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EPISODE47…お辞儀

 日本人は世界でも屈指の礼儀正しい国民性です。

 文化の違いと言ってしまえばそれまでですが、欧米人は宗教の儀式や舞台のカーテンコール、裁判など以外はほぼお辞儀はしません。

 エレベーターで他人を見送る時、ドアが閉まるまでお辞儀を続ける「エレベーターお辞儀」は、日本独特の風習だそうです。

 マナー講座では、

 会釈: 15度ほど腰を曲げる軽いお辞儀。廊下ですれ違う際などに使用されます。

 敬礼: 30度ほど腰を曲げるお辞儀。来客への挨拶や会議室への出入りなどで使用されます。

 最敬礼: 45度ほど腰を曲げるお辞儀。重要な相手への挨拶や謝罪、冠婚葬祭の場で使用されます。

 と教わります。

 そもそもお辞儀で頭を下げる行為は、上位の相手に対して、最大の急所である頭を差し出すことで、敵意がないことを示す所作として、奈良時代以前に中国から伝わり、中世には武家礼法として形式化され、相手に敬意を伝える行為として始まりました。

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