第5話うどんこ先生ガンガン日誌 さすがは主任さん!
快適な入院生活を送るために、男性看護師を味方に
つけることには成功したが・・・。
彼がお休みの時には、また新人さんたちの練習台に
なってしまうかもしれない。
強力な、しかもカリスマ性を持っている
看護師さんを味方にしなくては。
それは誰だろう?
あっ、いた! 病棟をまとめている主任さんだよ。
でもなぁ~。手術の前日に、私服に着替えて病室を
抜け出し、戻ったら、
「うどんこ先生!20時以降はオートロックで
入れなくなるわよ!」
と、耳元でそっとささやかれたんだったよなぁ。
まるで、生徒指導主任に睨まれた「ヤンチャ君」の
立ち位置に、今いるみたい。
んっ!?主任さん、うどんこ先生って言っていた!?
よし。ターゲット・ロックオン♪
主任さん、なかよし作戦は夜勤で病室を巡回した
手術の翌日に実行されました。
(なかよし作戦の詳細は、企業秘密で~す)
開腹手術をした時には、1日に2回、お腹に注射を
されるんです。
血栓を予防するため。ということで退院する日まで
続くんですよ。
この注射は、お腹の肉をつまんでプシュ。
とするだけで、それほど痛くないけど、
新人さんがやると、要領がわからなくて、
針を直角にたてるから、「恐怖」を患者に与える
というオマケ付き。
なかよし作戦の成果があってか、主任さんの力が
素晴らしかったのか、その後は、痛い目に
会わなくてすみました。
主任さん。素敵です♪
☆☆☆
これより、りんこ。
アタシもすっごい覚えがあるんですが病院行くと
ナースがお母さんみたいに思えるんですよね~。
前に大腸カメラを入れた時に
そこには爺さんもいれば、おばさんもいて
10人くらいが待合室で、下剤入りのシェイクを
飲まされていて、トイレに行ってはナースに
その「ブツ」が検査できる状態になったかの
確認を取るわけです。
つまり、マイうん〇が半透明くらいになって
お腹にもう何も入っていないってことの許可を
ナースに取るわけですね。
もう、なんだか分かりませんが、その空間では
我さ先感が出ちゃって、手を挙げたり、
ナースを直接捕まえたりしながら
「許可」を求めるんですが
「まだ駄目ね」とか
「あ、いーんじゃない?」とかの判断が出る
システム。
それがまあ、中年のナースがお母さん状態で
我さ先感が出ているのは爺ばっかなんですが
「ねーねー?お母さん、見て見て!!
僕、すごいでしょ?」
って感じが、どの爺からも漂っていて
見せているブツがブツなもので
「一番後でいいわ」と思っていたアタシは
その光景に半笑いを浮かべておったわけです。
気持ちはわかるけど、日本の男、弱っ。
ナースはやっぱ偉大ですね~~
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