虹

「嫌われたくない」という呪縛 少女は何故、裸の自撮りを送るのか

今朝ほど、プレジデントオンラインで
アップされました鳥居りんこコラム。

少女たちに「裸の自撮り」を送らせる騙しの手口
「人に嫌われたくない」を巧みに突く
PRESIDENT Online

https://president.jp/articles/-/32127

こちら、書こうかどうしようかと
ずっと苦悶しておりました。

何故ならば、このコラムが逆に
「送らせる手口」に利用されるリスクを
考えたからです。

でも、実際に犯罪は増えている。
何故ならば、私のような者、つまり、警察
でもないのですから、何もしてあげられない
人間にまで、相談が複数入るということは
水面下でどれほどの被害があるのかと
いうことの裏返しだと危惧しておりまして

どうにか、未然に防ぎたいという一念で
掲載に踏み切りました。

コラムにはサラッとしか書いていませんが
一度、流出すると永遠に消えません。

各運営会社に削除依頼をかけても
明らかに大きな被害を被っていると認識
されない限りは動きは鈍いのが実状です。

更に、各種相談機関を示しておりますが
親が期待する反応は得られないのが実態です。

つまり、「なかったことにできない」という
ことになります。

更に、女の子がいないからという理由で
「我が家は安心」と思っている親御さん。

息子さんが例え、未成年であっても
「所持している」どころか「送って欲しい」と
依頼(被害者は当然、強要と主張します)
しただけで「逮捕」案件です。

私はむしろ、男の子の親の方に警鐘を鳴らし
たいと考えています。
ある日、突然「逮捕」という可能性が
あるからです。
今や、法律で「出来心」は通用しません。

ところで、コラムの主旨は「何故、送るのか?」
という少女側の心理を分析したものです。

詳しくはプレジデントコラムに譲りますが

https://president.jp/articles/-/32127

大きく言えることは、家庭でも、自分の
意思を主張することを「是」として、育てよ!
ってことなんじゃないかと思うわけです。

親がその子の表面しか見ずに「いい子」を
しかも無自覚で強要し続けた場合、その子は
「自分の意思」ではなく「他人の意思」を
優先させがちになるからです。

日本人は「出た杭を打つ」ということを
容赦なくしていく民族なので、みんな、
周りを見渡しつつ、同じ色に染まるように
家庭でも、学校でも躾けられて育つわけです。

本当は自分はこう思うけど、現状、
マイノリティ側に立ちそうなので、ここは
自分の意思はなかったことにして、周りに
合わせよう=それが協調性として
自分の中に刷り込まれるんですね。

それが習い性になると、自分の意思が
最早、何なのかさえ分からず、しかし
「承認欲求」は本能なので、細い糸である
「かりそめの愛」にすがっていく姿が
見られる。ここが女の子の弱点になると
考えます。

犯人(敢えて、犯人と書きます)は
そこを巧みに突いてきます。

この問題は、この心理だけではなく
多岐に渡る心理的な重圧が送信ボタンを
押させる行動に繋がっているので

「嫌われたくない」心理だけでは語れない
のですが、それでも、少女たちは自分の
周りの狭い環境(家庭や学校での人間関係)
に、軽い絶望を感じた時に、簡単に

「愛しているよ」と言った甘言を簡単に
信じ込み、人生丸ごとを託してしまうような
関係性を結びがちです。

これは早すぎる結婚の場合にも言えるかも
しれません。

親が出来ることは、子どもそのままの価値を
認めることだけです。
(もちろん、「車に気を付けて!」という
ことと同じように、危険に関することを
言っていくことは当然です)

「あなたはそのままで綺麗である」
「自分の心に素直になって良い」
「私たちはあなたを無条件で愛している」

「心地良い環境を自らの意思で選びなさい」

日本語では、日常会話としては
とても言いにくい表現ですが、それでも
折に触れて、かみ砕いて伝えることが

結局、その子のアイデンティティーを形成
する上で、一番、大事なことになるように
思っています。

このプレジデントコラムがご家庭での
建設的な話し合いのツールのひとつに
なるように願っております。

ご高覧いただきまして、ありがとうございます。 よろしければ、応援、よろしくお願いします<(_ _)>