占いと猫とトラジャのコーヒー★人生を語って、キレられた話~vol.5
かつて、心を砕いた人がいました。
その人は病んでいた。
鬱と診断され、仕事もやめ、家に引きこもっていました。
その人のカウンセリング的なことをしていた時の話をします。
カウンセリングをしようと思ったわけじゃないんだけど、ほっとけなかった。
ひょんな事で友だちになり、話すようになった。
とにかくよく喋る人で、自分の話をしたがる人だった。
語りたがりだった。
寂しい人なんだと思った。
同情した。
これが良くなかったんだと思う。
私は深みにハマっていた。
昔から、ちょっとネガティブな人に引き寄せられるところがある気がする。
心に闇を抱えている人に引かれる。引っ張られる。引き込まれる。
このときはかなりやばめだった。
親身になり、話を何時間でも聞いた。
電話でも、LINEでも。
1日の大半を持っていかれていたのではないかと思う。
連絡が途絶えると心配でいてもたってもいられなくなっていた。
命をたっていないだろうか?
そんな心配ばかりしていた。
あるとき、若い時の無茶なことをしたを聞いたとき、思わず私の口からついて出た言葉があった。
「自分の身に起こることは全て必然」
これを言ったあと、その人は猛烈に怒った。
死ぬ目にあって、命からがら日本に帰ってきた人間にいう言葉か、と。
そこから、自分の親が自分にしてくれなかったことを、恨み言を、吐いていった。
私は言葉を閉じた。
その人は自分の感情と、向き合わなければいけない。
自分に起こること、起こったことを受け入れなくてはいけない。
そう思った。
だけど、彼は弱かった。
結局受け入れきらず、病みを深め、すべての関係を絶った。
今でも1年に1回位思い出したようにラインが来る。
元気か、俺はなんとか生きてる。
そんな事を書いてくる。
でももう、私ができることは終わっているのだ。
あとは自身でケリをつけるしかないのだ。
そんな事を、さっきふと思い出した。
数年前の思い出。
必然と偶然について。
偶然、こんな事があった。
そんな経験は誰にでもある。
たまたま、奇遇にも、ばったり、ひょっと、はからずも・・・起こった出来事。
これは、偶然か必然か?
占星術的に言えば、全ては星のお導き、といったところでしょうか。
運命をどう捉えるかという問題もありますが、わたしはすべての出来事は必然であり、繋がっている、という考え方が好きです。
もちろん、必然と思える経験をたくさんしているからこその思いなのです。
今日はそんな中から一つ、あまりにもできすぎていると感じた出来事をお話したいと思います。
「偶然にも」の連続。いくつつながれば、これは運命、となるのか。
私は猫が好きです。
富士山も好きです。
道端で猫を見かけるとその日はとっても幸せです。
新幹線から富士山が見えると幸せになれる性格です。
そんな私は「偶然にも」を引き起こしました。
引越し先を探していたとき、ひょんなことから条件の良い物件を見つけました。
なぜか、紹介してくれた営業マンはめっちゃ渋ったのですが、決めました。
「ほんとにいいんですか?」って何度も聞くのよ。
でも、引っ越してみると、なんと大好きな富士山が毎日見られる家。
その上、近所には猫がいっぱいいるのです。
そして、なんだか猫にまつわる伝説もある場所でした。
猫が踊るんですって!
なんて楽しい!!最高な土地だね!
なんて思ってたら、お隣さんの猫がハチワレのおばあちゃん猫。
毎日話しかけてました。
「ウチに1匹お猫さんを派遣してくださいな!」
すると、ひょんなことから保護猫を引き取ることになり。
うちには今一匹のハチワレさんがいるというわけ。
「偶然にも」
一つの出逢いが、次の出逢いにつながっている。
一つの経験が、次の経験へのパスポートとなる。
そんな経験、あなたにもあるんじゃないでしょうか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?