのだろう。
自分たちが普段生きている、結果がすべてと言われる世界ではなかなか感じることのできない感覚。
でもサッカーをする上で絶対に忘れてはいけない感覚。
いつだって思い出させてくれるのは子供たちなのかもしれない。
結果に囚われるばかりに余裕がなくなっていく自分たちに大切なことを教えてくれる。心を和ませてくれる。
そんな彼らに何を見せられるか。
夢を、希望を与えられるのか。
ピッチの上で何を見せられるのか。
サッカーを好きになって良かったと、心の底から思えるように。
自分たちのサッカーを見てもっとサッカーを好きになってもらえるように。
サッカーというスポーツが彼らにとって特別で輝いているものであるために。
闘い続ける。
力の限り。
かけがえのない時間をともに過ごした彼らに笑ってもらえるように。
そしてまた、一緒に笑顔でボールを蹴れるように。
かけがえのない時間をありがとう。
さぁ、やったりましょう!!
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