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一日一首2020

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三十一文字×365日更新を目論んだ、テキトーに丁寧な2020年のまとめ
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2020年7月の記事一覧

星が降る瞬間を皆知っているのにうつむいて夜空も見ずに

嘘をつく余裕も無しの真剣な顔で褒められ余計苦しい

1

神様のいちばん大きなおしごとは全てに終わりを用意したこと

1

前門の虎、後門の狼に挟まれてまだ餌付けにトライ?

1

汗飛ばし あわわあわわとうろたえる村人Aになりきってみる

2

明日まで耐える そしたらまた明日気を紛らわすのも明日のぼく

1

ナポレオンフィッシュのおでこに口付けて珊瑚色した夢を食べたい

「気にし過ぎ。案外誰も見てないよ」本当ですか?わたし、見てます。

4

判断は何故だか始終後回し 内うちで苦悶するだけなのに

人影の消えた構内「ああこれが新生活」いや終電過ぎてた

1

そこに立つ君は光じゃないんだよ 光が君を、輝かすんだ

待っていたつもりがまさか待たれてて あまつさえもう置いて行かれた

3

明日には明日の強い風が吹く 予想をすべて壊す嵐が

2

何度でもあいこを出せる仲だから勝ちたいときに勝たせてくれる