【随筆】都心のコンビニと増え続ける外国人労働者たち

昨日の夕方、近所の都心のコンビニに行ったら、カウンターからポニーテールにパーカーの小さな女の子が顔を出していた。ずいぶん小さな店員さんだなと思ってみていたら、今、必死にレジ打ちをしている中国人の女性店員さんの娘さんらしかった。お母さんを迎えに来るのが早かったのだろうか。

店内にはインド系の若い男性店員さんたちもいたが、みな、女の子を微笑んで見ていて、カウンターから追い出そうとはしなかった。

その後、私が列に並んでいると、女の子はカウンターの裏側でレジ打ちを続けるお母さんの制服の裾を引っ張っていた。早く一緒に帰りたいのだろう。しかしお母さんは一切取り合わず、黙々とレジを打ち続けていた。なんだか昔の個人商店のようでほのぼのとした。

この親子を見ていて、私は自分が小さい頃に在日韓国人の母がスーパーでレジ打ちをしていたのを思い出した。私は2階の託児所で母がお菓子を持って迎えに来てくれるのを楽しみに待っていた。私たち親子もあんなものだったのだろうかと思うと微笑ましくなった。

https://ameblo.jp/toraji-com/entry-12437253566.html

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