職探しを始める

下弟の職探しを始めた。新聞広告でよさそうな所をピンクアップして、連絡し、面接をしてくれるところには、喜んでいく。ただここで問題が発生した。住所の事だ。ウィクリーマンションでは駄目なのだ。部屋を借りるには、定職についていることが必要不可欠。定職につくには住所が安定していることが必要。私は考えた。住所を私の所に移し、職が決まったら、アパートを借りる。それしかないでしょ。ぼろぼろのテラスハウスも、職がなければ貸してくれなかったし。電話は携帯を私名義で買って、弟に持たせた。あの頃の事を思い出すと今でも胸がギュッとなる。その後のことも胸がギュッギュとなりっぱなしだけどね。弟の世話をかってでたのは、上弟が下弟をだしにして、父を責め続けていたからだ。お里から離れれば、向こうは丸く収まると思ったからだ。それが甘い認識だったことが、おいおい明らかになっていく。

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