2021年ヤクルト指名予想

2021年ヤクルト指名予想

2019年、2020年と最下位が続いたチームとは思えない躍進ぶりで、首位を走っている。
その理由と今後への課題を考えながら2021年ドラフト指名予想をしていく。

チーム順位 1位
打率 2位 .257
得点 1位 556
本塁打3位 126
防御率2位 3.44
失策 4位 63
セーブ数 1位 37
HP数 1位 142
(10月3日時点)

山田の復活、村上の野球界の最年少記録を破る大活躍、塩見の成長に加え、助っ人2人と青木、中村(チーム2位の打率)で脇を固める打線は抜け目なく、得点が両リーグ1位というのも頷ける。

野手陣はセ界の火ヤク庫と呼ばれるだけ素晴らしいが、投手陣が崩れて敗れるというのが毎年のヤクルトのパターンだった。
しかし、今年は投手陣が防御率リーグ2位となる奮闘ぶりで、首位躍進を支えている。

先発陣では高卒2年目奥川がチームトップタイの8勝を挙げ、47イニング無四球で付け入る隙のない投球を続けているのが、大きなポイント。
小川も防御率4点台ながら、8勝を挙げ、投球回数も110回とチーム最多でエースの働きをしている。
41歳石川もベテランの粘りを見せ、防御率2.13は驚異的だ。

そして高橋奎ニは奥さんのともちんパワーで左のエース格となったのは今年の躍進の要因の1つだろう。

そして、先発陣より奮闘したのが、救援陣。リーグ1位のホールド数の清水(尚、登板数チームトップ、リーグ2位)を中心に今野、マクガフ、石山が主な面々。
清水は昨年に引き続きタイトルを取りそうだ。
5月いっぱいの活躍だったが、登板数は22と少ないが近藤は防御率0.96。非常に良い補強をした。

課題点としては
第一に投手陣の層が薄いことが挙げられる。奥川の活躍で若手が活躍していると見えるが、実はそうではなく、その他の選手の伸び悩みが投手層の薄さに影響している。

毎年期待されている寺島、金久保、原樹理は登板機会すら満足に得られず。
昨年登板が多かった長谷川も今年は4と激減。
近年即戦力投手ドラフトを敷いたが、戦力になれたのは大西程度。

吉田は15登板したが、防御率5点台とプロの壁に直面している。

野手陣の課題は高齢化と有望な若手野手が挙がる。
40歳の青木が今年も規定打席に到達するということは替えの効かない選手であると同時に、濱田と中山といった若手が怪我や不調で奪いきれなかったとも取れる。
高齢の野手は多いが、有望な若手野手が内山程度で、数が少ない為、若手に経験も積ませられず世代交代が上手くいかなくなる可能性が大きい。

よって継続的な優勝争いに来年以降も加わる為に、投手と有望な野手を取り続けていく必要がある。

指名予想は次の通り

ドラフト1位は投手になる。
高校BIG3の小園(市和歌山)、森木(高知)、風間(ノースアジア大明桜)か即戦力左腕の隅田(西日本工業大)、佐藤(筑波大)、社会人No. 1投手の右腕、廣畑(三菱自動車倉敷オーシャンズ)が候補になる。

しかし、有力な左腕が少なく、寺島、長谷川、山野らに刺激を与える為に隅田か佐藤に入札したい。佐藤は怪我をしてる為、指名を避け、隅田になりそう。
奥川との将来の2本柱として高卒ながら完成度が高い点で似ているタイプの小園を選ぶかどうかも注目だ。

外れた場合は大のヤクルトファンで名前の敦也の由来は古田敦也から取った廣畑か左腕の山下(法政大)、黒原(関学大)が残っていれば是非指名したい。

ドラフト2位でも投手陣の薄さを軽減できそうな即戦力級の赤星(日本大)、三浦(法政大)、鈴木勇斗(創価大)、椋木(東北福祉大)が最適。

ドラフト3位では
ネクスト山田として池田(国士舘大)を取りたい。山田は今年復調したが、今後全試合フル出場は難しくなる。怪我した際には去年のようにヤクルトのストロングポイントが抜けてしまう。
そして次世代のセカンド候補は武岡や長岡になってくるであろうが、どちらも左バッターなので、右でセカンド、サードも守れ、次世代の主軸になり得る選手の池田を3位で確保したい。

ドラフト4位にはネクスト青木になるような川村(仙台大)か藤井(NTT西日本)が取れると外野の層が厚くなり、青木への負担も減るだろう。

ドラフト5位〜6位では高卒の右と左投手をそれぞれ獲得し、将来の投手陣に厚みを持たせたい。右腕では深沢(専大松戸)、市川(関東第一)、左腕では秋山(二松学舎大附)、羽田(八王子)、代木(明徳義塾)らが候補。

あと数試合で優勝が決まるがその前に11日に運命のドラフトが始まる。

以上

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