モジュール設計について4

過去の資産の流用という意味ではナレッジに似ている。しかし混同するとナレッジとしては物足りなく、モジュールとしては情報量が多すぎて使いづらいものになってしまう。
ナレッジは意思である。物事の判断はゼロとイチのあいだを決定することの繰り返しで、何を基準としたかがナレッジになる。余談だが明確な基準が無くても構わない。最初から明確な基準が出せることは稀である。
モジュール設計では、具体的なインプットとアウトプットが文言として明確になっていれば良い。すなわちそれがメタ情報になる。
ひとつの回路図に対してひとつの基板データがある。それはそのとおりで、システムとして考えればメタ情報として正しい。
しかし、個々の回路ブロックに区切って扱えばモジュールになる。
最初は個人の範囲内でモジュール設計をおこなえば良い。その回路ブロックが正しく設計できているかどうかは議論してはならない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?