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感情【自己啓発書】

あらすじ

足を止めたところで、感情と時間は止まらない。
生きるという事は動き続けると言う事。
止まれるのなら止まりたい。
辞めれるのならば辞めたい。
どんな事もポジティブに向き合って生きてきた男が
直面している醜い現実とは。
今この時に感じている全てをここに残します。

今作は八章構成の6500文字の本となってますので
気になる章だけでも見てくれたらうれしいです。
個人的には四章と最終章が激アツです。

きっと最後まで読める人は100人に1人くらいだと思います(笑)

構成内訳)
起)【一章〜三章】
承)【四章】
転)【五章〜七章】
転)【最終章】
転)【最後に】【最後の最後に】

【起承転転転】構成です。

結することはないです。まだ生きてるで

では本文でお会いしましょう。



【一章】借金100万円

何から話すにも、ここは避けては通れない。
僕は2022/06/29現在、借金が約100万円ほどある。
そしてその半分以上は未払い金にあたる。
これらは全て自分を過信して積りに積もった負債だ。

そしてさらには所持金0円。
今月も来月もまだ給料の見込みはない。
世帯主として賃貸も借りているというのに。
自分に置き換えて考えて見てほしい。
血の気が引くほど恐ろしくてみっともないでしょ?
そんな無様な現実に直面しているわけだ。

完全なる自業自得。自業自得で済めばいいが
周りの人達には大大大迷惑をかけてるし、
さらには不安にもさせてしまってる。
全ては自己責任なのに、自分だけじゃどうにもならない
今の現実が情けなくて仕方がない。

けどこのままでは、自分ひとりが苦しむだけでは済まない。
もう20歳。若いとは言え大人だ。
自分の力で何とか這い上がるしかない。
だからこの文を自分の誓いとするために書くことを決めた。
是非同情ではなく厳しい目で続きも読んでほしい。


【二章】今に至るまで

僕は高校卒業後、進学も就職もしていない。
18歳でビジネスの基礎を学び、アルバイトで貯めた
お金の半分以上をその勉強代にあてた。その知識を生かし
19歳でTikTokを始め、自社ブランドを立ち上げた。
20歳の誕生日には開業届を提出し、今までの仕事は全て
辞め自分の力のみで働くことを決意した。

月収でいうと、25万〜30万円。
これまでの最高月収で言うと、月100万円を
超えた月もあった。
同級生の中では割とお金と時間はある方で
彼女とも早くして同棲をし、生活に困る事は無かった。
(もっと細かく話せばピンチは何度かありましたが
今ほどではないので省いてます)

ただそれは瞬間風速に過ぎず、状況は突如一変した。
それは今年4月に行った
【200着売り切るまで終われませんLIVE】
※詳しい事業内容は次で話します。

製作費・梱包材料費・送料・人件費等
それらの経費で約100万円
全部売り切れば150万円の売り上げ
粗利でざっくり50万円出る計算だった。

だが、結果は惨敗。ポップアップを含めても
その月を乗り越える事で精一杯のお金しか残らなかった。
もっと言えば資金調達等もしてた為、
そこで一気に借金は膨れ上がった。
追い討ちをかけるように体の方も痛め、
誰にも相談できぬまま時間だけが過ぎていき
今に至るという形になった。
そうどん底の今に。


【三章】リセット


割とざっくり今までの経緯を説明したが、
僕が今行っている事業は
「ライブコマース事業」というもので、
簡単に言うとライブ配信を使って自社の商品を
販売するといった事業スタイルだ。

おそらくTikTokライブを使っての衣服販売は
自分が先駆者と言っても過言ではないだろう。
過去の売り上げは400万円弱。
開業して半年の成果としては十分だと考えられる。

ただ、新作を作り出すペースに問題があった。
この半年で商品は3作。2ヶ月に1回のペース。
つまり収入が入るのも2ヶ月に1回と言うわけだ。
そうすればたとえ月30万円収益があったとしても
2ヶ月で考えると月15万円だ。
そこから次の作品を作ろうとすると、もちろんお金が
ないという状況になり、必然的に資金調達が必要になる。
完全に自分で事業をすることを舐めて招いた結果だ。
言い訳はしない。自分の意志の弱さ、甘えが
今の状況を作り上げている。自業自得だ。

だがそれを乗り越えなければ苦しむのは周りの人達。
だから僕はたったひとつしかない打開策と向き合うことにした。
それは…

リセットすること。

どうにかしてまずフラットな状況に戻し、
今見えている課題を潰すしかない。
一発逆転思考はもう通用しない。
マイナスが多すぎてゼロすら見えない今から逃げず、
まずはもう一度スタート地点に立つ。
当たり前だが、その当たり前から逃げていた自分と
向き合い、戦わないといけない。
それが今の自分ができる精一杯だ。

コナンくんも言ってた。

完璧なんてこの世にはない。
絶対どこかで歯車が噛み合わなくなる。 
そのまま無理やり動かして何もかもダメにするか、
一度リセットし正常に戻し頑張って遅れを戻すかはその人次第。
てね。


【四章】無限空間

ここまで読んでくれてる方がいるなら頭があがりません。
本当に本当にありがとうございます。
少し話のテイストが変わりますが、
四章〜五章は自己分析をテーマに書いてみました。
ぜひ続きも読んでくれるとうれしいです。 


いきなりだが「人生は楽しいですか?」そう聞かれると
何と答えるだろう。
今の僕は「楽しくない」と答えると思う。
さらには「生きたいと思いますか?」と聞かれると
「生きなければならない」と答えるだろう。
スーパーポジティブ野郎がここまでネガティブなのには
きっと訳がある。だからとことん自己分析をすることにした。

僕は昔から変わり者で、中学の理科の授業で
宇宙の広さを知った時、絶望した。
大好きな理科の先生が
「この地球もいつか消える。だから今悩んでいる事が
あったとしてもそれは宇宙規模で見ればちっぽけだよ。」
そう言ったことがきっかけだった。

みんなは「確かに!何も気にしなくていいやん!」
みたいにどこか吹っ切れたように嬉しそうな顔をしてたけど
僕はその日から1週間くらい何のやる気も
起こらなくなるほどの絶望感に溺れていた。
何をしようとも最後は消えるなら
最初から存在しない方がいい。そう感じてしまい
自分の存在意義や夢などが何もわからなくなった。
今思えばめちゃくちゃ捻くれた中学生だった。

【恥ずかしいけど当時のTwitterを貼っときます。】
↓                             ↓                          ↓

今もその状況に似ている。
状況は違えど、ポジティブ野郎がネガティブに
なる瞬間。それは「無限」の存在を知った時。
当時の僕は手を伸ばしても届かない宇宙の無限さに
絶望し戦意を喪失した。

そして20歳になった今、違う形でまた無限に出会った。
それは「東京」だ。
僕は今月、【THE MATCH 2022】(武尊vs那須川天心)
を見に東京ドームへ足を運んだ。
そこでみたものは「無限」そのもので
目にする景色は全てが宇宙だった。遠かった。
届かないんじゃないかな。そう思った。

5万人で埋め尽くされた東京ドームを見て、
リングに上がるスーパースターを見て、
VVVIP席で見ている大物有名人達を見て、
歓声がこだまする会場の雰囲気を肌で感じて、
僕は「絶望」した。

めちゃくちゃ近くでとんでもなく遠い世界を見た

自分がちっぽけに見えて、というかちっぽけで
現実を目の当たりにした。
まさに中学生の時と同じ感覚だった。

ただ裏を返せば、ここまで落ち込めるということは
本気で、武尊選手や天心選手をライバルだと
思って生きているんだな。そう感じることもできた。
理想が高いが故に、人が感動することさえも
悔しいと感じてしまう。
それは自分がそこに立ちたいと本気で思っているからだ。

だったら絶望する暇はない。
しっかり地に足をつけて、いつかそこに立つしかない。


【五章】泣いた日

僕はありがたいことに交友関係には恵まれている。
親からの愛もしっかり受けて育った。
恋も人並みにはしたし、友達ともほぼ毎日会ってる。
青春のほとんどを野球に費やしたりもした。

人よりたくさんの感情や感動と出会ってる自信もあるし、
色んな経験もしてきた。
けどたったひとつ「涙を流す」と言った経験だけ著しく少ない。これは大袈裟でも何でもなく物心がついてから

僕は人前で1度も泣いたことがない。

これは親も含めてだ。
そのくらい僕は泣かない。
我慢してる訳ではない。泣けないのだ。

そんな僕が、ここ半年くらいで2回泣いた。
(泣いてるやないかい笑)
もちろん人前ではないがこれまで10年以上
泣いてこなかった自分が号泣してる事に驚いた。
ではどんな時に泣いたのか。それはズバリ


・えんとつ町のプペル【映画】

https://images.app.goo.gl/2HMn47Hj25vK6gV19
引用

・SIWAKUCHA(feet.Awich)【音楽】

これらの作品を見た時、聴いた時。
気づいたら大号泣だった。
それぞれの良さを語ればキリが無さそうだから
共通して言える事だけをここでは話そう。
それは

自分に重ねて感情移入したから


これに尽きる。
基本的に、自分以外には興味がない僕が
初めて自分事のようにストーリーや歌詞を聴き入れ
気づいた時には涙を流していた。

プペルは皆がいつしか諦めをつけて捨てた夢(ゴミ)で
できたゴミ人間。プペルが輝いてしまうと夢を諦めた人達は
都合が悪い。だから「無理だ無理だ」と批判をする。
そんな中でも信じてくれる仲間達と夢を見る姿に涙した。

SIWAKUCHAは歌詞の中に
「どん底のやつにしか拾えない石がある」
「這い上がった物語を人は神話と呼ぶだろう。
 悲劇にむしろありがとう。かかってこいやI'll beat it all」

他にも素敵な歌詞は山ほどあるが、僕はここで涙した。

結論何が言いたいか。
綺麗なものは勿論美しいし人々に感動を与える。
ただ、醜いものが輝く瞬間はさらに人を感動させる。
そして否定的だった人でさえも手のひらを返す。

悲劇や苦境はすべて輝くための「研磨剤」のようなもので
人を感動させる上で必要不可欠な材料という訳だ。
ふたつの作品はそう僕に思わせてくれた。

じゃ今の自分はどうだろう。
見栄を張ってばかりで、全てを綺麗に見せようと
しすぎてる。それじゃだめだ。

人に感動を与えれるは見栄で繕った自分じゃない。
どれだけ弱くてもそれと向き合う自分でいること。
見栄なんて張ってる場合じゃない。


【六章】見栄を破れ

おそらくここまで読んで下さっている方は
僕のイメージがかなり変わったと思う。

僕は自分の弱いところを見せるのが嫌いで、
相談なんか絶対にしない。絶対人に頼らない。
いつも人に見せる自分はカッコ良くありたい。

だって悩んだところで結局決めるのは自分で
他人に相談しても何の意味もないと思っていたから。

けど違った。

相談しない人は、相談もされない。
人に興味がない人は、人に興味を持たれない。
そう気づいた時、
本当の意味で腹を割って話せる人が僕にはいないだけだった。

だからこの本を書き、赤裸々に全てを話そうと決めた。
綺麗に見せようとするのをやめた。
地に足をつけて頑張ると決めたなら、
何も格好つける必要はないと思ったから。

乗ってたBMWだって無くなった。高い服だって売った。
チャリで移動して、ユニクロの白Tでいいじゃないか。
今もし、無理をして見栄を張って苦しい人がいたならば
僕と一緒に見栄を破ってみよう。
それで離れる人がいたとしても
僕は離れず応援してくれる人を大切にしたい。

見栄は張るものではなく、破るものだ。


【七章】背伸びしたって前なんか見えない


ここまで長ったらしく話だけど、たかが20年生きただけ。
若者の知った口程度でしかない。そんな事は分かってる。
けど今の感情は今しか感じれない。
未来の自分に感謝されるように、笑っていてもらえるように
もっともっと自分に素直でいたい。

ラッパーのGADOROさんの「GO ON」という曲に
こんな歌詞がある。


背伸びしたって前なんか見えねえ
超えなくたってハードルは潜れ
真実の行方 そんなんは知らねぇ
結果は後からじゃついて来ねんだ
淡い翼みたく広がる手の平で 掴みに行くよMy dream
生きてりゃいずれぶち当たる壁
そいつは前に進んでいる証拠だぜ
GO ON/GADORO


等身大を歌った曲で今の自分にはものすごく刺さった。

僕は自分よりすごい人や頑張ってる人を見て
自分は劣ってる。何も足りて無い。
そのような感情から無理に背伸びをしようとしていた。
自分だって負けてないんだ。そう表現したかった。

けど

背伸びしても前は見えなかった

いつしか、どんどん苦しくなる現実に背を向け
自分の殻にこもっている自分がいた。
きっと僕だけじゃない。
少なからず似たような経験をしたことがある人はいると思う。

けどそれじゃ何も変わらない。
変わりたいからこの本を書いた。
読んでくれるか分からない。けど読んでくれた人に
僕の今の全てを伝えたかった。

だからもう僕は背伸びをしない。
どっしり構えて一歩ずつ進むと決めた。



【最終章】偽りの自分を愛されるより
本当の自分を憎まれた方がマシだ


この本を書き始めてから丸2日が経った。
書き始めた時からも、感情は常に動きづけている。
この2日だけでも沢山の人に救われたし助けられた。
本当に本当にありがとう。必ず恩は返します。
これぞ「虎の恩返し」てね^ ^

そして最終章に1番伝いたいこと。
それは

偽りの自分を愛されるより
    本当の自分を憎まれた方がマシ

僕は、これを書くと決めた時
自分の弱さや甘さを全てさらけ出すそう決心した。
本当はもっとカッコ良く見せていたかったし、
見栄だって張れるなら張っておきたかった。
だけどそれじゃいくら成功したって「嘘」になる。

それならどれだけダサくても現実と向き合い、
ガムシャラに頑張ってる方がよっぽどカッコいい。

僕の夢は

ヒーローになること

僕の生きたこの瞬間が後世に言い伝えられるほど
沢山の人に夢や希望を与えたい。
守れるものが多い人間でありたい。
そして死ぬ時に沢山の人に惜しまれて死にたい。

笑われてもいい。
無理だと言われてもいい。
自分が自分を信じていればそれでいい。

僕はまだ何も持っていないし何も成していない。
けどこの文を書いたことが「ハジマリ」であり自分の決意だ。

NoiMiだって超有名ブランドにするよ。

歌も本も出すよ。

現役復帰だってしてみせる。

やるべき事は山ほどある。止まってなんかいられない。

足を止めたところで、感情と時間は止まらない。
生きるという事は動き続けると言う事。
止まれるとしても止まらない。
辞めれるとしても辞めない。
何事もポジティブに生きてきた男がたった今
直面している醜い現実と向き合い生きようと決めた。
この時に感じている全てはまだ全てじゃない。
生きてる限り、結することの無い自分だけの人生を
全力で生き抜こうと思う。

↑                                ↑                              ↑
※あらすじを書いた時からの感情の変化です。ここで
もう一度あらすじを見てほしい。


最後に。

ここまで読んでくれた方がいたならば是非
「読んだよ」そうコメントしてくれると嬉しいです。
はじめてこんなに長い分を書きました。

きっと同じことを繰り返し書いてるとこもあるし
決して見やすい文章ではなかったと思います。

けどこれが僕の今のリアルです。
どうしようもない今を、もがき苦しみ生きています。
とは言え僕は20歳の若造。
自分で言うのはなんですが、まだまだできます。
というかまだまだやります。

この文章が沢山の人に届いて、少しでも
「こいつも頑張ってるし俺も私もがんばろう」
そう思って頂けてたら嬉しいです。

なりたい自分になる為に生きる。
生きることにこれ以上の意味はいらない気がします。

だから生きます。
誰も見た事ない景色を見る為に生きます。


最後の最後に。

ごめんなさい(笑)本当の本当に最後です。

今現在、やりたいことがない人。夢がない人。
生きてて楽しくない人。

僕に着いてきてください。見ててください。
僕が生きる意味になります。ワクワクさせます。

だから生きよう。一緒に生きよう。

まだまだ人生捨てたもんじゃないです。
生きてるからこそ沢山の感情に出逢えるのだから。


僕は空白だらけの「感情図鑑」を埋める為に今日も生きます。


三宅虎之介

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