“第1回 質問大賞”という名盤
'90年代に最も聴き込んだアルバムのひとつ。フリッパーズギターのオザケンじゃない方の人のソロ第1弾である。
兎に角完膚なきまでに音がお洒落。全ナンバーに渡ってメロはキャッチーだしグルーヴは畝りまくるしアレンジも神懸かっている。ヴォーカルが舌足らずのベビーヴォイスなのも好事家には堪らないでしょうw
このアルバムの功績は音楽図鑑として引用出来る点で、ソフトロックを基調にR&B、ファンク、アシッドジャズにボッサと、聴く者を飽きさせない。真の音楽愛好家の皆さんは鼻白むかもしれませんが、私にはこういうので十分なんですよ（井之頭五郎風）。元ネタを知っていれば「アレだ！」と楽しめるし、知らなければ新たに音源を求めるしで、リスナーもソフト業界もwin-winなのですw ここからフリーデザインやカーティス・メイフィールドに嵌った私が断言いたします（ジャミロクワイは先に知ってた）！
ソロ転向1作目にして燃え尽きてしまった感はあるけれど、この1枚によって“天才・小山田圭吾”の称号は消えることなく語り継がれるでしょう。
