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Take out your story ~元気になれる飲食店~西荻窪テイクアウト編vol.2

シリーズ第2回目。

今回ご紹介するのは、まさに元気のかたまりみたいな、こちらのお店。

西荻窪駅南口から5分ほど歩いたところにあります、

おかえり酒場 さんだるきっちん

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阿佐ヶ谷にあります、お酒とゴハン さんだるきっちんの2号店として、約3年前に西荻窪にオープンしました。

阿佐ヶ谷店、西荻窪店ともにテイクアウトでお弁当とお惣菜の販売をしています。(阿佐ヶ谷店はスタッフによるデリバリーもあり。詳細はInstagramをご覧ください。)


まず印象的なのは、この店頭の屋台スタイルですが…

店内に入ると、お店の内装もすごい。

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タイル張りの赤富士がどーーーん。


この光景、ほらあれ、あれを連想しませんか?

銭湯によくある、壁一面に描かれた富士山。


この赤富士は、西荻窪店をオープンする時、

“銭湯のように、はじめてましてのお客さんがハダカのつきあいをするような乾杯をしてほしい” という想いのもとにオーナーが、サンダルキッチンのマネージャーであり、壁画アーティストのemi tanajiに依頼して手がけてもらったもので。

お客さんにもタイル貼りを手伝ってもらい、完成させたそうです。


そのコンセプトのごとく、さんだるきっちんは、本当にお客さんとスタッフさんの距離が近いお店です。

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お客さんと楽しそうに話しているこの方が、

さんだるきっちんのオーナー、鈴木伸弥(しんや)さんです。


取材にお伺いした日は、いったい何回差し入れがあったんだろうってくらい差し入れがあったり。

皆さん何気なく立ち寄っては話をしたり、お弁当を待つ間に一杯飲んでいく。ごくごく、ナチュラルに。

「お客さんとの距離がないんです、うちは」とスタッフさんは言います。



最近、オーナーの伸弥さんが力を入れているのが…

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そう、たこ焼き!!


コロナの影響で通常営業が出来なくなった、この4月から始めたそうですが、みるみる腕をあげ、今では「絶対おいしいって言わせる自信あるから!」と自信満々にお客さんを呼び止めています。


元々たこ焼きが好きだったので始めることにしたのですが、「最初は全然おいしくなかった」と伸弥さん。

試行錯誤しながら、YouTubeを見たりあちこち食べ歩いたりして、やっと最近、納得のいく仕上がりまでたどり着いたんだとか。

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たこ焼きを焼く姿は、もはや職人さんそのもの。

たこ焼きを焼いている際中は、話しかけても聞こえていないくらい、めちゃくちゃ集中しています。


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「右手疲れるわ…」と言いながら、丁寧な作業。


だんだん、あたりにたこ焼きの、いい匂いがしてきて…

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あっと言う間に完成。


たこ焼きは、4個400円〜8個600円まで選べます。(お持ち帰りも可。)

ソース、マヨネーズ、しょうゆ、辛マヨ、柚子胡椒マヨ、沖縄海塩、かつお節、青のりからお好みでトッピングをチョイスできますが、


伸弥さんのおすすめは、なんと “塩マヨ”。

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この美しいフォルム!

外がほんのりサクッとしていて、中はとろっとろ。

ひと口サイズで脂っこくないので、何個でも食べたくなるお味です。(ビール飲みたくなるなぁ!!)

さすがの自信作。


焼き始めるとあれよあれよと注文が続き、この日は17時過ぎで、たこ焼きは完売してしまいました。伸弥さん、「もうちょっと大きい鉄板買おうかなー」なんて、笑いながらお客さんと話したりして。

このたこ焼きの味を出せるのは今のところ伸弥さんしかいないため、伸弥さんが西荻店にいない日には、たこ焼きの提供はありません。(残念!)


そして、伸弥さんが表でたこ焼きを焼いている間、中でお弁当の準備をしたり、ドリンクを作ったりしているのが、

もうひとりのさんだるスタッフ、とおるさん。

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金髪がトレードマークの、笑顔あふれる彼。


去年の10月から さんだるきっちんで働くようになりましたが、伸弥さんとは学生時代からの付き合いで、かれこれ10年来の仲です。


お笑い芸人を辞めて会社員として働いていた時、伸弥さんと久しぶりに再会し、声をかけられたことがきっかけで、転職。

調理の経験はなかったそうですが、やっているうちにできるようになってきたそうで、「楽しいから続けてるのかなって思います。お客さんに助けてもらってここまで来れた感じ」と。

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ほんと、お客さんと話している時の笑顔が素敵です。



さてさて、肝心のお弁当メニューの紹介を。

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現在、さんだるきっちんでは、4種類のお弁当を提供しています。


一番人気が、こちら。

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フタが閉まらないことで有名!!な、 唐揚げ弁当。

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横から見たら、ほら。 フタがこんなに浮いちゃってます。

2度揚げしてからお渡しするこのお弁当は、毎日買っていくファンがいるほどの、鉄板人気メニューです。


続きまして、鯖の潮干しのり弁当。

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そして、鯖の味醂(みりん)干しのり弁当。

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さんだるきっちんのお弁当に使っている干物、実はただの干物じゃありません。


完全天日干しにこだわる、 ハイパー干物クリエイター藤間義孝さんが作る干物を熱海から取り寄せています。

どうりで、もう鯖の輝きが違う。てりってりの、テッカテカ。



最後の一つは、日替わりさんだる弁当。こちらも売れ筋の一品。

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日によって内容は変化しますが、

今日のお弁当のメインは、ハイパー干物クリエイター特製 トロサーモンの味醂干し。

これ、藤間さんが自分で作って初めて完食したという噂の逸品です。ぜひお試しあれ。



さんだるきっちんでは、10人までの人数制限を設けて、店内での飲食も可能となっています。


おすすめのドリンクをください!とお願いして、

一杯めに頂いたのが、こちら。

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グリーンきれいー!な、抹茶ハイ。


さんだるきっちんのお茶ハイは茶葉にこだわっていて、お茶の粉末をシェイクしてお茶割りにしてくれます。いろんな茶葉を取り揃えているので、自分のお気に入りのお茶ハイが探せそう。



甘いお酒が好きな方には、こちらもおすすめ。

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自家製果実酵素シロップを使ったサワー。

時期によってフルーツの種類は変わるそうですが、今回はイチゴバージョン。

果実と砂糖きびだけで発酵させた、自家製の酵素シロップなので、体に優しい甘さです。

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漬け込まれたイチゴが丸ごと食べれるのも、とっても嬉しい。



お弁当を作って、たこ焼きを焼いて、おしゃべりをして、

さんだるきっちんの1日はあっという間に過ぎていきます。

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21歳で、福島から荻窪に越してきて、飲食店で働いたりサラリーマンをしたりしたのち、「なんとなくそういうチャンスが来て」お店を持つことにしたという伸弥さん。

自身のことは多くを語らないオーナーですが、彼を取り囲むお客さんの笑顔から、伸弥さんの、仕事とお客さんへの愛情が伝わってきます。

みんなでわいわいおしゃべりをしてる時がいちばん楽しそうな、さんだるきっちんのスタッフ。店先の屋台小屋は、以前にも増してみんなの憩いの場所となっています。



今年の9月で3周年を迎える、さんだるきっちん。

あなたも、通りがかりや仕事帰りに、ちょっと立ち寄ってみませんか。

サンダル姿で大丈夫です、気軽に ふらっと。


おいしいお弁当と、絶品のたこ焼きと、明るいスタッフが、

「おかえりなさい!」って、いつも笑顔で迎えてくれますよ。


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ーーーーーーーーーーー店舗情報ーーーーーーーーーーーーーーー

おかえり酒場 さんだるきっちん

東京都杉並区西荻南2丁目20−8山田ビル1階

TEL:03-5941-5856

営業時間:12:00〜19:00

定休日:水曜日

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