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youcuber、youcube投稿動画出演制作活動家に改称 市民団体の指摘受け

電脳省は1日、これまで「youcuber」と呼ばれていた、動画共有プラットフォームyoucube上で活動する動画投稿者の公称を「youcube投稿動画出演制作活動家」に変更すると発表した。

堀田電脳相は記者会見で、名称変更に理解を求めた(1日、電脳省)

変更は「英語教育の適正化を目指す教師の会(ATAE)」の指摘を受けてのもの。

「英語において接尾辞の"er"は、動詞や名詞の末尾に付いて○○に従事する人、また○○の制作者といった意味を表す。それゆえyoucubeの末尾に"er"を付けたyoucuberという造語が、動画を制作し投稿する人々という意味で使われてきた。しかし"er"には「(ある土地)の人、居住者」の意もある。動画を閲覧するだけの視聴者もyoucuberといえるのでは」。同会の江藤秀樹共同代表は指摘する。

「長くて分かりにくい。これから先、僕たちはそう名乗っていかなくてはいけないのか」。実際に「youcuber」として活動している都内の男性(27)は、困惑の声を洩らす。

名称変更を受け、北半球大学で情報メディアを研究する小宮愛海准教授は「youcuberというキャッチーな呼び方が、その存在を世間に広く普及させ、一個の職業と認められるまで社会的地位を押し上げた。ひいてはこれまでテレビをはじめとしたメディア業界の聖域であった動画を制作するという行為を一般化した」と分析した。

電脳省は、変更するのはあくまで公的な呼称であり、個々人に改称を求めるものではないとしている。(笠原水希)

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