墓じまいに関して

 長男の妻と服飾店で出会った従妹が、

「何にも聞いていなかった。お墓に言ったら、墓石ごとなくなっていた」

と長男の妻から聞いたらしい。

私は、今迄の経過から、どうせこういうことになると思って、弁護士から墓じまいをするとの主旨の手紙を出して貰ってあった。

ごたごたは父が亡くなる前からのことで、話し合いを求めるも却下されてきた。話したことが、長男というフィルターを通すと、言ってないことを言ったことにされていたり、提案したことがなかったことにされていることがいっぱいあった。

確かに手紙だけで、言葉でのやりとりはなかった。なぜ墓じまいに至った経過か、亡き父がそれまでの先祖は永代供養にしていたということ、亡き父母だけそのままになっていたし、墓参りも私は遠く離れた場所に住んでいるので、ままならない。お墓をおいておくと、近所の人と掃除を一緒にやることができないので、心苦しい。それに今は長男の嫁がきれいにしてくれているが、その後がいない。私が元気なうちに、永代供養墓に移すことがベターなことだと判断した。

 具体的な日を長男たちに伝えるべきか迷った。しかし過去に、違う従妹の職場に電話をかけて「あんな奴はやめさせろ」とすごんだ

事実がある。従妹に相談した結果、わたし独断で進めた。

 長男の嫁としては、嫁としてやるべきことはやってきたの一つがお墓をきれいにしておくことだった。「○○子さんはよくやっている」と世間は言う。そのとおりだと思うし、その点は感謝している。だが、80才を越えた父にした仕打ち、父を追い出したことはどうなの?それすら「自分で進んで出て行った」と言い換えた。父が相続は私にと書いてくれた遺言状も、私が捏造したとの話にしようとしたよね。こうして書いているといろんなことが思い出される。その時々でやれることはやってきたという自負はある。家は長男がやるもの、特別待遇が当たり前と信じ込まされてきた。「家はやらない」との言葉は父をどれだけ傷つけたことか。私はその言葉や態度をみて、○○家が続かないと思い、心をそちらに向けてきた。父が死んだとたんに跡取りだと言われても困るんですけど。父が悲しむのを見て「私が元気なうちは、お寺等やるけど(といっても、会費を払うくらいだけど)後は永代供養にするから」と話してあった。私はその線で行動した。他人に私の立場を話しても、理解は得られない事は思い知らされた。言い訳をしたい気持ちもあきらめた。長男の嫁と話した従妹は、彼女のいうことを少なからず信じたと思う。もうそれでいい。


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