27

27歳のときの下書きがあったので、こちらも。(30歳時点です)

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27歳になった!

最近のわたしのテーマはもっぱら「客観視」やら「俯瞰」なのだけれど、これがほんとにとにかくとっても難しい。

世間一般の27歳なら、「まだ若者かね〜」「結構大人かね〜」と思うくらいなのに、自分のこととなると「この私が27年も生きた?24歳くらいからずっと24歳くらいののつもりで生きてきたのに……?」と混乱する。年齢は数字とわかってはいるけれど、過ぎていった時間を実感すると途端におそろしくなる。

自分が年齢相応だと思えている人なんてほとんどいないと思う(いたら逆にちょっと信用ならない)。歳相応になりたいわけではないのにどこか不安なのは、ずっとうすーく、「わたしは人よりわからない」というすごく抽象的な劣等感があるからだと思う。そういう性格なんだし、今までぼーっと過ごしてきたツケが回ってきただけなのだとわかってはいる。

でもそれとは反対に、わかっていることをわかってほしい時もある。 

「出来そうな見た目をしているから期待される」母の話を聞いていると、「出来そうにない見た目をしているので期待されない」自分がどれだけ得をしているかありがたく思ってはいるけれど、わたしだってわかるのだと言いたい時もある。

学生の頃先輩と四方山話をした後、意外と強かなんだねと言われ、「あなたが期待していたような不思議人間じゃなくてごめん」と思ったのと同時に、「うるせえバーカ」と思ったのをよく覚えている。紙一重だ。わからないのも嫌だし、わからないと思われすぎるのも嫌だ。わかっていてそれを出さないのが一番賢いとは思うけれど、今のところうまくできない。結局こうして書いてしまっているし……。

でもなあ、こんなこと考えてもどうしようもない。ただ楽しく暮らせていたらそれでいいのに。考えることに没頭するとめちゃくちゃに視野が狭くなり、偏屈になる気がしてその時の自分はあまり好きではない。そして、まだその自分に慣れてもいない。でも、考えることはわたしには絶対に必要なことではある。


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