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プロ塾講師が教える「学力の上がる子」の共通点

今まで何百何千という塾に通う子を見て、たどり着いた結論の一つが「物を大切にする子は学力も伸びる」である

先日、あるプロ野球選手がチャンスに三振してしまい、ベンチでバットを叩き割ったそうな。
https://hochi.news/articles/20210408-OHT1T50000.html

これには色んな意見があるだろうが、私はこう考える。
「バットはもうこの選手を助けてくれないだろう」と。

◆神はいる

八百万(やおよろず)の神、という言葉がある。
あらゆるものに神は宿っているという考えと思えばよろしい。

道具というものは、人間が便利に生活をするために存在する。人間を助けてくれるものだ。
だから我々はそれに感謝すべきだ。普段何も考えずに使っている自転車、靴、トイレ、メガネ、布団など。もし無くなったらどうだ。困るだろう。
だから感謝の気持ちをもって使うべきだ。

私は塾の生徒にこう言っている。
「トイレ掃除は最高のお手伝い。兄弟姉妹にやらせず絶対に自分がやれ」
「自転車で塾から帰宅したら、今日もありがとうと自転車に言え」

まぁ9割の子はやらないんだよね。私も中学生の時分ならやらなかっただろう。なんかキモイし面倒。

でもやる子はいるんだ。私なんかよりよっぽど大人だ。「素直」なんだよ。
で、そういう子はまず間違いなく成績がいい。素直さで、物を大切にする気持ちを持てるようになる。

自転車にありがとうと言って、自転車が意思をもって危険を回避してくれるとは思わない。でもそういう気持ちを持つ人間は、自転車を大切に扱う。だから危険な目に遭いにくくなるのだと思う。

いらいらしたからと物に当たってはならない。その道具に助けてもらえなくなる。

なお、いらいらして他人に当たるのは最悪。助けてもらえないだけでなく、キミに害をもたらすようになるかもしれないよ。
ケースにもよるけど、「自責」という言葉が腑に落ちるようになればキミは大人だ。

物を大切にするということは、味方を増やすということ。

まずは身の回りの物を置き場所を決める
これから始めてごらん。

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