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江望LIBRA#8 ALIVE

期待と不安だけ 詰め込んだら♪
遠くを目指して走る♪
鼻歌こぼれた 風の中♪
紡いでいく 未完成のメロディ♪

ALIVEがアコースティック盤に入ると初めて知ったときの、すっごく正直な感想です。

やめてほしいな。

この気持ちは、まだ書いていませんが「あるこう」でも同じことを思いました。

まだ上間さんは4枚も5枚もアルバムを出したり、10曲も20曲もシングル曲があるアーティストではありません。

数えるしかないオリジナル楽曲、しかもファンが大切に想っている楽曲を、作った人じゃない人達でアコースティックにするぐらいなら、もっと新しい曲を作ってくれればいいのにって、直感的に感じました。

それこそ「アコースティックで聴かせてくれる新曲」で良いのではないかと。

「挑戦」とは聞こえがいいけど、言い換えれば「0から1ではない挑戦」です。
どんなことも0を1にする、新しい物を作り出すのが一番時間がかかり、労力も努力も必要です。

僕はずっと「何かを作る仕事」をしていたので、0を1にすることを挑戦というと、今でもずっと思っています。

すでに有るものを新しくすることは、1を2にしたり2を3にすることです。
これも大変ですが、0を1にする力とは比べ物にならないぐらい楽です。

0から1にした人が、一番大変な部分を担っています。

だから「オマージュ」とか「パロディ」とか「アレンジチェンジ」とかは、より慎重に、提供するファンの人の目線も最大限考慮してやるべきだと思います。

とはいえ、僕が過去に担当した番組や制作CMなどは、これを多用した物もありました。
ですから、とにかくパロるときは「0から作った人達と、それを大切に想う人達の気持ち」を一番配慮してきました。

そして何よりも、そんなパロディを倍以上で上回る「0から作ったモノの実績」がありました。

僕の0からの作りモノも、のちにたくさん「2にしてもらったり」「3にしてもらったり」数えきれないぐらい変化して育ててもらいました。

この持論からの感情が強かったので「やるなら選曲に気を使ってほしかった」と、それが第一感だったんです。

こんなことを思う上間ファンは僕ぐらいなのかもしれないですが、上間さんに限らずアレンジ違いの楽曲を出すと、どの界隈も一回ザワつきますよね(笑)

で、ファンが聴いてみて、良い曲になっていれば納得して黙るわけです(笑)
いまだに火種がくすぶってるアレンジチェンジ曲もありますよね・・・どの界隈とは言いませんが、僕が言うってことは・・・ご想像のその界隈です(笑)

目的地は誰もわからない♪
1,2の3でジャンプ!その向うへ♪
Let's go!! Brand-new days♪
まだ真っ白な世界へと 旅を始めようか♪
Now I'm alive 僕だけの場所求めて♪
さあ、次の夢を叶えようか♪

今日で発売から10日経ったLIBRA。

iPhoneに取り込んでいて、CDで聴くことはないので「擦り切れるほど聴いてます」という表現はおかしいですが「mp3ファイルが劣化するぐらい」は、すでに聴いてます(笑)

買うまでは思いもしなかった、書いた通りに「反発する心」すらあったアコースティック盤なのに、気づけばこちらの盤を多めに聴いています。

新しい上間さんの、いままで触れたことのない声が聴こえるからです。

天秤を使って計らずとも、答えはいつもすぐ出ます。
僕の天秤は、つねに上間さんが見せてくれる世界が一番重くて、一番大事なのです。

結論、アコースティック盤がよかったんです(笑)

だめだと思ったら いつだってそう♪
遠回りしてみればいい♪
つま先立ちで見つけた光♪
ちょっとまぶしい だけど悪くない♪

今までのALIVEの前奏では、いつどんなときでも、どんな場所で聴いても、僕には上間さんの声と一緒に、もうお一人、僕の人生に大きな影響を与え続けてくださる、前田さんの声も聞こえていました。

ALIVEの曲始めに乗って「こんばんは~!はりけ~んず前田です!こんばんは!上間江望ですっ!」という、がむちゃら!のオープニング。

2015年の4月、前田さんと上間さんで始まったA&Gの新番組「がむちゃら!」です。
この時期は、土曜日の26時がすべての生活時間の中で最高の楽しみで、僕の一週間はこの時間を目指して生活していたと言っても、当時は過言ではなかったです。

前田さんのイベントで北九州に行ったときも、朝まで遊ばずにすぐホテルに戻って、この番組を聴きました(笑)
とにかく土曜日の夜は、何があってもこの番組が最優先でした。

これまで色々な瞬間に「あっという間の時間だった」と感じるときがあります。
ですが僕は、この2015年の4月からの土曜26時からの30分が、今までの人生の体感時間としては一番速い時間だったと、今でもこれは更新されずにいます。

始まってすぐ終わるんですよ、この番組は。
後にも先にも、こんなにすぐ終わる30分は、未だに体験していません。
ラブライブ!の全盛期の30分もケタ違いに速く感じましたが、それよりもがむちゃら!は速かったです。

「わたしなんでもやります」という、当時の上間さんを象徴するようなコーナーもありました。

このコーナーに限らず、僕もたくさんネタを出しました。
よくこんな毎週あるなって思われるぐらい、上間さんの新しい話を出し続けました。
ときには週に2つも3つも、オールナイトニッポンのハガキ職人時代と同じペースになったときもありました。

新人声優として頑張る上間さんの印象を「一方的に面白い人へ向けてしまうようなネタ」も出して、大笑いして頂いて採用されたこともありました。

今でも「あのときのネタを出してよかったのかな」「上間さんは当時からありがとうと笑顔で言ってくれていたけど、あれで良かったのかな」って考えてしまう失礼なネタもたくさん出しました。

もちろん今でも上間さんのことが大好きです。
だから、どこであろうとお仕事を見に行かせて頂いたり、新しい役の話や楽曲の話が出れば、本当に嬉しい気持ちになります。

でもこの時代、ALIVEを毎週土曜の深夜にひとりで聴いていたころの上間さんは、自分で振り返っても恥ずかしくなるぐらい、純粋に大好きだったんです。
今が不純ってわけではないですよ(笑)

上間さんが発信するすべてに反応して、すべてに好意を持って、すべてに笑っていたころの曲。

僕の身体の細胞は、僕自身が最近忘れかけていた、このころの大切な時間の記憶を、覚えていたんです。
潜在的な心の宝物として、深層心理に書き込まれていたと、ちょっとしたきっかけがあり、今年のあたまに知ることができました。

憧れさえ いつか超えていく♪
1,2の3でジャンプ!飛び出したら♪
Let's go!! Brand-new days♪
ただ透明な未来へと 旅を続けようか♪
Now I'm alive まだその先を求めて♪
さあ、次の夢を叶えようか♪

ファンが好きな人に出会うまでの過程って、人それぞれで十人十色ですよね。

僕が上間さんを知ったきっかけは、前田さんです。
前田さんのイベントに、たまたま新人の上間さんが出演していたのを見たのがきっかけです。

正直、この日の上間さんの印象は、思い出そうにも思い出せないぐらい薄いもので、このときに書いた自分のイベント記録を読んでも「黄色い衣装の子」としか書いておらず、名前すら印象にない子でした。

この日の黄色い衣装の子が、たった6年で、僕の現在の人間関係を大きく描き変えてくれたのです。

前田さんがいらっしゃらなければ上間さんには会えませんでしたし、上間さんがいなければ、今の僕にとってかけがえのない人達とも会えなかったことになります。

そしてなにより、僕はALIVEを聴いて、いまも生きています。

Let's go!! Brand-new days♪
ただ真っ白な世界へと 旅を始めようか♪
Now I'm alive 僕だけの場所求めて♪

上間さんがLIBRAの発売日の突発配信で「歌詞カードのどの上間の写真が好きですか?」と聞いてきました。

僕は「1枚目の座ってる写真!」と返しました。

上間さんの表情がある写真では、この1枚目の座っている写真が好きなのでこう答えましたが、でも歌詞カードの中の写真でどれが一番好きかと問われたら、僕は「ALIVEのページの写真が好きです」と答えていたと思います。

上間さんの両手のひらに花が乗っているだけの写真で、上間さんの顔は写っていない写真です。

歌詞カードをめくる中で、構図が鮮やかで、真っ先に目に留まった写真でした。

この花は、ダリア。
薄紫のダリアです。
上間さんの誕生日、10月頃に咲く花。

花言葉は「華麗」や「気品」
そして・・・「移り気」

Love is more afraid of change than destruction.

ダリアから連想する、ドイツの哲学者ニーチェの有名な言葉です。
意味は書かないので、興味があるかたは和訳してみてください。

ALIVEひとつでここまで想う、気持ち悪いオタクですみません(笑)

そういえばポエミリオンなんてタグもありましたね。
あれ面白かったですよね。
またみんなで上間ポエムを出したいですね(笑)

さあ、次の夢を叶えようか♪

上間さんがこれまで書いてきた歌詞の中で、飛びぬけて好きな一節が、曲中に3回出てきて、ALIVEの最後を締めるこのフレーズです。

僕の中で「これぞ上間江望!」と感じる、イメージ通りのワンフレーズ。

上間さんがひとつずつ夢を叶えていく姿は、僕らの夢でもあります。
これからも一緒に見させてくださいね。

明日の江望LIBRA#9は、ET CETERA STORY~hope~にします。

ではまた~。

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