Doll
2本目の曲話です。
2曲目にアップしたDollという曲について、話します。
まず以下 歌詞です。
マリオネットが糸切って意思持ち出して
記憶の糸手繰り寄せ僕は誰だっけ
頭の中はスポットライトまみれ
舞台の上で歌うディーヴァのドレス
ねえ きいて
オペラグラスが覗く君の手とランプ
火がついた恋は容易に消せない
時計の針が一回転とあとわずか
舞台狙う視線はどこを見てるの
ねえ 見て
ドール 踊り疲れた黒ドレス
ドール 糸が切れたように眠り
ドール あなたが隣に来ることを
今か今かと待ちわびているわ
プラスチックのハートが今日も痛くって
後悔の海潜って息を止めてみる
残念無念悲しい意思がこぼれて
磔になる僕の胸は痛くって
ねえ なぜ
石を投げれば痛がる子供のおもちゃ
燃やしたところで死にゃあしないから大丈夫
なんでナイフを持ちだしてくる ずるいぜ
君がした事 冥府の底で数えろ
Oh Yaer Ah Ah
ドール 足掻き疲れたこのゲイム
ドール あたしが悪いのかしら
ドール 考えたところで意味はない
燃え尽きるなら燃やし尽くしてやる
Ah
Your Doubt Your Doubt Your
1,2,3,4！
以下初音ミクによるアジテート
ドール 笑い疲れたプラモデル
ドール 糸が切れたように眠り
ドール あなたと狂い踊るのを
ああ待ち望んでいるの
ええ
この曲はサビではなく、Aメロの
マリオネットが糸切って意思持ち出して
という部分から始まりました。
最初は、ブラスのパラッパしたフレーズをイントロに嵌めて、ハイテンポなブラスフィーチャーのジャイブにしようとしていたのですが、挫折。
その代わりで、スティックヒットから、ドラムの ッドガドで頭の悪いギターのリフへ繋ごうと思いました。
このドラムはTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTというバンドのバードメンという曲の冒頭をイメージして、そのままテレキャスでズゴーンと突っ走って行きたかったのです。
そして、感情全開でOh yeah！とシャウト。
そこからは、ズチャズチャズチャズチャとドラムが鳴っているのですが、基本サビ以外はスウィングでハットがなって2、4拍にスネアがいます。
これはスカパラの火の玉ジャイヴの影響がかなり大きいのかなと製作時から思っています。多分、脳内では中村達也さんバージョンのジャイヴが鳴ってます。ベースも同じように、ジャズっぽく4つですね。基本はアルペジオです。ブラスは、煽りというよりボーカルを食いに来てます。
トランペットは64分くらいでリップスラーの装飾音を付けまくって後ろを強くして、足らなくても無理やり息突っ込んでハイトーンを力づくで鳴らしてる感を出してます。
ギターは、スウィングの裏拍が欲しかったのですが、うまく弾けなかったので表も弾いてます。
ただ、今のダーティな曲調になったのはこの歪んだ常に鳴ってるサイドギターのおかげなので結果オーライです。
歌詞は、当時の進まない就活への苛つきが思い切りこもった曲になります。
ドールが、自分。ドレスはスーツですね。
踊り疲れるのは学生生活です。
あなたは、救いですね。解放?という方が近いかと。
ただ、男の曲をミクさんが歌ってるのは嫌なので反転です。
そんな感じでメッセージフルなこの曲ですが、今の私としてはギターのミックスやチューニング、ボーカルの調声が今の基準より一歩甘かった曲になってしまっています。もっとボーカルもしゃくりあげたり出来た(当時は両方技術無かった)
やり直すというよりは再構成したいですね。
影響受けまくって、自分のモノにして再構成したって意味で私らしい曲と言い切れます。
初音ミクによるアジテートは、バンドが出来なくて埋めるようにスカパラの動画ばっかり見てた私が冷牟田さんに憧れすぎてクドくなったのですが、がなってオーディエンスを煽るイメージです。どちらかと言うと中野良恵さん(EGO-WRAPPIN’)がライブでスカパラとコラボしたマライの號に近づいてしまった感じですね。
ただ、今までで最もMVに手を掛けた曲ですね。
イラストを担当してくださった薪さん(現 ﾅｺﾞﾐﾔさん)がPiaproで曲を聴いてイラストの制作を申し出てくれた事が僕のP生でトップクラスに嬉しかったことでした。素材も瞬き差分まで頂いてしまい、動画はオーバーワーク気味でした。
オペラカーテンの幕開けは元々の絵を編集して切って描いてってしてあの状態にしてるのでその時点で結構ツヨツヨ感がキテました。
真剣にカメラワークを使って、合成や文字配置、ペイントソフトを駆使して、MVとしては序盤のズレが気になる以外は最高に近い出来と感じています。
以下リンクとファイルです。
ﾅｺﾞﾐﾔ様
https://twitter.com/__ngmyanz
私ことToro
https://twitter.com/Limonel3
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？