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一日一首2021

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単調な毎日を短調な三十一文字に切り詰める、2021年のまとめ。
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2021年3月の記事一覧

どうしてもつきたい嘘はひとつだけ 僕達ずっと友達だよね

1

やんわりと否定するより肯定で切られるほうがヒリヒリ痛い

1

あちこちを空っぽにして隙間風調律したの 一人と和音

3

ごめんねの代わりにありがとうばかり投げかけられてもう許せない

3

「出会うまで生きててくれて有難う」って私、まるで仇みたいに

どしゃ降りの中 傘さして紫陽花に水をやるのが君の“優しさ”

よしよしと猫はかいぐり撫でる手が、私のことは叩くのは何故

片時も離れられないとか言って実のところは空気扱い

後ろから背を追ううちは目が合わない 追いつく頃には正視できない

2

夏は雪 冬は桜を夢にみる 今を見ないで憧ればかり

2

誰ひとり私のせいにしないから 破いていっそ砕いてみたい

1

ここからは見えない淵の奥の奥 潜んで欲しい怖いのが良い

最後には手を離すんなら最初から繋がないでよ淋しいじゃない

2

褒められるためにするのは何であれ まるで褒められたもんじゃないよ