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一日一首2021

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本
単調な毎日を短調な三十一文字に切り詰める、2021年のまとめ。
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武勢みさき

一輪の老いたガーベラ飼っている　綿毛が巣立つまで世話を焼く

武勢みさき
武勢みさき
3年前
2

会話後の胸の痛みを急性の不定愁訴と思い込む歳

武勢みさき
武勢みさき
3年前
5

仕方ない。過去に拗ねられ未来から泣かれようとも今が楽しい

武勢みさき
武勢みさき
3年前
2

頑なに五人横隊崩さない女子高生の指揮官は誰？

武勢みさき
武勢みさき
3年前
1

生え抜きの偶像崇拝主義者らよ　崇めるために息の根止める

武勢みさき
武勢みさき
3年前
1

コンビニの光は優しい誘蛾灯　24時間離れたくない

武勢みさき
武勢みさき
3年前
2

自分でも軽く引くほど惹かれだす　熱し易くて冷め難い意思

武勢みさき

目に見えぬ壁に遠慮が要るものか　ペイント弾で撫ぜてあげよう

武勢みさき
武勢みさき
3年前
4

魂は三つ子のままであどけなさだけあの頃に振り捨ててきた

武勢みさき
武勢みさき
3年前
2

許された者の笑顔を面にして被れば、真似る手間も省ける

武勢みさき
武勢みさき
3年前
3

「一番だ」「一番だよ」と言われても、一番「良い」とは言われてないよ

武勢みさき
武勢みさき
3年前
2

夕暮れのロココな空にブランコを架けて星まで飛んでいきたい

武勢みさき
武勢みさき
3年前
1

ベストオブベスト何回選んでも常に笑顔の君が頂点

武勢みさき
武勢みさき
3年前
2

概念も人も、誰かに見つけられなければ、ここに在るとはいえず

武勢みさき