蹄の病気・白線病とは?

白線病は馬のひづめに関連する疾患の一つで、蹄の白線部分に発生する炎症やダメージ(腐敗・感染)を指します。
白線とは、蹄の底からみると、蹄壁と蹄底の境界にあり、白い線が引かれているように見えます。

白線病とは、通称で、白線病の中には、白線裂や蟻洞などが含まれます。

赤丸・蟻洞
青丸・白線裂
黄丸・白線病ではありませんが、菌の繁殖による腐敗
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私は獣医ではありません。装蹄師や獣医に聞いた話しとネットの検索で記事を書いています
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白線病になる主な原因

白線病の原因はいくつか考えられますが、主なものとして以下の点が挙げられます:

  1. 湿度と汚れ: 長時間、湿った場所や泥濘地での飼育や運動が続くと、蹄の中や白線部分が柔らかくなり、菌や真菌の繁殖を促進します。

  2. 不適切なひづめのケア: 適切なトリミングやクリーニングを行わないと、蹄の間に汚れや石が詰まり、圧迫されて炎症を引き起こすことがあります。

  3. 飼料の問題: 適切でない飼料や栄養不足が蹄の健康に影響を及ぼすことがあります。

白線病の症状は、白線部分が菌の繁殖により黒ずみ、柔らかくなり、蹄が削れやすくなったり、腐敗臭がしたり、進行が進むと跛行することがあります。
早期に発見し、適切な治療やケアを行うことで、進行を遅らせたり、完治させます。

治療方法

治療方法としては、適切なクリーニング、トリミング、抗生物質や抗真菌薬の使用などが行われます。
また、白線病の予防としては、定期的なケア、清潔な飼育環境の提供、バランスの良い飼料の供給などです。

蹄のクリーニングは、白線病を含む多くのひづめの問題を予防または治療するための重要なステップです。
以下に、クリーニングの基本的な手順を説明します。

  1. 見える部分の掃除:

    • まず、蹄全体をブラシや柔らかい布で清掃します。泥や汚れ、小石などを除去します。

    • 白線部分やひづめの溝に詰まった汚れや古い角質を慎重に取り除きます。(菌に冒され腐敗しているため、柔らかいので、無理に奥まで掻き出さないよう注意。完治を遅らせる可能性があります。表面の汚れを取り除いたら、あとは薬で菌をやっつけるイメージで)

  2. 浸水と浸漬(獣医や装蹄師に相談後・行ってください):

    • 蹄を塩水に浸水させます。浸水後はしっかりと乾かしてください(うちの牧場ではよく行われています)

    • 抗菌・抗真菌の浸漬剤や洗浄剤の使用。

  3. 乾燥:

    • 菌は暗く湿った場所を好むので、クリーニング後はしっかりと乾燥させます。必要に応じて、タオルやペーパータオルで水分を取り除き、地面が乾いた場所にて、自然に乾燥させます。

  4. 除菌・殺菌:

    • 除菌、殺菌液(専門家に相談し、適切な薬を手に入れてください)を患部、もしくは蹄の底全体に塗布、またはスプレーします。

蹄のクリーニングは、不適切な方法で行うと蹄を傷つける可能性があります。
獣医や専門家に相談し、適切な方法で行ってください。

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