共通テスト 情報 プログラミング対策「論理演算子」
【動画】共通テスト 情報 プログラミング対策「論理演算子」
共通テスト情報Ⅰ プログラミング対策講座
今日の授業では論理演算子について説明していきます。
共通テスト対策参考書
論理演算子
1行で複数の条件を判定することや,条件を否定形にすることのできる演算子を論理演算子といい,and or notの3種類があります。
それぞれについて説明していきます。
◆and(かつ)
まず、andは「かつ」を意味します。
条件式1と条件式2がある場合,「〈条件式1〉and〈条件式2〉」とすることで,条件式1と条件式2 の結果がいずれも「真」である場合に「真」となり,それ以外の場合は「偽」となるものです。
たとえば,「kazu >= 1 and kazu <= 5」の場合,変数kazuの値が1以上かつ5以下の場合に「真」となり,それ以外の場合は「偽」となります。
◆or(または)
つぎに、orは「または」を意味します。
条件式1と条件式2がある場合,「〈条件式1〉or〈条件式2〉」とすることで,条件式1と条件式2のいずれか一方もしくは両方「真」である場合に「真」となり,それ以外の場合は「偽」となる記述です。
例)「kazu == 1 or kazu == 5」の場合,変数kazuの値が1または5の場合に「真」となり,それ以外の場合は「偽」となります。
◆not(~ではない)
条件式がある場合,「not(〈条件式〉)」の場合は,条件式の結果が「真」ならば「真ではない」という意味で「偽」となり,「偽」ならば「偽ではない」という意味で「真」となる記述です。
例)「not(kazu == 1)」の変数kazuの値が1ではない場合に「真」となり,それ以外の場合、つまり1のときに「偽」となります。
確認問題
では、確認問題を解いていきましょう。
次のプログラムを実行した場合の表示内容を答えてください。
それでは処理を追っていきましょう。
1行目で変数kazuに1が代入されます
2行目の前半の条件は変数kazuの値が4 以上なら真,後半は変数kazuの値が8以下なら真 andは「かつ」を意味するので、変数kazuの値が4以上かつ8以下の範囲なら真となり、3行目でAと表示されます。今回は、変数kazuの値は1なので偽Falseとなります。
つぎに4行目の前半の条件は変数kazuの値が2なら真,後半は変数kazuの値が3なら真 orは「または」を意味するので、変数kazuの値が2または3の時に真となり5行目でBが表示されます。
今回は、変数kazuの値は1なので偽Falseとなります。
6行目の括弧の中は変数kazuの値が1ならば真という意味ですが、notは「ではない」を意味するので、全体でみると変数kazuが1でなければ真となります。
つまり今回は変数kazuの値は1なので偽となります。
よって、どの条件にもあてはまらなかったので、9行目でDが表示されます。
正解はDです。
今日の授業は以上です。
次回は繰り返し文について説明していきます。
実際に動かそう
今日の授業は以上です。
次回は複雑な条件分岐文と論理演算子について解説していきます。
最後までご視聴ありがとうございました。
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