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サッカーワールドカップでクロアチア代表が日本代表と戦っている間に、、

わたしサッカーのルールもろくにわからないのに、
四年に一度のワールドカップだけは気合を入れて応援しているんです。
日本代表のことも応援してるけど、
イタリア🇮🇹代表へずっと熱い眼差しを❤️

それが2018ロシア大会にイタリア代表が勝ちあげれず、
かなりショックでした。
しかしあっという間にクロアチア代表にラブコールを送ることになりました❤️
なんと言っても、主将のルカ・モドリッチが素晴らしいのよ😍

ロシア大会におけるクロアチア代表、
そしてモドリッチの活躍を語り始めると終わらないので、
心を鬼にして話題を変えます。

2022カタール大会で、
クロアチア代表が、こともあろうに日本代表と戦っている試合の最中。
東京から娘が太平洋を超えてローマに飛んできました。

娘は大学4年生、今春から就職です。
コロナのおかげで家族旅行も出来なかったし、
一人で飛行機に乗ってくるのも初めてです。
フランクフルト空港でちゃんと乗り換えられるかしら、、。

わたしはシエナ外国人大学語学附属学校で一か月勉強に邁進していた留学生から、
一転して「ちょっとだけイタリア語のわかるツアーコンダクター」にヘンシーン!
母娘旅を企画実行するミッションを担ったのだ!

そもそも飛行機代が高いから、
勉強だけして帰ってきちゃうのはもったいないと思い、
イタリア旅行もくっつけようと旅の道連れに、
さしあたって夫をお誘いすると、
「ぼくはヴァチカン以外のキリスト教国には興味がないんだよね」
とキッパリ。
ああそうですか、じゃあ娘と行きましょう。
って流れです。

ちなみに夫はヘブライ語を勉強中でイスラエルに行きたいそうです。
いいんじゃないんですか。
わたしたちも結婚32年ですから、
夫婦それぞれに進みたい道、暮らしたい国があるというのは。
お墓だけはいっしょにね。

サッカーワールドカップカタール大会に戻ります⚽️
日本代表、素晴らしかったですね〜。
ドイツを破り!
スペインを破り!
興奮しました。
有難う😘
次の夢はわたしが生きている間に是非ベスト8に勝ち上げってください!

その日本代表がわたしの激オシのクロアチアと試合するなんて!
ワンダフルすぎるぜ。
素晴らしい試合だった。
前半日本が先行して🇯🇵1- 0🇭🇷
後半クロアチアが追いついて🇯🇵1- 1🇭🇷
死闘の延長戦が🇯🇵0- 0🇭🇷
そしてPK戦でついに決着がついたのだ!🇯🇵1- 3🇭🇷

そんな試合を娘はなんとANAの機内でライブで見たそうな。
えー!
飛行機の中でライブ放送って見られるんですか、知らんかった〜。
ちなみに娘は機内で映画を5本も見て満足したそうな。
わたしなんか1本見て寝ちゃったのに、なんかうらやましい。

ローマ・フィウミチーノ空港に着いた娘は、
思いの外落ち着いていて、にこやかだった。
わたしが泣きべそになって大慌てした、フランクフルト空港の乗り換えも
「羽田空港でANAのスタッフさんに聞いたら、
図解入りで丁寧に教えてくれたから、大丈夫だった」そうです。

ふーん羽田でねえ、ふーんしっかりしてるじゃん。
ちょっと肩透かしな気もしますが、ともかく前進だ!

ツアコンママは颯爽と娘と二人分の荷物を率いて、
次のチェックインカウンターへと向かったのだ。
イタリアに着いたばかりの娘は、
ローマ観光もせずにこのままシチリアの東の大都市カターニャに飛ぶのだ。

ツアコンママの計画によると旅はシチリアのタオルミーナから。
タオルミーナというのはでかいシチリアの東海岸にある小さな町で
映画「グランブルー」の撮影地として世界的に有名になったのね。
美しいイオニア海と古代ギリシャ劇場などの歴史的建築物、
カワイイとしか言いようのない魅力的町並み、
そして今も火を吹く活火山のエトナ山(3326m)を望む、
めちゃ素敵な町なんだよ。
だからここからスタート!
(ちなみにゴールはローマだぜ)

カターニャ空港からタオルミーナに向かうタクシーの車窓に、
真っ白なエトナ山が現れてテンションが上がりまくる。
富士山にちょっと似た裾野の広い綺麗なお山なんよ。

わたし「なんて綺麗!どうやったらエトナ山に登れるの?」
運ちゃん「2000mまではバスか車で行って、2500mまではロープウェイで上がって、
その後は歩いてそこらを一巡りさ」
わ「夏ですよね?」
運「夏がいいね。冬は寒すぎるよ」
わ「オッケー、わたしも夏に登りにきたい」
運「いいんじゃない」
おお、会話が成立するじゃん。

ついに一泊目のホテル到着。
娘は羽田空港を発ってから26時間経過で、ねむねむです。

キリッ。
ツアコンママの出番よ。
遠路はるばるやってきた甲斐のある、素敵なお部屋かどうか確認しなくちゃ!

さっそくイタリア語でフロント係さんに聞く。
わ 「わたしが予約した部屋からは、海とエトナ山が見えますか?」
フ 「いいえ、海とエトナ山は見えません。見えるのは公園だけです」  
わ 「それは残念。エトナ山と海の見えるお部屋に変えられますか?」
フ 「ちょっとお待ちください」
  「変えられます。ただし一泊につき追加料金が20ユーロかかります。どうしますか」
わ 「ちょっと娘と相談します」
(日本語で)「ねえどうする?今予約してある部屋は隣の公園しかみえないんだって。海とエトナ山が見える部屋に交換できるけど、追加で一泊20ユーロだって、変えちゃっていい?どうする?」
む 「着いたばかりで20ユーロとかよくわかんないけど、海は見えるといいね」

ツアコンママは第一のミッション達成。
めでたくイオニア海とエトナ山を望む、素敵なお部屋にチェックイン。
二人でひとしきり歓声を上げた後、
わたしが荷解きを終え、娘を見ると、
ベッドメーキング仕立てのピシッとしたシーツの真ん中に仰向けで、
メガネも首にケータイも下げたまま、
すやすや寝息をたてています。

そりゃ眠いよね。
町のレストランが開く19時まで寝かしてやりましょう。
とその面白い寝顔をスマホでパチッ。

家族LINEに夫から「まだ飛行機乗ってるの。出発から26時間だよ」
息子から「ブラジルまで行った?」とあったので、
「出発から26時間後に着いたよ。
シチリアのタオルミーナでーす❤️」
イオニア海とエトナ山、
メガネのまま爆睡している娘の写真といっしょに送ったのだ。

あれ?この回でシチリアの旅報告しようと思ったのに、
まだここ?
わたし何か寄り道してたっけ?
つづく( •̀∀•́ )✧



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