確約とは

受験生の親が一番最初に疑問に思うようなものではないでしょうか?
単願 併願 確約…
それらを合わせた単願確約 併願確約…
私の時代(おおよそ30年近く前)には
「確約」という言葉はありませんでしたので、
全く分かりませんでした。
(単願 併願については別記事で…)

「確約」という言葉ですが、
そもそも、便宜上使われている言葉です。
(ここでは便宜上「」付きで「確約」と書きます)
「確約」という言葉は、そもそも高校側では使っていません。
塾や親や子供が分かりやすいように使っている言葉となります。

どこで使われるかというと、私立高校で使われます。
(県立(市立)高校では使われません。)

確約:しっかり約束すること
等の意味があります。

そのため、高校側では入学を確実に約束する高校は
一切ないということです。

ただ、私立高校では、そういったものがあるのは事実で、
埼玉県の特殊な事情があるようです。

では、この「確約」という話は、どこで出てくるのでしょうか?
というと、学校説明会及び個別相談会で出てきます。

学校説明会では、「確約」の条件が説明されます。
(学校説明会に参加しないと条件は分かりません)
個別相談会では実際に資料等を確認し、
条件に合うかどうか査定されます。
条件については、各学校様々ですが、
北辰テストの偏差値
中学校の内申点(通知表の点数)
英検、数検
等でしょうか?

北辰テスト
7月から12月までの上位2回の平均という学校が多いのでは。
3教科だったり5教科だったりの指定がある学校もあります。

個別相談では、北辰テストの成績のコピーや1学期の通知表のコピーを
持参して、内容を確認されます。
(夏休みに1学期の通知表のコピーを忘れずに!)

個別相談会で条件が満たされ、
実際、「確約」の場合、どのように言われるのかと、
これも学校説明会でお話があるかと思いますが、
各学校で様々です。
ちなみに私が説明会に参加した学校では
・○○高校の入学は大丈夫です。
・A判定です。
・安心基準に到達しています。
などと言われました。
こちらは、学校説明会で確認してください。

上記のような言い方をされるといわゆる「確約」を
もらったということになります。
ただし、確約ではないので注意。
ある学校では、下記の条件の場合は取消と言われました。
・当日、受験しない。
・1桁の点数があった場合。
・欠席が30日以上
など。

北辰テストの偏差値などを考慮すると大丈夫だろうということで
「確約」をもらえるので、予想外の状況では、取消と
言われる可能性は、ありますね。
普通にやっていれば、問題ないと思いますが。

以上が、「確約」についてです。



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