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EPISODE8…サッカーボール
最近はカラフルな物もありますが、サッカーボールの模様と言えば白と黒です。
1960年代にモノクロのテレビ放送が普及した頃、サッカーボールは茶色一色によるデザインがメジャーでした。
しかし、このボールには問題がありました。白黒テレビの映像で見た時、視聴者はボールがどこにあるか見つけにくかった。
そこで、テレビ中継の際にボールが見えやすいように、白黒に色分けされたサッカーボールがデザインされたんだそうです。
そしてあの模様の形。あれはイギリスの不安定な気候で行なわれる試合を考慮したもので、黒い正五角形と、白い六角形との組み合わせでできていて、これは「アルキメデスの半正多面体」と呼ばれる32面体に基づいています。
この形状は、丈夫で丸く見えるボールを作るために選ばれました。
アルキメデスの半正多面体は、全部で13種類あって、切頂四面体、切頂六面体、切頂八面体、 切頂十二面体……、後はご自分で調べて下さい。
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