新型コロナウィルス雑記:GoToキャンペーンもやもや

 私は旅が好きです。最近は控えているけど、特別感のあるたまの外食も好き。家族でいろんなところに旅して、いろんなものを食べて、限られた今という時間に、子供たちとたくさん経験を共有したいのです。

 だけど、GoToキャンペーンについては、この数日間モヤモヤさせられっぱなし。このモヤモヤが自分の中で複雑でつかみ難いので、ざっくばらんに言葉にして書き出してみることにしました。

 まず、いろいろモヤモヤしているのではあるけれど、今後、行きたかった旅行を実際にしたとして、それに対して申請すれば補助金がもらえるのであれば、私は必ず申請する。と、思います。
 今後の収入がどうなるかもわからない不安なこのご時世、今の経済状況に関わらず、もらえるものは、恥ずかしがらず正々堂々ともらうべきです。
ただし、補助金ありきで旅行の計画を立てることはしない。ということも決めています。

 じゃあ、何にモヤモヤするのか。

 モヤモヤのきっかけのひとつは、ラジオで聞いた高校生のコメントがあります。「春休みは長かったけど家の外に出ることができず友達にも会えず学校が再開したら今度は夏休みは1週間しかない、修学旅行も中止、受験の見通しも立っていない、楽しみを全部奪われておいて不安だらけの中、GoToキャンペーンってなんなんだ」と。もうひとつ、今度は別の学校の教員の方の「世の中には修学旅行が生まれてはじめての旅行、という子どもも少なからずいる中で、それを奪わないでほしい」という言葉。うちの長男の小学校でも、毎年行っていた宿泊学習の中止が早々に決まっていました。そんな中での、GoToキャンペーン、本当に、なんなんだ。

 また、自分の気持ちを言いますと、今、ぼくらが旅に出る理由、原動力としてほしいものはお金ではないのです(もらえるならもらうし、もらえたら嬉しい、としても)。
むしろ、「いいんだよ、堂々と旅行に行ってもいいんだよ」という言葉、お墨付きであって、その根拠となる安心なのだと思うのです。

 全国的に新型コロナウィルスの感染者が増加している中で7月22日に始まろうとしているGoToキャンペーンは、「全然今は安全じゃないんだけど、自己責任で、リスクを冒して旅行に行く人に補助金を出すよ」っていう制度ですよね。全くもって安心安全の保証にはなっていないのです。それとももうすっかり日本は新型コロナウィルスの心配なく旅行しまくっていいのでしょうか?そう言われているのに、私の理解力が足りず、そう言われている気がしないだけなのでしょうか?

 むしろ、行きたい人は補助金が出なくたって、旅に出るのです。旅に飢えている私たちは、「行っても良い」のであれば、いてもたってもいられずに、すぐにでも旅にでるのに、「行っても良い」理由の説明がないまま、無理して旅に出た人にお金を出す制度をスタートします。と聞こえてしまうのです。なんて、、、なんてキャンペーンだ!

 そして、GoToキャンペーンの補助金対象にもモヤモヤしますね。
まず、小さな個人経営の宿泊施設などはほぼ対象にならないようです。私が内装を手掛けた民泊はもちろん対象外。また、自分で時間をかけて比較検討して手配した航空券やレンタカー代も対象外。しかし、旅行代理店がパックツアーとして販売している商品であれば、まるっと全体の金額が対象になるらしいのです。
このパックツアーって、基本的には原価が見えないから、旅行会社が補助金が出るのをいいことに、通常より高めの設定にしてしまっても、お客さん側にはわからない。ちょっと上乗せしよ、、、なんて操作をしてボロ儲けできる可能性があるわけです。価格の増減を簡単にできない交通系の会社や宿泊業者はいつも通りの売り上げにしかならないのに、旅行会社ばっかりが儲かる仕組み。あとはこの補助金の手続きの仕組みを作ったり代行したりする下請けの業者さん。今回もいつもの国と仲良しの会社さんに頼むのでしょうか。

 そう言えば、自民党の二階俊博幹事長が、全国旅行業協会(ANTA)の会長を務めているらしいじゃないですか。これが利権ってやつなんですか。ちょっと話がそれますけど、自民党の人たちは政治家の仕事が自分の関連団体や地元にだけえこひいきしてお金を回すことだって考えているのだなって感じてしまうのです。そうやって票を集めてきたのでしょう。でも、自分を応援しているところにだけお金を引っ張ってくる政治の動かし方は、どうしても少数派、弱者を見落として不公平になってしまう。そういう人たちの声を拾おうという人に政治家になってほしいのにな、、、。

 昨日(7月16日)、世論の反感を受けて(?)GoToキャンペーンの対象から東京発着の旅行が除かれたことにもモヤモヤしています。それって、出発する場所を東京と以外にすれば補助金がもらえてしまうのか?東京在住でも、実家の茨城の住所で申し込みした成田発の旅行なら対象になるのかしら?ちょっと考えただけでも抜け穴が多すぎるし、真面目な人ほど馬鹿を見るような制度になりかねないのです。
 これは、言っていることとちょっと矛盾しちゃうかもしれませんが、GoToキャンペーンがあるからと、この夏休みに、ちょっと背伸びしていつもより高いホテルを予約した東京在住の方々は、ガックリと肩を落としていることでしょうね・・・。キャンセルすることすら検討していることでしょう。振り回されてしまった・・・と感じている人も少なくないはずです。それが東京発着だけ、ということが不公平感半端ない、と思いませんか?

以上、だれ宛にでもなく、頭の中の整理のためにモヤってみました。結果、特に整理はされませんでしたが。

まとめ:もう安心して旅に出ていいなら、はっきりそうだと言ってください。無理ならやっぱりGoToキャンペーンは延期にしてください。どうしてもやるなら地元のお店や宿泊施設を利用した時に補助金が出るような方針で仕組みを充実させましょうよ。

はい、雑記でした。

追記:7月19日
chikirinの日記の「Go to キャンペーン大混乱について」という記事がとても分かりやすいです。読んだらモヤモヤが完全になくなるわけではないですが、このキャンペーンの成り立ちが理解できるだけでもだいぶスッキリするものです。自分は自分の中のモヤモヤを言葉に出すだけで精一杯で、なかなか自分の子供にわかるように仕組みを説明できるところまで整理できていないな、というそのジレンマにもモヤモヤしていたのできちんと言葉で説明があることは大変ありがたい限り。GoToキャンペーンがどうであれ、旅に出たい人は、その地域を、観光業を応援したいという思いも持って、できる限りの感染対策をしつつ、しっかりお金を落としに行きましょう。



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