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一筆入魂【0671〜0680】

0671/1000「イライラするなら、万能感を手放せ。様々な失敗体験や挫折体験を積むと、万能感を手放すことができる。」



人間の心の働き、人や動物の行動を研究する心理学の話。
心理学の第一人者ユング博士は、すぐにイライラしたり、腹を立てる人には特徴があると言っています。
その特徴の一つは、「思い通りにならないことへの耐性」が脆弱化していると挙げています。
自分の思い通りにならない、コントロールできないことに対する耐性が弱いことが挙げられると、ユング博士は言っています。
この思い通りにならない耐性が弱いと、すぐにイライラしてしまったり、相手を変えようとしたり、コントロールしようとする。時には怒りを爆発させることがあります。これでは、人間関係で成り立つ世の中でお互いが幸せを感じるような関係を築くことはなかなかできません。 
逆にこの「思い通りにならないことへの耐性」が強い人は、思い通りにならない状況の中でも、相手のことを尊重しながら、対話の努力を建設的に続けていくことができるので幸せで豊かな人間関係を築くことができると言っています。
 
操作主義と言われて久しい昨今ですが、現代人の多くはこの耐性が脆弱化しているといわれています。

昔は寒いときは、たき火にあたって寒さをしのぎました。
そして、たき火や火鉢からストーブが登場して、やがてエアコンとなりました。
暑いときには、人は日陰で涼しみました。
そしてうちわから扇風機、そしてエアコン。
リモコン一つで部屋の温度を思いのままコントロールすることができる世の中になりました。
通信手段の発達も上げられます。
糸電話、有線電話、ポケベル、インターネットにより、瞬時に地球の裏側の人たちと繋がることができます。
時代が革新的に進み、制約を次々に取り除いてくれました。
こうして私たちは現実を思いのままにコントルールできるような万能感を抱くようになりました。
その結果、思い通りにならないことがあるとイライラするようになったといわれています。
 
この思い通りにならない耐性を取り戻すためには、失敗体験と挫折体験が大切であると心理学者のユングは教えてくれます。
人生において様々な失敗体験や挫折体験を積むと、万能感を手放すことができ、コントロールできないものに対する謙虚な姿勢が身に付き、精神的に成長し成熟していくことができるといわれています。

「コロナ」からのメッセージは、そんな万能感を手放なし、人類が精神的に成熟する機会。

0672/1000「人生とは、出来ることに集中することであり、出来ないことを悔やむことではない。」

集中すべきは
・楽しいこと
・大切なこと
・好きなこと

出来ることに集中し、それを進化させ、人に必要とされると、人生はうまく回り出す。

0673/1000「小鳥が空を飛ぶために生まれてきたように、人間は幸福になるために生まれてきた。」

人が生まれてくるのは、なぜか。

人は、魂と心と肉体で出来ている。
人は、魂を進化させるために、肉体を使って、世の中の人々の役に立つ道具として、心を磨いていく、と考える。

人々の役立つ道具になるためには、
・全ての出来事は中立と位置づけ、
・時と所を考え、
・思いやりと誠実な心を持って、
・直感力を磨き、
・人のために行動する。

つまり、周りの人を笑顔にして、自分の魂を鍛え上げるために私たちは生まれ、幸福になるために生まれてきた。

今日はそんなことを考える日。

0674/1000「学習はコントラスト。」

不幸があるから幸せがよくわかる。
病気をした人は健康を大事にする。
魅力的な人は陰と陽の両方を体験している。

「惠蛄(けいこ)春秋を知らず」という言葉が中国古典にあります。
惠蛄とはセミのことで、ひと夏、精一杯生きたセミは春と秋を知らないという意味ですが、もう少し掘り下げれば、春と秋を知らないということは
セミは夏を生きているということを知らない、ということを意味しています。

苦しみを味わうからこそ、本当の楽しみがわかるものです。

0675/1000「はっきりした目的があれば、人は疲れません。楽しみがあれば、脳は疲れない。楽しみと目的こそパワーの素。」

目的とは何のために。
目標とは何を目指すか。
目的がなく、目標だけを追いかける人生は時間の浪費だ。
ワクワクするような楽しめる目的を設定すること。

0676/1000「面白そうなことにすぐに反応できるか。それが面白い未来を引き寄せるコツである。」

0677/1000「自分の道を進むべし。他人には好き勝手なことを言わせておけ。」

自分に合わない仕事は一秒たりともしてはいけない。
石の上にも3年というけれど、石の上に3年もいるとケツが痛くなる。
自己本意な居心地の良い環境に身を置いて、自己成長がないばかりか、茹でガエル状態になるのがオチ。

0678/1000「つらい気持ちは心の筋肉痛だ。」

つらい経験はメンタルを強くする絶好のチャンス。
筋肉が強くなるメカニズムは、筋肉に強い負荷をかけてトレーニングをすると筋繊維が破壊される。ハードトレーニングをすると筋肉痛になるのは筋肉の繊維が切れてしまったからだ。
切れた繊維は一定期間経つと修復されるから心配無用。しかも元の状態に戻るだけでなく、次は強い負荷にも負けない筋肉になろうと破壊される前よりも太くなる。
これが筋肉の「超回復理論」と呼ばれるもの。

メンタルが強くなるメカニズムも超回復理論とほぼ同じ。
負荷をかけないのに心が強くなる事はない。
心が壊れるほどの辛さを味わい、そこから回復する時、心は強くなる。
つらい気持ちは心の筋肉痛なのだ。

筋肉痛になると「よしよし、これでまた筋肉が強くなる」と言い聞かせ、
心が挫けそうになったら「ラッキー。これでまたメンタルが強化された」と歓迎する。

よし、今日も筋トレしよう。

0679/1000「お金に嫌われる使い方は3つ。」

1.ギャンブル
2.贅沢・華美
3.貯め込む

以前はかなりのスロッターだったが、通う時間がなくなってすっかり縁を切った。
服装、髪型、車、ゴルフ、特に興味なし。外食はもっぱら餃子の王将か、丸亀製麺。ポロシャツと短パンとビーチサンダルを愛用。
10万円の給付金は家のローンと税金関係で吐き出した。
だから、諭吉さん、よろしくです

0680/1000「仕事で悩んだら遠くへ行きなさい。仕事が小さく見えて全体が見えてくる。不調和の原因が見えてくる。」

人生に迷ったら、遠くに旅して自分を振り返ることは大事なこと。
国内観光需要喚起を目的とした「Go To Travelキャンペーン」が開始された。
素晴らしい景色を見て、美味しい料理を食べたら、自分の悩みの小ささに気づく。
だけど、これだけコロナが拡大している昨今、のんびり旅行はどうかとも思う。
たまには近場でキャンプ、焚き火して、アフターコロナの生き方を考えたいなぁ。

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