1円を稼ぐことの難しさ

イケハヤさんのメールマガジンに登録してから3日目。今、1円を稼ぐことを目標にnoteを書いて、Twitterにも投稿しています。僕はこれまで勤め人としての収入しか得たことがありません。誰かに雇われて労働の対価として報酬をもらってきました。自分の名前で、実績で1円を稼いだことはありません。そんな自分が1円を稼ぐことの難しさを痛感したのは30歳のとき。中学時代の友人から「一緒になにか新しい事業をやらないか?」と誘われ二つ返事でOKをしました。僕らは知人のベンチャー企業で雇ってもらい、その中で共通の趣味であるサッカーをベースに、スポーツ事業を立ち上げようと決めました。名刺をつくり、HPとSNSを開設し、以前勤めていた経営者に相談し知人の経営者を紹介していただき人脈も少しづつ広がりながら形になっていくように感じられました。しかし、1年間やって売り上げは0。社会人が集うフットサルの練習でコーチとして練習メニューを組んで2時間やったり、イベントのお手伝いをしたり、異業種交流会で売り込んだりしましたが1円を稼げることはありませんでした。事業は立ち上げたものの、売り上げにつながるアクションが起こせないまま1年が経過。正直、つらかった。なんのために新規事業を立ち上げて、「スポーツで社会に貢献する!」なんて意気込んでいたのか、自分の実力のなさ、この結果なら独立なんて一生無理。日中は知人の会社の業務を行って給料をいただいているが、赤字社員であることは明らか。ついには「この状態で続けるのは無理だ。あきらよう。」という結論に至り、僕は知人の会社を去り、サラリーマンとして働き続けています。

サラリーマン10年近くやってきたのに、ビジネスのことなんて何一つわかってないし、一たび会社を離れれば1円さえも稼げないのかと痛感しました。身に沁みまくりました。悲しかったしこの先の仕事人生が真っ暗に思えました。

失敗はしたけど、今こうして振り返ることができて少し楽になった気がします。これまで誰にもこの体験を話したことはないし、できるなら蓋をして一生隠していきたい。

この経験が、「1円を稼ぐために必要だったんだ」と思える日がくるまで、頑張りたいと思う。

読者に感謝。

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