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黙って手を動かす

人生楽しいこともあればそうでもない事もあり、見たい現実もあれば、見たくない現実もあるもので。
(特に登校時間を過ぎても、頑なに支度を始めようとしない我が子とか)日々健気に頑張っていても、心のメンテナンスは気をつけてるつもりでも、やっぱりわぁっとなる日がある。だって秋だし。

そんな時は黙ってなにか、没頭するのがいいと思う。私の最近の没頭する作業は籠である。使う頭は最低限。ただ編むのが心に良くて。

ただただ、ひたすら編むとあら不思議。実用品が出来ている。ただそれだけの事がとても心地よいのだ。この際、出来不出来はあまり気にしない。自分には限りなく甘く。使えるんだから良いではないか
と思う。

悩んで眠れない日があったら、難しい本を枕にして眠るのも良いけれど、逆手にとってとりあえず手を動かすのも良い気がしてる。悩みを整理して、解決に導くのはとりあえずちょっとスッキリしてからでもいいのかもしれない。

頭の中であれやこれやとこねくりまわすのが好きな方ではあるが、ずっと続けていると元気が無くなることもある。とりあえず、手を動かすのは元気が出る。要領は良くないので洗い物も洗濯物も掃除もたまるのだが、なにやら全速力で走った後のような壮快感が得られて、次の事を考える事ができる。

そういう事もあるのだな、と思いながら、カゴを編む日。

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