Atomic Heartクリアした感想
Atomic Heartの沼です。Atomic Heartシリーズの再生数が伸び悩んでますが、4月はAtomic Heartと心中すると決めたので再生数0になっても投稿をやめません。
YouTubeであげてるAtomic Heartのゲーム実況は今やっと地上出たところなんですが、ゲーム自体はだいぶ前にクリアしました。
プレステの日本版が2023/4/13発売ということで、クリアレビューを書いていきます。
ネタバレは避けて書きます。
唯一無二の50年代ソ連の世界観にハマれるかどうか
とにかくゲーム内のビジュアルがいいです。
僕は元々ロシア文化好きで、Atomic Heartのトレイラーを見たときからもう心をつかまれていました。
結局、この世界観を求めてゲームをはじめた人は満足できて、そうでなくて普通に面白いFPSゲームを求めてプレイした人は不満という印象です。
Metacriticという海外の大手レビューサイトの点数では75/100点となっています。
この点数は結構納得感あります。僕自身は全体的には楽しく遊べましたが、ストレスポイントも多々ありました。その辺りについて詳しく書いていきます。
プレイした正直な感想
海外版発売日に、ウキウキで購入しました。オープニングで期待はMAXになりました。
個人的に期待していたのは、「共産主義とSF要素をミックスした狂気の世界」でした。オープニングからは「まさにこれを待ってた!」というものを感じました。
ただその後プレイを進めていくと、実はソ連要素というのは結構表面的なもので、本質はSFです。
Atomic Heartの公式サイトを見ると、FalloutやBioShockなどのゲームから影響を受けている、とはっきり書かれていて、僕自身は未プレイなんですが、BioShockプレイしてるとBioShockっぽいという印象になるようです。
進めてくと、バビロフコンプレックスという最初のステージが結構続きます。「このゲーム、この建物を拠点にぐるぐる回るタイプなのかな?」というぐらい、ミッションが続きます。
ただご安心ください。
このゲーム、結構ボリュームあります。
ゲームやってた途中で思った正直な感想は
「このゲーム、出オチかと思ったら、思ったよりボリュームあるな」
でした。
戦闘は序盤は難しく、中盤以降はぬるめ
僕自身がそんなFPSゲーム上手くない勢なので、序盤の戦闘はハードコアに感じました。
右手に物理武器/銃を持って、左手のグローブで超能力的な攻撃、あと電撃(SHOCK)でスタンさせるというのが主人公の基本的な攻撃方法です。
防御の手段はガードがなくて、ドッジアクションという回避行動でひたすら避けます。
電撃でスタンさせて、グローブの特殊能力を食らわせつつ、右手の武器でトドメというのが開発サイドが推奨してる上手い戦い方です。
僕は結局アイテムをめちゃくちゃ集めて、能力強化&武器強化をMAXまでやって、最後は物理武器ゴリ押しで全クリまで行きました。
クラフトできる武器が強いので、新武器手に入れると戦いが一気に楽になりますね。
謎解きとSASUKEアクションがストレス
このゲームの要素は主に三つで、戦闘・謎解き・SASUKEです。
SASUKEアクションは、カッコよくいうとパルクールアクションとかゆうらしいんですが、手すりにつかまったり、ジャンプしたりで高いところを飛び移るアクションです。
戦闘だけだと飽きるので、こういう戦闘以外のゲーム性あるのはウェルカムなんですが、Atomic Heartはここがストレス要因でした。
謎解きなんですが、ヒントなくて、とにかく総当たりでガチャガチャやって解く、みたいなパズルが多くて、謎が解けた爽快感みたいなものがあまりなかったです。
SASUKEアクションは、操作感がとにかく悪くて、着地したと思ったらスベったり、飛び移ろうとした手すりに微妙に届かなかったりでストレスが溜まりまくります。
テスティンググラウンド(試験場)が虚無
ゲーム中盤にテスティンググラウンドというオプションステージが出てきます。メインストーリーとは関係なくて、ステージをクリアすると武器の強化要素が手に入ります。
ここをどのぐらいやってるかでこのゲームへの評価は変わると思います。
僕は全テスティンググラウンドやりました。
マジの虚無でした。
何がよくないかというと、謎解きとSASUKEアクションが中心になって、なんなら本編よりちょっと難しいぐらいの難易度になってるんですよね。
個人的にはテスティンググランド2が一番キツかったです。
全部潜って、全部マジメにアイテム取ったので、めちゃくちゃアイテム余ることになりました。楽しくこのゲーム遊びたければ、テスティンググラウンドは1〜2個潜ればいいかな……と今となってみては思います。
でもMundfishには期待
ストレスポイントを並べましたが、ただこれ、Mundfishという会社の1本目のゲームなんですよね。
なので、難易度調整がヘタとか、ストレス要素があるとか、その辺は致し方なしかなと思います。
「ファーストリリースだから甘めに見たってや」みたいなことを言うつもりはないんですが、普通にナイストライだったと思います。
もっとインディーゲーム然としてリリースすることもできたと思うんですが、そうではなく、ちゃんと大手のAAAタイトル並のクオリティを目指して制作されたことは伝わってきました。
意外と王道だったストーリー
個人的にはもっと尖っててもよかったかな〜と思っています。ストーリーやキャラクターも意外と王道で、ちゃんとしてる印象でした。
エンディングはちょっとびっくりしました。王道で行くんなら、普通にハッピーエンドでも良かったんじゃないかなとちょっと思いました。
DLCが予定されてるらしいんですが、その辺の補完があるのか気になってます。
まとめ
そんな感じでした。
トレイラー見て、ビジュアルに強く惹かれるならプレイをオススメします。
欠点がないゲームとは言えませんが、僕は好きでした。
(了)
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