クリエーターから経営者になっていく私へ

2017年10月株式会社TORIHADAを設立しました。
ずっと起業すると言っていた私が大社、若井という熱い情熱と素晴らしい人格を持った人間と立ち上げました。

創業から1年経ち感じていること。
それはクリエーターという目線と経営者という目線の違いです。
簡単にいうと「個人」なのか「組織」なのか?

これは180度違う目線だとも感じています。

私は創業以前は映像のプロデューサーとして活動してきました。
私のキャリアを簡単にお伝えすると。

・博報堂プロダクツTVCM局入社
・ハードな環境とプロデューサーになるのに10年かかると言われ絶望し1年で退職。
・プロデューサーになるためには「プロデューサー」と名乗れば良いと安易に思いフリーとして活動
・とはいえ、エンターテインメントを広く経験したかったのでCygamesに業務委託として入社。
・Cygamesで必死に働きながら、別で右も左も分からない状態で、数多くの映像制作に携わる。
・LOCUSの瀧社長に誘われ入社
・社内の制作ノウハウがなく一から作り上げていった。
・15人から50人まで拡大
・TORIHADAを創業

通常の映像制作会社のプロデューサーとは変わったキャリアを積んできました。
下積みがほぼなく・・・映像の知見は自分で学び、実行してきました。

これは良かったこともありますが、一方「個人」のスタンス、目線が強くなったのも事実です。
実際物事の捉え方も自分の感覚を信じて仕事をしていました。

映像は感覚的な印象値がユーザーに強く伝わるものだと思っていますし、その感覚、感性を言語化してクライアントに伝え受注するのが私のプロデューサースタイルでもありました。


・感想:「お!これいい映像だな!」
・仮説:「この演出って〇〇と言語化できるから次の提案してみよう。」
・ファクト:「受注した!言語化正しかったな。」

ただ、経営になると逆の思考が必要になってきます。


・ファクト:「動画の市場で〇〇がきている、売れている。」
・仮説:「クライアントのニーズもあり、競合少ない、自社でも出来そうだ。」
・感想:「これがTORIHADAで出来るとめちゃくちゃ面白そう!」

今思うと感覚、感性で仕事をしてきて、ノーロジックでやって結果で証明してきました。
ただ、それは市場に助けられていただけだと、気づかされました。

このファクトファーストの考え方は色々な場面で必要とされてきます。
組織、体制、事業、マネジメント、など、企業価値を向上させるために必須な考え方です。

このような一つ一つの小さな気付きの積み重ねが
「感覚、感性型の私がどのように動画業界を引っ張る経営者になっていったのか?」という軌跡になると思いました。

自分自身の期待も込めて、その備忘録と気付きのメモを残していくブログにします。

「クリエーターから経営者になっていく私へ」
第1幕スタートです。

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