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それぞれがそれぞれの壁にぶつかったけど、その度に誰かが誰かを支える。

それぞれがそれぞれの壁にぶつかったけど、その度に誰かが誰かを支える。

1期13話のこのセリフに、僕が虹ヶ咲という作品が好きな理由が詰まっています。

虹ヶ咲という作品はソロアイドルがテーマとなっており全13話のうち、9話を各アイドルひとりひとりに焦点を当てて進行しています。「キャラ紹介に9話も使って物語が綺麗に終わるのか?」見始めた頃、そんな疑問が思い浮かびました。

しかし、ひとりのアイドルがピックアップされる話が終わったとしても、また別のアイドルの話で、既にピックアップされたアイドルの魅力がさらに際立つような、ストーリー展開となっていました。僕がそれを最初に気付けたのは第8話「しずく、モノクローム」でした。演劇祭の主役を降ろされ塞ぎ込むしずくと、そんな彼女の背中を押すかすみ。ピックアップされるのはしずくですが、それと同じくらいかすみの魅力が詰まった素敵な話です。

人生は、辛いことや苦しいことの連続です。ましてや、夢を追いかけるということは、そう簡単なことではありません。多くの場合、壁にぶち当たって心が折れそうになります。

でもそんなとき、ほんの少しの前に進むきっかけをくれる存在は、とても大切だと思っています。家族や友人、上司や同僚に後輩。推し。その時、その状況によって様々だと思いますが、そうやって誰かが誰かに支えられて生きています。

僕は今の自分があるのは、周りの人たちのおかげだと思っています。今まで誰かに支えてもらった分、次は僕が誰かを支える存在、前に進むきっかけになりたいです。
人は誰しもが誰かに支えられて生きている。当たり前に思えるけれど、実は大切なこと。人と人との繋がりが持つ貴さを描いた、虹ヶ咲という作品が僕は大好きです。

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