バトグラの配信等を見る時に考えてること&聞きなれない言葉の説明

0.はじめに

秋を感じ始めた今日この頃、皆様いかがおすごしでしょうか。
私は追突事故や副反応を乗り越え2サーバーで2桁ランクインしました!!

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今回は私が観戦時に考えてることをざっくりと書きたいと思います。また、配信を見慣れてない方へ向けて、配信等でよく聞く公式ではない言葉の簡単な説明もしたいと思います(こっちがメイン説、あると思います)。

1.公式ではない言葉の説明

箇条書きで簡単に説明していきます。語源については基本的に触れません。また、内輪ネタのような言葉も基本的には触れません。
<ゴールド関連>
【金(きん)、コイン、G】ゴールドの呼び方。
<ターン関連>
【○ターン目、ターン○、○コインのターン、○Gのターン】ターン数の呼び方。ターン開始時のターン数やコイン数で呼ばれる。
<グレード関連>
【グレ上げ、アプグレ、ランク上げ、上げる、上いく】酒場グレードを上げること。
【早上げ】基本的な動きより早期にグレードを上げること。
【下を回る、ステイ、滞在】そのグレードに留まること。

<ミニオン関連>
【スタッツ、サイズ】ミニオンの攻撃力+体力。
【アタック、頭】ミニオンの攻撃力。
【ヘルス、けつ、タフネス】ミニオンの体力。
【聖盾、盾、ディバシ】聖なる盾およびそれを持つミニオン。
【3way、薙ぎ払い、横薙ぎ、隣接攻撃】洞窟ヒドラやエネミーリーパー等の隣接するミニオンへもダメージを与える能力およびその能力を持つミニオンのこと。
【トークンミニオン】野良猫、タイドハンター等の雄たけびでミニオンを召喚するミニオン。野良猫、タイドハンターは本体や親、召喚されたミニオンはトークンや子と呼ばれることが多い。
【リフレッシャー】断末魔や蘇りでメカを召喚するミニオン。ハジキロボの聖なる盾の復活に用いられる。
【軸、キーミニオン】ある構成の核となるミニオン。
【完全体アマル、パーフェクトアマル】聖なる盾と毒を得たアマルガドン。
【DSS、ダブル錆システム】錆きの聖者(通称錆)を2体採用した編成。交互に聖なる盾が割れることで理論上無限に聖なる盾が復活する。錆きの聖者は過去にいた同様の効果を持つミニオンの名前から鯖と呼ばれることもある。

<雇用フェイズ関連>
【買う、取る、雇う、ピック】ミニオンの購入。
【売る、捨てる、切る、払う】ミニオンの売却。
【リフレッシュ、リロール、リロ、シャッフル】酒場を入れ替えること。
【凍結、フリーズ、固める】酒場を次ターンまで保持すること。
【盤面、ボード、デッキ】画面の自陣側のミニオンを出す場所。また今出ている自陣のミニオンのこと。
【抱える、ハンドキープ】ミニオンを出さずに手札に持っておくこと。

<戦闘フェイズ関連>
【殴り方、当たり方、当て方、エテ、エテリケテ】ミニオンがどこを攻撃したか、どこから攻撃されたか。
【死体、ケルスザード、ケルス】すでに敗退した人のこと。生存者が奇数人の場合、基本的に下位3人の誰かが戦闘で当たる。敗退時の編成のままとなっており、ケルスザード側のヒーローパワーは発動しない。
【温かい死体/冷たい死体】直前の戦闘で敗退した死体(強いかも)/2ターン以前に敗退した死体(大体弱い)。

<その他>
【上振れ】自分にとって都合の良い、確率の低いと思われる事象が起きた/連続した時に使われる。また、それを狙いに行く際に上振れにいくと言うこともある。
【下振れ】自分にとって都合の悪い、確率の低いと思われる事象が起きた/連続した時に使われる。
【しゃがむ、ためる】目先の盤面強化をせずに、次ターン以降の盤面強化に備える動き。高グレード発見やグレードの早上げから強力な編成を狙いに行く動きはスイングと呼ばれることもある。

<英語由来>
ライトファング/光牙、グラバー/金ぴか、シェイカー/地響き、ラットパック/ネズミ軍団、パパ/ゴルドリン、ママ/母熊、ジーニー/ランプの精、ハベゴ/刈入れゴーレム
<麻雀用語由来>
ツモ/酒場にきたミニオンや発見で表示されたミニオン、トイメン(対面)/戦闘相手、着順/最終順位、受けが広い/有効活用できる選択肢が多い、リーチ/あと1体で欲しいミニオンが揃う状態
<おまけ>
【そうぼ、すはは、すはーは、すまま、etc】「魔女の翼の巣母」のこと。公式には「そうぼ」らしい。
【ナイアガラ】連敗してレートが大きく下がった際に使われる。ある有名配信者のツイートが発祥。
【ピラテス】海賊編成の俗称。ある有名配信者のコメント欄でよく見られる。
【志】ムキムキフィン。「ムキムキフィンフィン志」というコメントから。

<よくある疑問>
 ・勝率ってわかるの?
デッキトラッカー等の外部ツールを使用することでおおよその勝率やリーサル率を知ることができます(ある試行回数の戦闘シミュレーションを行ってその結果から表示される)。ツール側で反映されていない処理等があると勝率表示も大きくずれることがある(カエルの初期やパイロスポーン等)。紙とペンで理論上は計算出来ることから、デッキトラッカーの使用自体が不正に問われることは今のところないようである(大会等でも禁止されないことが多い)。
 ・死体部屋って何?
序盤に回線落ちやコンシードで敗退した人がいる試合のこと。下位3人が死体に当たれる仕様を利用してライフを犠牲にしたプレイング(早上げ等)を狙う人が増え、荒れた試合になりやすい。
 ・タスキルって何?
タスクキルの略。ハースストーンを再起動したり、通信を一時的に切ったりすることで実行可能。盤面がずれたり操作が不能になったり等のバグの解消策として用いられる。また、戦闘フェイズを省略して雇用フェイズを長くすることもできる。なお、雇用フェイズ中にタスクキルすると相手の編成情報をその時点のものに更新することができる。大会等ではバグの解消以外でのタスクキルは禁止されることが多いので注意が必要。また、タスクキルを繰り返すと動作が重くなることがあるため乱用は避けたい。
 ・雇用フェイズが長くなるとは??
バトグラは戦闘フェイズ開始時毎に全員のタイミングが同期されて揃い、その時点で戦闘結果が確定する。そのため戦闘フェイズ開始後に復帰することで戦闘フェイズを省略することができる。戦闘フェイズ開始から次の雇用フェイズ終了までは全員同じ持ち時間となっているため、戦闘フェイズを飛ばすことで雇用フェイズを長くすることができる。
 ・配信者によってエフェクトの速さが違うような…?
PCや回線によって処理に差が生じる。加えて処理を早める設定を行うこともできる https://www.youtube.com/watch?v=_MGZwpwOhkU(自己責任)。前述のとおり、戦闘フェイズ開始から次の雇用フェイズ終了までは全員同じ持ち時間となっているため、各種挙動が早くなれば雇用フェイズは長くなる。

2.観戦時に考えてたこと(初心者時代~レート7000くらいまで)

ここからは私が考えていたことをざっくりステップにわけて書いてみます。
<初心者のころ>
 ・凄いスタッツの大きいミニオンが殴り合ってる!!
 ・ちょっと目を離したら凄い盤面変わってる!!
 ・何か突然目まぐるしく操作し始めた!!
 ・どう見ても相手のスタッツの方が大きいのに何か勝ってる!!
 ・よくわかんないけどめっちゃ喜んでる!!
 ・突然祈り始めた!?
 ・何か怒ってる??
 ・よくわかんないけど解説してくれてるっぽい、親切だなあ
あ、書きすぎましたね(笑)。まずはなんでもいいので楽しみましょう!!真似したくなってきたら次のステップへ!!

<真似してみたい!!>
 ・グレ上げはいつするんだろう?
 ・楽しそうな編成やり始めるきっかけは何だろう?
 ・よく使われてるミニオンや編成は何だろう?
 ・何かわかりやすいパターンはないかな?
 ・これ強いって言ってる!覚えておこう
 ・これは弱い、やっちゃダメって言ってる!覚えておこう
 ・あれ?さっき強いって言ってたミニオン買ってない!?
 ・育ててたミニオン捨てることあるけど何でだろう?何か勝ってるし
 ・何かケアとか対策とか言ってるなあ
ざっくりこんな感じですかね。真似してみたいけどよくわからないですよね…ノミみたいに特定のキーカード引いたら決まった行動をすればいいやつは覚えやすいですけど。キーカードが引けたら勝てるようになったけどそれ以外では負けちゃう…キーカードは引けたけど残りライフが少なすぎた…どうやったらそんなに勝てるんだろう……そんな貴方は次のステップへ!!

<強くなるために>
 ・自分だったらどのミニオン買うかな
 ・えっ!?ここでグレ上げるの??なんでだろう??(逆も然り)
 ・この発見だったらどれ取るかな
 ・ミニオンの順番変えたのなんでだろう??
 ・こまめに対戦相手の確認してるけど何を見てるんだろう??
 ・調べた基本と違うことしてるけど何でだろう??
 ・ケアって言ってたけどこのミニオンを警戒してるのか
 ・対策って言ってたけど確かに相手が弱体化してる!!
要は、何故そのプレイに至ったのか、自分ならどうしてたか(よくわからないことも多かったけど)、といった視点を持って見るようになりました。動画や配信を一時停止して考えてみることもやるようになりました。バトグラしながら配信してたら雇用フェイズが終わってたなんてことも多々ありました(笑)。わからなかったところはコメント欄で聞いてみたり、Twitterに投げたりするようになりました。その結果スクショを取りまくり、雑にツイートしまくるようになりました(笑)。真似をする必要は勿論ないですが、自分なりに考えてみるようになってから格段に成長が早くなったのは間違いないです。(最初のうちは考えすぎて時間がなくなることも多々ありました。)

<レート7000くらいまで>(数値は適当)
 ・選択肢に理由をつけてみる(なんでもいい)
 ・自分なりに各選択肢の優先順位を考えてみる(違ってもいい)
 ・理解できないプレイは安易に真似しない
 ・大きく2つの考え方があることを理解する(1位狙い/入賞狙い)
 ・自分のやりたい方の考えに近そうな人のプレイを参考にする
 ・(いれば)自分より少し上のレベルの人のプレイを参考にする
 ・編成を固めるタイミングや切り替えるタイミングに着目する
ちょっと難しい事を書いた気がしますが、上達していくにはこうした点に意識しながら観るといいと思ってます。特に2つの考え方には注意が必要です。簡潔に説明すると、1位を狙ってダメそうなら入賞狙いに切り替える考えと、入賞を狙っていけそうなら優勝を狙う考えがあります。両者を中途半端にやってしまうと全然勝てなくなってしまうことがあるので、観て学んで上達しよう!という場合には注意が必要です。自分の考え方と近い方のプレイをする人を見た方が上達しやすいと私は思ってます。また、考えても理解できないプレイについては一旦置いておいて、理解できるところから真似していくのでいいと私は思ってます。理解できないことは再現できないですし、上達していくうちにきっと理解できるようになります!!

3.観戦時に考えてること(更に上手くなるために)

ここでは最近考えてることを書きます。思いついた順に書いてるので難易度がバラバラになると思います……。頑張って思い出しながら書いてますが、絶対抜けがあるので思いつき次第加筆します。(ツイートで報告します。)
<ながらで観る時>
 ・要所を見る(ヒーローピックとBAN、グレ1を回るか、グレ上げたターンとその時のボード、トリプルどれ取るかとその時のボード、等)
 ・パッと見で有力な選択肢を見繕う。候補にない選択肢が選ばれたら理由を考えてみる
 ・異様な雰囲気を感じたら配信を確認する
 ・採用理由や配置の解説を始めたら耳を集中させる
 ・反省を始めたら注視する
 ・終盤の対策やケアに注視する
<しっかり観る時>
 ・1手1手自分ならどうするかを考える
 ・自分のプレイと違うプレイが行われたら理由を考える
 ・その人がどういう考えでプレイしているかを考える
 ・自分の考えたその人のプレイ方針ならどうするかも合わせて考える(自分ならこうする。でもこの人はこういう考えでこうしそう。みたいな)
 ・自分の調子が悪い時は、自分と考えの近い人の配信を見にいく
 ・自分の調子がいい時は、自分と違う考え方の人の配信を見て引き出しを増やす

4.おわりに

ここまで長々と書いてきましたが、どういうことを考えて見ようと見る側の自由です。強制されてる感を持ってしまうと楽しいものも楽しくなくなるので好き勝手に見ましょう!!
※ご意見・ご質問など遠慮なくください!

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