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名曲の陰に“The 5th Dimension”あり

大凡好きな音楽(アーティスト)との出会いはひと耳惚れである。何故かそこだけは幼児期からブレていない。
初めてひと耳惚れしたのは理容室のラジオから流れて来た中尾ミエの「片想い」。日本の歌謡曲であることが幸いして “中尾ミエ”と“片想い”のワードは鮮明に記憶に刻まれ、時を経ても探すことが可能だった(原盤よりカラオケに辿り着く方が早かったw

片想い/中尾ミエ/1971
https://www.dailymotion.com/video/xbad3w

ほぼ同時期に幼児の耳さえも釘付けにする洋楽(ジャンルはソウルになっているが個人的にはソウルテイストの入ったソフトロック・ポップス系と認識している)グループがあった。グラミー賞を2度受賞し、EXPO'70にも招かれた“The 5th Dimension”だ。
こちらはひと耳惚れこそ無いが男女の混声が美しく、どのヒット曲も耳に残ったまま未だに忘れられない。

そして、この2つが自分の中で紐付けられたのは令和元年のこと。
Apple Musicに登録して洋楽がほぼ聴き放題になり、The 5th Dimension を片っ端から聴く過程でこんな曲に出会った。
いや…まんまアレンジが「片想い」ですやんw 正確には「片想い」がこの曲にインスパイア()されてますやんw

Let It Be Me/5th Dimension/1969/リード・ヴォーカルはビリー・デイビス・ジュニア
https://m.youtube.com/watch?v=SzK5hVNROmg&t=0h0m1s

更に正確に言えば「片想い」のオリジナル版は1969年に槇みちるのシングルB面として発表されており、中尾ミエ版はカヴァー。流石にオリジナルを聴く機会は無いが、アレンジが変わっているであろうことは何となく想像出来る。
我等が「ウルトラマンレオ」の川口真先生の素晴らしいセンスにスタンディングオベーション!w

この他にも The 5th Dimension にインスパイア()された楽曲は枚挙に暇がありませんが、その話はまた別の機会に…