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伝説のおんな②

子供がまだ幼稚園くらいの頃でそのとき私は専業主婦でした。

なんだかいつももやもやしていて、ストレスを抱えていた。


歩いて10分くらいの公園で毎日、ラジオ体操をされている。という情報が入り

私と子供で参加してみようと思った。


そしてどうせなら。と

家から公園までの道にあるゴミを拾いながら歩き

公園内にあるゴミも拾った。


ラジオ体操は、365日やっている。と聞いてビックリした

夏休みだけだと思っていたからだ。


毎日、ラジオ体操をする前に

ゴミを拾い

さらに園内トイレ横にある道具入れにある竹箒で落ち葉を掃いた。


キレイになってからラジオ体操をするととても気持ちがよく

自分のもやもやも少しづつ晴れたような気がした


竹箒で掃いていると

声をかけてくれる人が増え

私の親の年代の方々が

「お子さんいい子に育つよ」と声をかけてくれ

涙がでるくらい嬉しかった

竹箒を購入してもらえ6本になり

一緒に落ち葉を掃いてくれる人が増えた


「あなた偉いね!」ってお菓子をくださる人がいたり、

「もし、仕事したかったら声かけて」と言ってくださる人もいた。


そうこうしているうちに、夏休みになった。
それまでは、じいちゃんばあちゃんメインのラジオ体操だったのに

早起きの子供たちが参加してくれて賑やかになった。

でもなにか足りない。

ラジオ体操で思い出すのは紐がついているカードを首から下げて
それにスタンプを押してもらえること。

スタンプが埋まっていくことがとても楽しみだった。
スタンプ欲しさで毎日、早起きをして参加していた。

そんな純粋な時があった(←遠い目)

そんなカードが今はないんだろうか?
調べたら郵便局でもらえる。ということがわかり、さらにダイソーで色々な種類のシールを買ってきた。

翌日から子供たちにカードを配り一列に並んでもらい
好きなシールを貼ってもらった。

もうこれが大好評で 笑

その列はどんどん長くなった。

そのときのことを今でも娘が思い出して「あのとき、母ちゃんの前にすごい行列になったよね(笑)」と
嬉しそうに話してくれる

小さな頃のことなのによく覚えているなぁと思う。

あの頃、家庭がうまくいかなかったのか
子供がわんぱくすぎていて悩んでいたのか、そのもやもやが何かは思い出せないんだけれど

自分が自ら動くことで何かが変わる。
それを掴んだことが大きなことだった。

だから私はきっと
どこでもやっていけるんだ。

まず、ゴミを拾うこと。

そうすれば必ず同じ意思を持つ人たちが近づいてくる

拙い文章ですが楽しみながら 続けていきたいと思っています🍀感謝です☆