真空ジェシカのイベン父ちゃん・西見ました草薙

お笑いライブの感想です。

まだ見てない人もいると思うので、ネタバレはしません。じゃあこの記事は何?何を書くの?

TBSラジオでやってたけどPodcast流しになったラジオ父ちゃんがやってるイベント。

配信で見ました。

人気なのか、今年は西と東の開催となっています。

西の方が人選がマニアックで、お笑いヲタさんではないわたくしは知らないゲストが呼ばれていたので、まずその人たちの第一印象を書いてきます。

フースーヤ

フースーヤが一番大阪っぽかったかな。なすなかにしっぽさを感じた。個人的にはあんまりハマらなかったけど、売れそう感はある。売れそうとか言っときながら、あんまりハマらなかったということは、俺の好きになる条件に、「売れなさそう」というのがあるんだろうなあ。

白桃ピーチよぴぴ

ラジ父で聞いたときは、普通に女性なんだと思って現物見たら、妙にガタイ良くて、調べたら男性だけど女装してるタイプの人だった。

ラジオだけだと「よぴぴ」っていう名前が絶妙に頭に入ってこない。文字にするとまあわかる気がする。

ネタが面白いとか面白くないとかじゃなくて、普通に所々聞き取れなかったんだけど、それはそういうスタイルらしい。

個人的にはやっぱ普通にガタイの良さが終始気になった。ジャルジャル福徳みたいな、走りこんでる人間の体格をしている。

ユビッジャ・ポポポー

この名前もまたラジオで聞いてると耳に入ってこない。そしてこっちは文字にしてもわからない。「指っちゃ」だと思ってた。

ライブでとにかく強そう。

イベン父ちゃん・西は完全に彼のポポポーのステージになっていた。

よぴぴが本田圭佑で完全にスベったところで「ロスタイム長すぎやろ!」と上手すぎるフォロー入れたところが一番笑った。なんでこの芸風で人のフォロー上手いんだよ。

カオスな空間をつくるのが上手い

真空ジェシカは最近普通にライブを主催する側にまわりつつある感じもして、なんかカオスな空間をつくるのが上手いなって改めて思いました。

真空自体が変人2人だから、そんな奴らにイベント主催したら、収集つかなくなる感じもするんだけど、そこは森本で上手くカバーしつつ。

真空が中心にいることで、多少めちゃくちゃなことをしても許されるという空気感が出て、尖った芸風の人が活きるんですよね。

たとえばよぴぴとかも、常識的なライブだったら、「なんで女装してんの?」みたいなところから入る気するんですけど、もうなんかそのぐらいの異常性は話題にすらならない。それがなんか多様性がどうとかの時代に合ってるのかも。

冷静に見ると、出演者全員変だからな。

変な奴しかいない舞台だから、なんかすごい化学反応が起きそうな雰囲気がある。

でもまあ、実際そんな都合よく爆発的な笑いも起きなくて、結局は変な奴がお互いに不協和音のまま終わるのがほとんどな訳です。そういうライブに足しげく行ってる客は本当にすごい。すごいのか?

「寄席崎心中」とかも見たんですけど、やっぱ真空のつくる空間は面白い。変な磁場が働いてる気がする。テレビでめちゃくちゃ面白い人が全然面白くなくなって、地下のスベりまくってる奴が最強になるんじゃないだろうか。

「それって単に地下のお笑いをやってるだけでは?」ということをゆわれるかもですが、そこがちょっと違って、真空のつくるカオス空間でも、何でもかんでも面白くなるわけではないというのもポイントだ。

その辺の塩梅ってなんなんだろうな。単に尖ってればいいってワケじゃないんだよなあ。

俺は音楽だとNirvana好きなんですけど、尖ってる中にもポップさがあるっていうのが好きなポイントなんですよね。真空もそれに近い領域になってんのかな。

終わり

イベン父ちゃん・東も楽しみにしてます。

こっちは粗品とサツマカワRPGがゲストなんで、西とは全然違うイベントになりそうでそこも楽しみ。

(了)

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