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OMORI感想戦

OMORIをクリアしたよ

どうも、ぼくです。
リアル鬱病で引きこもっていた時に存在を知ったOMORI。よくなってきたらやろうやろうと思い続けてはや半年、メンタルが回復してきたのでようやくプレイできました!うれしー!

ということでプレイしながらリアタイでちみちみ書いていた感想及び考察たちをまとめました。
小分けにして書いていたものなので思考に一貫性はあんまりありません、そこも含めてコンテンツとしてお読みください。

ちなみにサニールートのみのED回収となっております、オモリルートはこれから!トロコンまでの道は長い!!!!!

当然のごとくネタバレを含むので未プレイの方はブラウザバックで!

プロローグ~イセカイ(サニールート)


・サニー(オモリ)は何らかのトラウマを抱えている
→現実の家の階段が異常に長く感じる、トラウマのメタファーと思わしき「なにか」の存在
→高所恐怖症だった
・マリが帰宅したと思ったらバケモンが入ってくる
DVの示唆じゃろか。ヘッドスペースの「優しいお姉ちゃん」は理想像なのかもしれない
しかしお母さんとの仲は良好っぽいからそんなことはない気がするんだ、ケルがヘッドスペースでも現実世界でも似た性格してるしこの線はないだろうなと思い始めてる(オーブリーが擦れちゃうのは仕方ないと思う 思春期だろうし時間は無常ですんで)
・そもそも現実って本当に現実か?
こわいものが入り乱れておる。ヘッドスペースが理想なら「現実」はトラウマの集合体の世界ではないか?
ホワイトスペース(=一人しかいない引きこもっている部屋)こそが本当の三次元ではないか?
・「自分を刺す」こと=思い出すこと、自分の気持ちを押し殺すこと?
・バジルくぅん!!??なにがあったんだ四人の間に!!??
・サラっといじめ描写入れてきますやん、胸の奥がひりひりする

イセカイ~オクブカ井戸


アルバムこの写真一番かわいい


・ヒロが指摘してくれるまで写真にマリがいないの気付かなかった!!!!!!ヘッドスペースで見たアルバムと全く同じ構図の写真あるじゃんってことしか気付かなかった、ガバガバ
・スイートハートがクソアマすぎてやばい。でも顔かわいいんだよな。可愛ければ許されるわけじゃないですよ~
・おもちゃ箱?のカギは何を表しているのか。マリの遺品とか?
・サニーはマリに溺れていたところを助けてもらったことがあるっぽい
→溺れたバジルをサニーが助けたこと。恐怖を克服した感じがあってよかった。ヘッドスペースでマリがちゃんと向き合えて偉いね、って言ってた。トラウマを克服しつつあるオモリえらい
・もう一つの克服しづらいものって何だろう。その後マリが消えていったことを考えると「死」への恐怖っぽくはある
・バジルはどの世界に行ったのだろうか
・ヘッドスペースはサニーだけのものではなかった?バジルとシンクロしてた?
・「世界は夢見人の絶望の深度によって深く広がっていく」
→オクブカ井戸って名前だけでもう深いじゃん 絶望度合い、深すぎ
・黒い電球は何を意味するのだろうか?
→形成されていく何か、はオモリという人格ではないか。普通の電球は闇を照らすけど、黒い電球は影を落とすだろうから、生きていくうえでの障害になるのが現実逃避によって生まれた人格ということ?
・黄色い猫の話は全然分からんかったんだけど、ホワイトスペースにつながってる部屋にいるデッケエ猫だよね?
「何かを待ってるの?」
・ホワイトスペースで自分を刺すということは無からの解脱…死ぬことが生きることに繋がるってなんか皮肉だな…

【ハングマン関係 隔離】

・HANGMANは英語のスペル当てゲームだ…!思い出した、中学でやった。ミスったら線を描いていって最終的に首吊りの絵ができたらゲームオーバー、それまでに正しいスペルを当てたら勝ち。先生中学生に何やらせとんねん
→下でできていく当てるべきスペルは「welcome to black space」っぽい?ホワイトスペースの対義かな
→ブラックキー集めきったらブラックスペース行きになる感じですか?????????怖いヤダ
・首吊り死体と「なにか」ってちょっと似てませんか…もしかしてマリの死因って首吊りなの?でそれが克服しにくいトラウマってこと?「自殺、不安症、うつ病」ってサニーじゃなくてマリの話だったりする?大丈夫そ?

~グッドエンド/飛び降りエンド

【オモサニ地獄】


グッドエンディング→オモリがナイフを落として消える(自分を傷つけるのをやめる意味だといいな)
飛び降りエンディング→サニーがヴァイオリンを落として消える(マリを殺した時と同じようにヴァイオリンはぐしゃっとなったことだろうな…トラウマは繰り返す)
どっちのエンドでもオモリがサニーを抱きしめていたのだが、自己防衛のために生み出した人格に抱きしめられるということはグッドとバッドで意味全然違いそう。そしてハグという行為からマリの包容力を連想せずにはいられない。それをどう受け止めるかという話。
グッドならよく真実に目を向けたね、というニュアンス
バッドならお前は用済み、人格交代な感じ?かな

【バジサニ地獄】

ぼくが思うにいくら膝が悪かったとはいえ階段から落ちたくらいでは死なないと思うんですよ、つまり良かれと思って自殺に偽装したバジルくんがとどめを刺したんじゃねーかなーって。
サニーが見ている「なにか」は首吊り死体になったマリの見開いた眼
バジルが見ている「なにか」は階段から落ちて地面に広がったマリの髪の毛
これが抽象化されてトラウマとして見えているわけなので、お互いがしたことがお互いのトラウマの象徴になっているわけですよ
地獄か?オイ。共犯関係、ああ……。

【真相を知る人について】

親は真相を知っているかどうかは…どうだろう。お父さんがベースになっているであろうキャラのセリフからするに知ってるかもしれない、世間体を気にして公にしていないだけで。
だし絶対司法解剖でわかるでしょ、不自然な打撲痕とかさあ
ただ、お父さんはマリを非常にかわいがっていたという前提があるとすると(それこそサニーより愛していたとすると)「なぜマリが死ななければならなかったのか、お前だったらよかったのに」のような感情からそういうセリフを投げかけてしまったからで、本当に知らないかもしれない。「これ以上遺体に傷をつけないでほしい」みたいな意向で。
ぼく個人の解釈としては隠匿説が強いかなと思う。

【オモリについて】

ピアノの名前からOMORIという名前が付いていること、ズボンが鍵盤のようになっていることなどから、罪悪感から逃避し続けていた中で「向き合わなくてはならない」ことを忘れないようにと自分の姿に深層心理を投影したものではないかなと思う。
それと「マリになりたい」思いかな。どこかで見た考察で、スケッチブックの風呂場の絵にブラらしきものが吊るされてるからマリになろうとしてサニーがブラつけてたんじゃね?みたいなのがあって、その思いがあったとしたらマリの象徴であるピアノの要素が入ったのではないかと。
もっとも、オモリの名前の由来はHIKIK”OMORI”だとオモキャット神が仰っているのだけどね。OMORIひきこもり。

オモリ戦でのセリフはサニーを責めるようなものばかり。サニーはきっと「ヘッドスペースで友達と遊んでいるだけの無邪気な存在」ではダメとわかってて「自分は犯罪者なのだ、生きているべきではない」と思っていたのだろうなと。
うつ病患者に見られる傾向として逃避行動がある。その逃避のための役割をオモリに押し付けたとする。やがてオモリは人格を持つようになり、その役割を理解する。つらいことを思い出さないためのおもちゃ箱みたいになって、「生きていちゃだめだ」っていう考えも全部負担するようになったんじゃないかな…って

【エンディングについて】

マリの思い出スライドショーやめれ~~~~~!!!!普通に泣いたよ~~~!!!!
溺れたサニーを潜って助けて、あぁよかった、と安堵したように笑いながらハグをするマリ……。そして一人になるサニー。結局できなかった演奏会。しんどみで涙出た
そして病室で目を覚まして友達に真実を語りだす。その後の展開は我々に委ねられている。

前からmemeとしてMy Timeは知ってて、これどこで流れるんかな~と思ってたら飛び降り中に流れ出してスゲエ狂気を感じたわね。「おやすみ おやすみ」は永遠におやすみだった…。

エンディングの分かれ目はどっちの自分を殺すかなんだよな、釈然としない終わり方がOMORIの特徴だなと思う

【OSTのはなし】

*余談だよ
音楽がいいってレビューで結構見かけたけどその通りだった!!!
というわけで好きな曲いくつかピックアップします。


・002 WHITE SPACE
ピコピコサウンド、寂しい感じ。一人の部屋のイメージに合った曲だなと思うよ

・004 Spaces In-between、012 Trees...
ちょっと不気味感強い、だがそれがいい。ぼわぼわの妄想の世界って感じ。


・105 Jawbreaker
ノリノリのジャズ!!バトルしながらテンションめっちゃ上がっちゃった!!

・168 OMORI
ヴァイオリン、グリッチ。聞いててすごくゾクゾクした…泣いた

別にまとめも何もないが

これからオモリルートでも回収してこようかと思います。あの世で会おうな。


推しカプです。よろしくお願いします。


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