[APEX]社会人で中途半端な上手さの自分がマスター到達するまでの振り返り

はじめに

みなさんはじめまして。トラ瓜だったりトラ爪だったりYanusheeだったり家主と名乗っているものです。今回は30手前、仕事も普通にあるけどモチベだけはあったAPEXでS19にてついにマスターに到達したのでその報告とそれまでの道筋みたいなものを書いたものになります。
年末休みは取ったがやることがないくせに寝れないという状態で書き始めているので下手な文章や誤字脱字に関しては温かい目で見ていただけると幸いです。

自身のFPS背景

本格的にシューティングを始めたのは大学生時代のSplatoon2からです。それまではPSO2とか遊戯王などあまり関係のないゲームばかりやっていました。大学生時代の結構な時間をSplatoon2に費やしてたので4ルール中2つでXに行けるようになるまではやり込みました。
その後S4ぐらいに一度友人に誘われAPEX(PS4)をやりました。当時は一人称がマイクラぐらいしかやってないという状態だったのでなかなかにひどいものでした。

えー今見るとなかなかひどいものですね。。。
その後時間は置きますがAPEXにハマり本格的にランクを回し始めることになります。

ダイヤ到達からの地獄

ランクを回し始めると友人とよりも一人で回すことが多くなりかなりの時間ソロランクをしていました。当時(S8~S9)はある程度順位かキルポイントがあればマイナスにはならない仕組みだったので撃ち負けたらかくれんぼしているだけでポイントは上がりました。そのためS9にてPS4ダイヤ到達、s10にPC移行してPCでもダイヤに到達しました。その調子でマスターまで早く行けると思っていましたがそう甘くはありませんでした。かくれんぼの上手さだけではカバーできないほどマイナスが大きくいわゆる「ダイヤ床ペロ勢」と化していました。そのためマスター人口がかなり多かったS12でもダイヤ床を舐めていました。

漫画でよくある特訓パート

ランクは上がりませんでしたがAPEXのモチベ自体はあったので修行をすることにしました。修行と言ってもやることはソロランクがメインだったのでゲームでやることは特に変わりませんでしたがとにかく「強くなるために」いろんなことをしました。

感度探し

正直今でも癖でやってしまいがちですが当時はかなり感度を探してた記憶があります。これまでの感度遷移をまとめたものになります。

  • デフォルト感度

    • S7くらいまで、正気の沙汰じゃない

  • 詳細デフォルト感度をいじくり回したやつ

    • S10まで、まじで感覚で変えてたから思い出せない

  • Genberten感度

    • デッド0,反応曲線0,腰撃ち500のやべぇ感度、1ヶ月くらいでギブアップ

  • HammerDrill感度

    • Genberten感度から少し落としたやつ、自分で落として調整していたら自然と重なっていたので他の部分も真似した。S13まで

  • りんしゃんつかい感度

    • うるかさんのチャンネルをよく見ていて一緒にやっているということから知り感度を見たらすごいしっくりきた、S16くらいまで使ってた気がする

    • また当時ARのフラトラカービンが強かったこともあり反応曲線を入れた詳細感度が強かった気がする

  • 5-1リニア感度

    • 当て感のすべてが変わった感度、もともと縦感度は高いほうが好みだったのでかなりしっくりきた

    • 当時はオール3.4あたり、今は3.2~3.6のSatuki感度と同じ状態

感度移行期間まで合わせればすごい数の感度を試したきがするが基本的に「どれだけエイムに意識を合わせてなくても当たるか」が感度決定の大きなところだったと思います。

デバイスの買い替え

デバイスも色々と買いました。社会人になり他に趣味も少なかったので結構買ったほうだと思います。その中で特に重要だったなぁと思ったものを上げていきます。

  • モニター

    • Max60fpsのものから144fps出るものにしました。これだけでだいぶ敵が追えるようになったと感じました

  • 背の高いスティック or フリーク

    • 後述するScuf 4PSについてきたものですが使ってみたらかなり良かったです。

    • 上での感度遷移にもあるように割と高い感度が好きなので小さな動きができないという課題を解決してくれました。

    • 個人的に腰撃ち感度5にするなら必須ではないかなと考えています。

  • Steelseries GameDAC とちょっと良さ目のイヤホン

    • イコライザ設定ができれば何でもいいと思っちゃいますがそれはこれしか買ってないからですかね

    • 足音がかなり聞こえやすくなって慌ててるときに情報が取りやすくなりました

    • イヤホンに関してはわりと評判がいいという理由だけでFinal VR3000を使っています

  • 背面パドル付きコントローラー

    • 自分は左手の方しかモンハン持ちができない人だったので銃を撃ちながらジャンプとしゃがみの両方を入力することはできませんでした。(そもそもモンハン持ちは左手だけでは?と思っています)

    • そのため背面パドルのあるScuf 4PSを買いましたがこれがすごい快適でした。しゃがみレレレなどエイムにも集中したいときに右手側に力を入れなくても良いというのがgood

    • ボタン配置については左パドルに▢(しゃがみ)、右パドルに✕(ピン)を入れています。

    • 現在はDualSenseEdgeを購入したのでこれを使っています。背面は左がパドル、右がドームで使用しています。

自分が今に至るまでで影響があった順に並べてあります。もしお金があってAPEX周りで使いたいなって思ってる方は検討してみてください

強い人の動画や配信を見る

半分趣味みたいなところもありましたがいろんなAPEXのストリーマー、プロシーンを見ていました。とくに感度を参考にしていたHammerDrillさんとりんしゃんつかいさんの動画はかなり見ていました。このときはわりと漠然とみているというか使っている武器やアイテムをどれだけ持つか、キャラと立ち位置を見ていた気がします。
他にも「うまっ」と思ったシーンを自分でもできるようにしてそれをランクで試してどこで刺さるのかを確認するということもやっていました。これに関しては今になっても自分の強さになっていると思います。
これに関しては気をつけないと行けないのは「真似しすぎない」ということです。例えばマップ移動に関しては割とファイトの強さに裏付けされた移動になっていがちなので自分たちが真似しようとするともれなく全滅します。そういうのも含めて見て盗めて自分で使えるものを見つけていきましょう。

ひたすらエイム練習

当時はフィジカル=エイムがすべてだと思っていたのでひたすら練習していました。今の射撃訓練場はだいぶ変わってしまっているので参考になるかは怪しいですが当時参考にしていたエイム練習メニューをここに貼っておきます。

あとどなたの動画か思い出せませんが「オブジェクトなどの縁をなぞる」というトレーニングもかなり有効に感じました。

こんなかんじでs12の絶望からs13の終わりぐらいまでの間特訓していました。中にはs14以降のものもありますが主な特訓パートとしてやっていたことは小見出しの通りになります。

フルパとの出会い

s13まで1スプリットでもいいからソロダイヤという形で修行をやってましたがs14あたりでよくわからないキャラピックや意思疎通の取れなさからソロで上を目指すことに限界を感じていました。たしかに自分が強くあればそんなのは関係なくなるという話ですが流石にそこまで強くなるまでの道筋は見えませんでした。
ということでフルパを組むことに決めました!


えー同じようなモチベの友人がいません


解散!


となってしまってどうしようとソロランクを回していたらあるサーバーに出会いました。

まあデカ鯖と言われるランクやりたい人が集まるサーバーでいろんな人がいます。正直コミュ力がある方ではなくためらいもかなりありましたがこれ以外の手段がTwitter募集とかになるので腹をくくって突撃しました。

結果としてはかなり良かったです。
まずソロランクと違い同じ人と複数回行くのでどんなプレイスタイルなのかが割と早く確定します。これで野良の様子を伺うみたいなことがだいぶ減りました。
次にうまく行った際はその人を覚えているし覚えられていることです。途中からユーザーのところのメモを使うことを覚えましたがメモがなくても噛み合った人は何人も覚えていました。するとその人が募集していたときは入りやすかったりしてかなり快適にAPEXができました。(その逆もしかりで暴言ばかりの人や合わなかった人もしっかり記憶には刻まれたので避けることも多かったです。)
最後にこれが大きいのですがこのサーバーから結果的に2つの固定を組むことになります。サーバーに参加したとはいえ募集制なので誰とやるのかは不確定なことが多いです。それと比べ固定では数日~数週間同じメンバーでやるので役割を決めたりキャラピックの固定など優位な点が多いと感じました。

第一固定、S16の戦い

S15に募集鯖(先程のサーバー)にて仲良くなった人とフレンドになりその方の運営しているサーバーに招待されました。そしてそこで出会った二人とS16でマスターを目指さないかという話になり固定を組みました。その時のメンバーとキャラについて雑に書くとこんな感じです。(本人見てても怒らないでね)

  • A: レイス

    • フィジカルお化け、絶対一人やってくるしダウンしてももう一人のアーマーは割ってる。

    • マスター経験者のためIGLもやってくれた

  • B: カタリスト

    • エイムお化け、常にとんでもない火力が出てる。前出すぎるとダウンしちゃうのがたまにキズ

  • ワイ: クリプト

    • 射撃訓練場の1v1だけうまい人、ランクでそんなに火力が出ない+PS時代にクリプトを使っていてうるかさんの影響でかなり研究していたのでこのピック

という3人で回していました。
結果としては自分がダイヤ2の後半、Bがダイヤ3あたり?、Aがダイヤ1であと少しのところでマスターという段階であらゆるプロやストリーマー、そしてチーターとマッチングするようになりボコボコにされて一人抜け、マスター到達ならずという結果でした。
今思い返すとマッチングやチーターも要因にはありましたが純粋に自分がフルパでやる能力がなかったなぁという感想になります。「フルパでやる能力」についてはまた後述するのでその時に。。。

第二固定、S19の戦い

S16の後は固定のメンバーと少しやったり募集鯖の方でやったりとしていました。そんな中でまた出会った人に固定組まないか?と誘われS19も始まったばかりなので頑張ってみるかという気持ちで参加し、第二固定の戦いが始まりました。その時のメンバーとキャラピックです。本人見ても怒らないでね(二回目)

  • C: 主にコンジット、最終日にはクリプト

    • キーマウのフィジカル強者、Aほどではないがそれでも打ち合いのほとんどに勝ってくれていた

  • D: 主にバンガロール、ミラージュを出すときもあった

    • 主にロング担当で30-30がうまい。とりあえずアーマーを渡しておけばいつの間にか赤になってる

  • ワイ: カタリストorホライゾンで一生揺れてた

    • ダメージの振れ幅が大きい愚か者、プロシーンをよく見ていたのでカタリストの使い方はある程度理解しており。ホライゾンもピック数の多さから使えていたので一生揺れてた。

    • 途中まで先入りムーブが安定していたのでそのときはIGLをしていた。ただダイヤ終盤に先入りが安定しなくなったためCにIGLを渡した

このメンバーでのランクはダイヤ中盤までかなりスムーズに行けていました。その要因はランク序盤にカタバンガコンジットによる先入りムーブという必勝パターンを見つけ、かなり安定した順位を取れていたからです。正直ガッツリ先入りするような構成ではない気はしますが、ランクでの先入りは入ったところでのファイトになりやすいことからこの構成がかなり刺さりました。

しかしメンバー紹介で書いた通りこの構成での先入りムーブはダイヤ終盤に終わりを告げます。その要因は以下の通りです。

  • 高速先入りPTの存在

ダイヤ終盤、特に昇格戦周りではかなりの確率でランパートやニューキャッスル、ワットソン、ローバを使った先入りPTがいるようになりました。これは全員がそうというわけではなく1マッチに3~4PTほどおりこの数が問題になりました。
バンガカタコンジットという構成上リソースの確保は移動中に行わなければなりません。そのため上記のようなキャラを使った構成と比べると移動速度が遅くなり結果として場所を取られていることが多くなります。そのような場合はファイトでどうにかするのがこの構成の強みだったはずですが後述の理由と周りのPTの多さからそれができないという状況が多くなりました。
今思えば移動IGLをしていたのは自分でそれまでの成功体験に依存したムーブになっていたのではという反省もある。。。

  • チームでのファイト力不足

割とスムーズにランクが上がったのでファイト力はあるんじゃないかと思った方もいるかも知れませんが、この固定はチームでのファイト力を場所を取ったときのカタコンジットの強さと各々のパフォーマンスでカバーしていただけなのです。
というのもファイトにおけるそれぞれの傾向がバラバラであり、Aは強ポジの維持、Bは側面から射線を広げる、自分はダメージトレードによるきっかけ作りと本当にバラバラでした。そんな中でのファイトだったためそれぞれが孤立して不利なファイトをしてしまいがちでした。
色々な反省会を経て少しマシにはなりましたがマスターに行った試合であってもこれは治った気がしていない。。。。

  • チャンピオンを取らなければならないマスター昇格戦

先入りは確かに順位を安定させる良いムーブでしたがやはりどうしてもチャンピオンを取る力に欠けていたなと思っています。構成的に場所取り、ファイトの両方をある程度できるという構成に対して相手がファイト特化構成、場所取り特化構成でチャンピオンが絶望的な状況というのが多かったです。
ただ救われたこととして良い順位が多い状態で昇格戦を終えるとラダーポイントのマイナスが1で済むことがあります。なので結構いろんなことを試せたと思います。結果的に自分とCは昇格戦5回、一足先に昇格戦に行っていたDは10回くらいやっていたと思います。

最終的に先入りをやめながらもファイトするタイミングは最低限にするというムーブをホラバンガクリプトで行うことでランクでのメタに対応しながらチャンピオンを取ることに成功しました。

マスターに到達し、振り返ってみてわかる「フルパでやる能力」

先ほども出た「フルパでやる能力」について自分が思ったことをここに書くことでこのnoteをまとめたいと思います。
自分が思う「フルパでやる能力」は「報告」です。
募集鯖にてよく「@1 報告できる方」というのを見ると思います。僕は最初ダメージや敵の位置の報告ができればいいのかなと思っていましたがそれだけでは足りませんでした。
ここでの「報告」は以下の3つにあります

現状の報告

当たり前だと思いますが敵が誰か、どこにいるか、ダメージはどれだけ入っているか、なにをしようとしているのか、などその時の画面上の情報をくちにすることです。また自分が体力がないとかダウンしたというときも入りますね。ソロランクからフルパになったときに一番気をつける報告だと思いますし、自分も癖が付くくらいにはやりました。すぐ身につきます。

自分がどうするかの報告

これまでのAPEX通して、個人的に一番必要で、一番重要で、一番抜けがちな報告だと思います。正直今でも抜けるので要意識です。これは「ここ突っ込むわ」「それ付いていくよ」「Q投げるわ」「右の射線通しにいくわ」など自分が今からすることを味方に共有する報告です。割と抜けがちで勝手に一人でダウンしているという状況はこの報告が抜けているから起こることです。前述した「孤立によるファイト負け」はこれを味方に共有すれば適切な距離感を保ちながらプレイができ、ダウンするまで孤立という状況を防ぐことができます。

味方にどうしてほしいのか自分がなにができるのかの報告

内容が2つある気がしますがあえてセットにしています。これはどちらからでも起きる報告ですし、どちらかの報告があればもう片方もでてくるという報告だからです。例えば「敵目の前!カバーしてほしい!」「そこ今射線通ってない!少し引いてくれたら撃てる!」と行ったように要望に対して自分の現状を報告したり、「今屋根上だからカバーできるよ」「じゃあ体出すから言った敵撃ってほしい」と自分ができることを言ってその上でじゃあこうしてほしいという要望を報告するというシチュエーションです。要望だけの場合もあるんじゃないか?となりますがそれはただの独り言であって報告にはないと思います。大切なのは要望に対して味方が反応することです。

最後に

前前シーズンからの内部レートマッチング、前シーズンからのもらえるポイントの減少、そして今シーズンからの昇格戦システムによりマスターを目指すのはかなり大変になっています。ただそれでも社会人マスターは不可能でないということがわかって個人的にはホッとしています。また初マスターをこのような難易度の高いシーズンで達成できたことにすごい喜んでいます。
マスター達成後の燃え尽き期間にやることがないと思って書き始め、最終的にこんな駄文になったというnoteですが、だれかの助けになれば幸いです。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。


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