もぐらたたき

 最初のモグラは、原発爆発だった。いくつかの調査会が組織され、国会事故調がいい仕事をしたと思う。マスコミは津波原因説を全面に出したが、事故調は地震で配管が壊れていたと、事実を指摘した。原発は淫靡、助成金等、政治や産業界の矛盾の宝庫であって、これを解明すれば、他の事もお掃除できるのではないかと私は感じた。「脱原発」「卒原発」運動は市民を動かした。しかし、自公が政権を担当するようになって、再稼働への動きが活発になった。政党助成金を稼働させることで、企業献金を廃止したのだが、政権は復活させ、濡れ手に粟状態を確保した。原発関連では2億円の寄付があると、国会で自民議員が指摘していた。内閣は献金なしの所には対応しないとささやかれている。教育、年金、福祉への冷酷な態度はそう考えると納得できる。コウタローさんとこの加計学園は違いますよ。補助金たっぷり貰って、親戚でもあるシンゾ~とゴルフしたり、飲食代で1億円もかかると嘆いていたそうだから。

 政権は一匹のもぐらに集中して対応されるのを避けるために、次々と新たなモグラを投入してきた。秘密保護法、安保法制、今回の目玉、働き方改革、数の力で強引に採決し、国民の理解を得たと吹聴する。事実をださない作戦で、違う意見を述べるものは、捏造と

ネットサポーターを活用し、誹謗中傷する。最終的には必要もない憲法改正で、国民を黙らせ、言うことをきかせるつもりのようだ。

もうもぐらだらけで、どれを叩いていいか混乱する。ゲーム機そのものをひっくり返すしかないのか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?