見出し画像

一緒なら So・・・

朝から少しイレギュラーな仕事を消化しましたが、無事に上間さんのライブへ。

上間さんの登場直前の換気時間に到着できましたが、危ないところでした。

昼と夜、予定通り2ステージに上間さんは立ちました。
どちらのステージも上間さんらしい、元気ある、明るい、面白い、自由奔放な、引き込まれる、優しい、いつまでもこの時間が続いて欲しいと感じる、最高の時間でした。

上間さんのライブの代名詞でもある「自由奔放で天真爛漫な空気感、自然体の笑顔、優しい空間」が、久しぶりにフルパワーで揃っていたと、嬉しくなりました。

ステージで歌って笑う、大好きな上間さんがいました。
何年か前、毎週会っていたのに、その度に僕らを一発で仕留めてくれていた上間さんのステージパフォーマンスが、本当に久しぶりに目の前にありました。

セットリストはこのあとに書きますが、昼の部のBeautiful World で胸が熱くなり、涙が溜まりました。

Beautiful World って、こんなにいい曲だったんですね。
僕は勝手に、自分勝手な理由で、初めて聴いた日からフラットな耳ではなく、曇りガラスのフィルターをつけて聴いていたようです。

ファンは、ご本人よりもご本人の変化や心境を敏感に察します。

それは大きなお世話や、見当違いのときもあるけれど、そう感じるときは、だいたい複数人のファンが同時に同じことを言い出したりするので、一概に「違うとは言い切れない」と、僕はどの界隈でも、この現象を経験しています。

理由や原因は当然わからなくても、それをファンは「好きな人の違和感」として捉えて、心配したり不安になったりします。

そもそもファンは勝手です。

しかも、その勝手なファンが感じる違和感の原因は、ときにそのファン自身がご本人にダメージを与えてしまっている場合もあります。

僕はね、というか、僕を含めたエミリオンはね、この2年ぐらいの上間さんの表情や顔つきが「何か変わったな」って、漠然と感じていた人も周りにいたんです。

それは良い意味ではないほうで、です。

僕らが大好きだった自由奔放な上間さんのどうしようもなく可愛くて、憎めない最高の笑顔が、なにか影を落としているような…。
上間さんがどんなに笑っていても、僕らにはそんな悩みある笑顔に見える日もありました。

上間さんに「その話はやめてくれ」って言われちゃうかもしれないけど、やっぱり今月の頭に起きたアレが、僕には「良かったこと」だったのではないかと、今日のライブを見て真っ先に感じたのです。

初めて上間さんが僕らに正面から問い掛けてくれた日。
本当はもっとキツい言葉が並んでもおかしくなかったのに、上間さんはこの期に及んでも、言葉使いの隅々まで配慮していて、優しかった。

明け方に近い深夜だったけど、僕らも、正面から受け止めて返しました。

個人的な話ですが、僕はこのときの返信に「運営が変わってから感じていた、手紙にも書かずに我慢していた事」を真正面から具体的に例をあげて、全力のストレートで長い返信を投げ返しました。

「運営が変わってから、ここが違うと思う」

「新しい運営は、楽しませる先がお客さんを向いていない。自分たちが楽しもうとしている。そして何よりも演者をリスペクトしていない。それを感じる事ができない。だから不愉快になる」

「口に出して表で批判することでその渦を大きくしたくないし、上間さんへの好きは変わらないから、僕は否定しない替わりに肯定することもやめた」

読むだけになるかもしれないけれど、思いを返信して欲しいと書いてあったので、初めて本音を返しました。

もっと別の話ならいくらでもしていたのに、一番大事な話を、こうなるまで避けてました。
ダメですね。
好きな人への気の使い方を間違えていたのかもしれないです。

本当に返信して良かったのか、しかもこの返信内容で本当に良かったのか、それは今でもわからないです。

もちろん、このときに自分以外のエミリオンさん達が何を書いたのかは、僕らはお互い一切知りません。

この件のあと、初めて僕らは上間さんと顔を合わせました。

その結果が、冒頭の感想なのです。

この例は、他のエミリオンのかたの話でもあるから、書き方も難しいけれど、いつも厳しく感じたことをストレートに表現する人が「上間さんの顔が変わった」と言ったり、上間さんと同じレーベルの出演者さんのブースに寄って「ステージがよかったです」と伝えて談笑する姿を見せました。

この姿を見たのは初めてではないけれど、この数年の運営スタイルに僕らがクビを傾げ始めてからは、誰もやらなかった光景でした。
とくに「演者は素晴らしいけど、運営が大いに疑問」というスタンスを貫いていたエミリオンは多かった。

でも、その人達ですら、終演後も全員で「楽しかった」と、本当に思える帰路でした。

久々のライブで、文字通りのリスタートって大袈裟かもしれないけど、それぐらい僕は嬉しい日だったんです。

上間さん、本当にいい顔してた。
晴れてた。

久しぶりのステージで、余計なことを考えずに飛び出したことも幸いしたのかもしれないけれど、それでもこの数年で一番いい顔してた。

上間さんが人前に出る仕事を、全部見てる僕が言うから、この部分だけは間違いないです。
この長い文章の他の部分は、憶測と推測が混じっているから、正しいかどうかはわからないけど(笑)

で、またこうなってくると、僕らの心理も少しずつ変わるんですよ。

僕は、自分でも今朝気づいて驚いたのですが、上間さん以外の出演者さんに「上間さんに感想を送る前に」感想を送っていました。

いつも、これは意識して、何があっても「上間さんに一番に返してから、他のかたに送る」ようにしていました。

それを、上間さんがツイッター上に出てくる前だったのに、他の出演者さんの感想ツイートを見つけて、それに感想を送っていたんです。

「レーベル全体で盛り上がるといいですね」と書いて。

昨日まで思いもしなかったことです。
このレーベルこそが、上間さんに長文を送った「否定しない替わりに、肯定もしないと決めた場所」です。

何が一瞬でそこまで変わったのか、本当にわかりません。

もちろん全部、今までのすべてが「いいね」に反転したというわけではないのですが、ただ、昨日は僕の目に見えていたモノは、満点でした。

とはいえ、物販でも、またやらかしてくれてたんですよ(笑)
僕の買ったCD、円盤が入ってなかったんです。

ありえんでしょ(笑)

この運営さんに僕らは、これまで「買ったマグカップが割れていた」「限定のカードが入っていなかった」「ケースが割れてる」「送料二重取り」「ガチャスタイルでの物販だった物の在庫を、自由選択のバラ売りですぐ再販された」などなど、とにかくやられています(笑)

その都度「ふざけんな」と、1ミリも許す気がなく吐き捨てていました。
交換しに持って行っても「マジですか?ホントっすか?」なんて感じでヘラヘラしてるし、まずはメールくださいとか変なプライドがあるし、ひとつイヤだと思うと、イヤが波状になって負の相乗効果しか生まない典型的な例でした。

今回は、CD買ったらCD入ってないんですよw
ウソでしょって思いますよねw

これ、今まで公には言ってなかったこともありますが、こんなにあったんですよ。
帰って開けたらマグカップ割れてて問合せたら、明日も物販あるから持ってこいって対応だったし。
そりゃキレるでしょ(笑)

だけど、昨日の僕は怒らなかった。

「これ、僕でよかったわ。他の遠方から来た人や、上間さんを今日初めて知ってくれた人に当たっちゃって、帰ってから開けてみてCD入ってなかったら、上間さんに残念な印象が残っちゃうよ。僕でよかった」

上間さんの晴れた笑顔は、こちらの気持ちの温度をさげます。

イヤだと思わなくなると、今まで微塵も見えなかった「よい点」もまた見えてきます。

物販に「入ってなかったよ」と告げに行くと、上間さんはまたたぶん色々と思ってしまって「うぅ・・・」と唸って伏し目になってしまったのですが、隣に立つ運営の人が即座に「入ってませんでしたか。申し訳ありませんでした」と、すぐ頭をさげて新しいCDを出したんです。

これは普通の対応なのかもしれないけれど、今まではこの「あたりまえ」が無かったように思います。
もちろん事故らないのが一番なのだけど。

でも失敗してしまったあとに「マジですか?ホントっすか?」なんて言うことは無くなっていました。
対応した人も違っていましたが、すべてのスタッフさんがそうあって欲しいと、初めて前向きに思えました。

あと、これは昨日も書いたけど、僕個人の対応をして頂いたこともありました。
入場ルールの対応をしてもらいました。

イベント当日に個別対応をして頂いたくせに、直前まで思っていたことを正直に言います。

「本当に受付を通るときに、先に打ち合わせした通りに、ゴム手袋をしてそれを見せれば、アルコールをかけられずにスムーズに中に入れるのかな」って、本当はまだ半信半疑でした。
話は本当に通ってるのかな、と。

ですがその心配は杞憂に終わり、昼も夜も、受付の人は「すべて承知しております」という対応を頂きました。

ゴム手袋は持参するので大丈夫ですと伝えていましたが、念入りに受付にゴム手袋も用意されていました。

「ご対応ありがとうございました」と、終演後に運営の2人のかたにお礼を伝えました。
そのときの返答も、僕にはとても嬉しいお返事でした。

個人対応など、誤解を恐れず極端に言えば「運営側はしなくてもいいこと」に分類されると、僕は思っています。
もし「無理です」と言われたら、そのときはイヤな気持ちなく、僕個人の身体の都合ですので、引かねばならない件でした。

もちろんこの件があったから、借りができて言うのではなく、それ以外でも、よかったと思える会場の雰囲気だったのです。

これもうまく表現できないんですけど・・・
たとえば名物スタッフさんって、どの界隈にも、どの会場にも、どの事務所さんにも、一人二人いるじゃないですか。
ファンからも親しまれ、接することができるかた。

どの有名な演者さんにも、いらっしゃいますよね。
マネージャーさんだったり、レーベルさんだったり、社長さんだったり。

でも、その方々って「自分からグイグイ前に出てこない」ですよね。
ファン側が親しみを込めて〇〇さんと呼んだり、現場によってはファンがいじったりもするけれど、でもこのかた自身は自分から積極的に出てこようとはしない。

ましてやスタッフとしてMCをやっているときに、タレントが喋っているところを遮ってまで、自分の喋りを入れてきたり、変に自分をキャラ付けして喋るなど、そんなことは絶対にしない。

だけど、このありえないことが、この運営では日常として起きていた。
ずっと起きていた。
「あなたのスベってる話を聞きに来たわけではない」という内輪ウケのノリに近いことが、毎回起きていた。

エミリオンは誰一人として、最初から笑っていなかった。

このことも、いま冷静に気づいたら、最近はこれも限りなくゼロになっていました。

もちろん運営側に譲れないところがあるのもわかります。
全部ファンの言いなりは良くありません。

ですが、ファン側が不満だと感じていたところは、修正しようとしているのかなって、昨日の上間さんの笑顔が気づかせてくれました。

最初からイヤだと思って見る景色は、いいところがあっても気づかないし、見えないんですよ。

でもイヤだなって思わなくなってくると、とたんに良いところも、少しずつだけど見えてくる。

結局は、やっぱり上間さんの笑顔が解決してくれる。

長く書いたけれど、これは僕の昨日の感想です。
「いやいや甘いですよ。まだまだダメでしょ」っていう意見のかたもいると思います。

お互い背中を向けていると、気づけないことがある。
片方が背中を向けなくなったことを、気づくことができない。

半身ぐらいになって、相手の顔を見ることも大事かなって、そんなふうに思いました。

長い前フリだけど、これを書かずにはいられなかった。

これが前提にあった上で「今回のライブは良かった」と思えたんだと、それを伝えたかったんです。

ではセットリストです(遅すぎるw)

昼の部
ENDROLL, after
キャッチライト
Irony
アイのシナリオ
Beautiful World

昼の部で、上間さんが言った印象に残るMCが「いつも歌う同じ歌で、もちろん同じ歌詞だけど、聞くタイミング、歌うタイミングで、歌詞の意味や解釈が変わるように感じます」という話でした。

同感です。

冒頭に書きましたが、Beautiful World で胸が熱くなりました。
この曲は、軽く1000回以上聴いている曲です。

この日聞いた Beautiful World は、いつも聴いていたときに浮かぶ景色と、まったく違う景色が見えていました。

あと、前が割れてるスカート系の衣装で、雑にしゃがむなwww
もっと足をソデに向けてwあと、手ももっと添えてくれw
一番後ろで見ていてもヒヤヒヤしたから勘弁してw

夜の部
Beautiful World
かざぐるま
プラチナ
et cetera story~hope~
Stargazer

4曲目の曲名ですが、正確にはカタカナ表記かもしれませんし、エトセトラをetc.と表記するのかもしれません。
読みはエトセトラストーリー ホープ とのことです。
新曲でした。

作詞した太田彩華さんが本曲を歌い、そのアレンジ違いを上間さんと、もうお一人で歌う「3パターン存在する曲」なのだそうです。

組曲とは違い、同じ歌詞のアレンジチェンジです。
なかなか面白い試みだなと思いました。

曲も良かったです。
上間バージョンの配信を楽しみにしますし、こうなると太田さんの本曲も聴き比べてみたくなるのが、心理効果だと思います。
これは配信が楽しみです。

この夜の部も、Beautiful World が来ました。

夜の部のMCで、上間さんはこの曲の歌詞のようなトークをしていました。

「みんなの気が晴れたらいいなって思ってたけど、私も楽しい」と。

この曲の歌詞、上間さんが作詞していたのに、そんなに読み込んでなかったな。
そういう詞だったのかと、やっと辿り着いた想いです。

新しいレーベルの曲で、今のところ、この歌が一番好きかも(笑)
今までの全部の曲の中でも・・・好きかな。

今、右上に文字数が出ているのですが、これでもまだ5800文字だそうです。

もうちょっと行ってるかと思ったけど、改行多いから、その程度みたいです。
まだ6000にもなってないので、もう少しだけ。

僕の上間さんのステージ衣装のイメージカラーは「黒に赤のワンポイント」なんです。

上間さんではなく、エミリーのカラーです。

上間さんがこの衣装で出てくると、僕は背筋が伸びる感覚になるんです。
上間さんも「はいど~も~上間江望ですぅ~」みたいには出て来ず、颯爽とキリっとした表情で登場します。

昼の部、まさにこの黒のドレス衣装で登場したんです。

後ろに座っていたので「赤は無いか」と思いましたが、あとで物販のときにわかったんですが、靴紐が赤でした。

さすが上間江望、わかってるな(笑)
こういうときは、前に座ってればよかったなって思うんですよね(笑)

上間名義の曲はあまり「黒ドレスで」という曲がないけど、やっぱり黒が本質的に似合う人だから、久しぶりにエミリーも感じられて、得した気分でした。

黒ドレスでキャッチライトが聴けるって、もう今後もないんじゃないかぐらい思ったから、めちゃめちゃ脳内記憶させておきました。

物販ではひたすら「レムナントの話」をして、何か話したいことあったんだけど、レムナントの話したからいいかと思ってましたが、やっぱり帰ってから重大な話をするのを忘れていたことに気づきました。
これは毎度ながら相変わらずでした。

サインを書いてる最中もレムナントの話を喋っていて、ふと上間さんの手元を見ていたら、いきなり絵を描き出してました。

クソのような僕の似顔絵かと思い、書き終わったら怒ろうと思って知らんぷりしていたら「ルートマザー」と書き出し、このヤバイギャグ漫画のオヤジみたいな絵は、上間さん自身が演じた重要なお婆ちゃんのキャラだとわかりました。

画像1

あなたには、あのキャラがこう見えているのか。
ウソだと言ってください。

画像2

この行商のお婆ちゃんみたいなのが、ルートマザー。

あと、物販ではCDの他に、4年前の暮れに行われた初めてのワンマンライブのTシャツを売るという「まだあったのそれ!」という、謎の商品が並びました。

僕「え?まだあったのそれ!」
上間さん「えっと、LとXLしかないんですよ」
僕「いや、だいたいみんなそのサイズでいいんだけど。つーか、そこじゃなくて・・・」
上間さん「(にこにこ顔)」
僕「じゃあ、XLください・・・」
上間さん「はい!ありがとうございます!サインしますかっ!!!」

画像5

画像4


表にプリントされた 2016.12.18 の刻印。

僕の一番の思い出の日です。
すべてが楽しくて、これからもこの場所はずっと楽しいと、疑うことが微塵もなかった日。
幸せという感情で、こんなに涙が出るのかと知った日。

あれから4年近い時間が流れて、上間さんは頑張りまくって、どんどん階段を上って行きました。

そして「みんなに答えてもらいたいこと」を出され、みんなで返事をして、僕も「想うこと」があって、こういうブログを書きました。

画像5

青空しか広がっていなかった広い空は、4年の時間が流れたら、曇り空になり、雨が降りました。
この雨は、みんなをずぶ濡れにした雨です。

久しぶりに上間さんの顔を見に行ったら、一番大切な日付が入ったTシャツの裏に、曇り空が晴れてきた日の日付が入りました。
偶然に。

よかったです。
よかった。
最初から最後まで、凄くいい時間でした。


ほら雨が上がるよ 曇り空は晴れるよ
君が笑う
終わらない歌 ともに歌え
手と手 結んで 歌え
ずぶ濡れになったってさ
ぐしゃぐしゃになったってさ
君と出会えたから
あらがえ未来に 希望を歌え
後悔も飲み込んで 歌え
痛みは光に変えていけるんだ
一緒なら So  Beautiful world


いまさらだけど、この歌大好きになりました。
上間さんがつむぐ言葉の力。

次に会える10月のソロライブ、心から楽しみです。

ではまた~。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?