ヴァルキリーに秘められたベイブレードバーストの歴史と魅力
今回は自分がベイブレードバーストで最も愛しているヴァルキリーとベイブレードバーストの歴史を振り返ってみようと思います。
祝!アルティメットヴァルキリー発売!!
2021年12月11日、ダイナマイトバトルシステムからセイバーヴァルキリー以来の二機目のヴァルキリーが発売されました。
それがアルティメットヴァルキリーです。
このヴァルキリーの特徴はわざわざ説明する必要もなく知っている人の方が多いかもしれませんが、要は初代ヴァルキリーからセイバーヴァルキリーまでの8つのヴァルキリーの力を一つにしたいわば"集大成のようなヴァルキリー"です。
どこにどのヴァルキリーの要素が採用されているかをわざわざ自分が解説するより、この芸術ともいえるヴァルキリーを実際に買って眺めながら当時のヴァルキリーと時代のベイブレードバーストを懐かしむ方がきっと大事で、きっとそれもこの商品のプレイバリューのうちだと思います。
そのため今回私にできることはベイブレードバーストに触れたことのあるすべての人が正しくエモさを感じれるサポートに回りたいと思います!(笑)
ベイブレードバーストは歴代ヴァルキリーと共にあった
ベイブレードバーストが商品化されて最も初めに発売された時から、ヴァルキリーはバーストというシリーズを最前線で支えてきました。
途中主人公の座を譲ったにもかかわらずいつまでも主人公のように進化し続けるヴァルキリーの姿をずっと見守ってきました。ここまで大きくなったヴァルキリーを改めてみると親さながらの気分です(笑)
だいぶ前置きが長くなってしまいましたが、それぞれのヴァルキリーとその時代のベイブレードバーストについて解説していきます
1.ヴァルキリー
最初に紹介するのはもちろん初代ヴァルキリーです。
この時のヴァルキリーはほかのヴァルキリーと異なり、刃の向きが逆を向いているのも大きな特徴と言えるでしょう。
ドライバーはまさしく最初のアタックタイプにふさわしいアクセルドライバーとエアダクトを内蔵したウィングディスクが用いられました。
数年前に発売されたメタルファイトベイブレードとは異なり、明らかに取っ掛かりの大きい形をしており、バーストという勝ち方をより多くの人が楽しめるように工夫されていたことが見て取れるのではないでしょうか。
2.ビクトリーヴァルキリー
次に紹介するのはバーストフィニッシュの次に革新的な発明とも言えるビクトリーヴァルキリーです。
ビクトリーヴァルキリーの大きな特徴は大きくなった派手な三枚刃もありますが、何といっても主人公と共に成長するベイブレードを商品として再現した事が何よりの注目ポイントだと思います。
個人的にも最初に触れたヴァルキリーであり、ヴァルキリーを使い続けるキッカケになったのもこれだったので、とても感慨深いです。
成長するベイブレードと呼ばれる由縁はこのドライバーにありました。
ヴァリアブルドライバーはラバーのスパイクに様な形のドライバーで地面を蹴って高速でスタジアムを回りますが、そのラバーのスパイクが使い込むことによって擦り減り、太いスパイクの段に軸が切り替わる瞬間があるのです。
これによりヴァルキリーはより高速で暴れまわるようになり、その変化こそがブレーダーと成長するベイブレードなのです。
3.ゴッドヴァルキリー
ゴッドヴァルキリーは主人公機においては最後のヴァルキリーです。
ゴッドシリーズはデュアルシリーズ以前と違い全てのベイブレードに特殊なギミックが必ず搭載されているというシリーズでした。
毎月コロコロを読んでは『こんなギミック本当に再現できんのか?』と思いながらもその想像を良い意味で裏切られ続けるとても楽しいシリーズでした。
そんな中ゴッドヴァルキリーにも後半から暴れまくるリブートドライバーやバウンドアタックが搭載されていました
しかし、何より特徴的なのはベリアルやアキレスのように追加パーツで進化する主人公機というところです。
追加パーツをつけていくというアイデアはゴッドヴァルキリーから始まっており、コロコロ付録や電動スタジアムなどに付属するパーツを全て集めることで、撃ゴッドヴァルキリー完全体となるのです。
ゴッドヴァルキリーを見ると必死でパーツを集めた記憶が蘇ってきます(笑)
4.ウィニングヴァルキリー
主人公の座を明け渡して最初のヴァルキリーが、このウィニングヴァルキリーです。
メタルを搭載した超絶ベイを見て、メタルファイト世代は歓喜したことでしょう。しかし、ゴッドヴァルキリーとは打って変わりギミック等は控えめでした。
それと引き換えにボルカニックドライバーによる高速な動きと高い位置からの重い攻撃で純粋な強さは言うまでもありませんでした。
この辺りからベイブレードの重さなど、インフレが始まったのではないかと思います。壁に何度も当たることで3枚刃がだんだん丸くなっていく現象も発生してベイブレードの消耗品化が進んだのもこの頃でした。
5.超絶ヴァルキリー
このベイが発売された時、ベイブレードバーストは終わるのだと覚悟しました。
超絶覚醒は超絶レイヤーシリーズの年度後半に登場したギミックで超絶スプリガン、超絶アキレスが同様のギミックを持っていました。
その強さは単純明快で強いシュートによってバーストロックがかかることで、自信がバーストするリスクをほぼ0にして積極的に攻撃ができるのです。このギミックが強すぎて、ベイブレードバーストの集結を覚悟したのです。
この辺りから、ヴァルキリーとスプリガンの待遇がおおよそあからさまになってきました。
6.スラッシュヴァルキリー
6つ目はGTシリーズからスラッシュヴァルキリーです。
スラッシュヴァルキリーはよくも悪くも、原点回帰、よくも悪くもヴァルキリーが帰ってきたという印象でした。
スラッシュヴァルキリーはGTレイヤーシステムによるレイヤー単体の改造などの新要素はいくつかあれど、軽くてバーストリスクのあり、形も含めてビクトリーヴァルキリー要素を多く感じていました。
GTレイヤーはバーストの持つわかりやすさを少し捨てる代わりに、強さだけだけではないベイブレードの改造の楽しさを教えてくれるようなシリーズだったのではないかと思っています。
そこでヴァルキリーに求められた立ち位置が強さではない、攻撃する楽しさ、ハラハラを精一杯感じさせるというところだったのでしょう。
7.ブレイブヴァルキリー
7つ目は超王シリーズからブレイブヴァルキリーです。ブレイブとは勇敢という意味であり、このベイも勇敢にヴァルキリーが強いベイであるという事を知らしめました。
ブレイブヴァルキリーはかつてのヴァルキリーとはまた少し印象が変化し、重くて強いという印象が濃いように感じられました。
そもそも超王シリーズはGTより改造のわかりやすさの重視と低く重くというのがテーマだったように感じられ、シャーシというパーツでその二つ同時に達成しました。構成上バーストそのものが起きにくかったという欠点を除けばとてもアツいベイブレードが多かった印象です。
8.セイバーヴァルキリー
最後はセイバーヴァルキリーです。
現役の人はまだ記憶に新しいかと思いますが、セイバーヴァルキリーはギミックが多くレイヤー、ドライバー共にゴッドヴァルキリーを思わせるようなベイであったと感じさせられます。
削れて進化するレイヤー、後半に跳ねて暴れ回るショットドライバー、バウンド刃、いずれもゴッドヴァルキリーを連想しました。
ダイナマイトシリーズは、超王シリーズのバーストのしずらさを少し改善しつつも低重心なローモードと既存のディスクが使用可能なハイモードを搭載して互換切りをせずにより強いレイヤーシステム実現しています。
アルティメットヴァルキリーを触って思ったこと
アルティメットという名前にふさわしく、8つのヴァルキリー全ての要素をしっかりと取り込んだ素晴らしいベイブレードだと思います。
そして、ヴァルキリーというベイを好きになってよかったと思いました。ベイブレードバースト最初のベイとはいえ、当時はここまで優遇されるとは思ってもいませんでした。
何よりも、ぱっと見で自分の最も好きなビクトリーヴァルキリーのブーストディスクとヴァリアブルドライバーを意識されているというのが何よりも感慨深いです。
多くの人が肌感で感じていることではあると思いますが、ベイブレードバーストの漫画連載が終了し、ベイブレードバーストは一区切りつくかどうかというところにいると思います。
もし、今年ベイブレードバーストが終わったとしても自分は最後までヴァルキリーの最高の姿が見れただけで満足です。
それでも、また新しいヴァルキリーシリーズを手にする日が来ることを期待しています。
どちらにせよ今年度いっぱいは続くと思うので残りのベイブレードバースト ダイナマイトバトルも楽しんでいきましょう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?