「特製チョコ」セッションログ

クトゥルフ神話TRPGのセッションログです。

aniro様作成、シナリオ「特製チョコ」のネタバレ、改変を含みますので、プレイ予定の方は閲覧しないでください。

お借りしましたシナリオ:http://seesaawiki.jp/trpgyarouzu/d/%C6%C3%C0%BD%A5%C1%A5%E7%A5%B3

KP:たべすぃ

PL:小鳥遊(ディアボロ)

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「特製チョコ」

●導入

KP:一月の終わりのとある休日。

KP:小鳥遊は仕事場の先輩の神楽ミアから連絡を受け、呼び出される。

KP:小鳥遊は彼女のことをあまり得意に思っていなかったが、断ることもできず彼女の住むマンションへ向かった。

KP:そして、彼女の部屋の前までくる。

小鳥遊:「なんの用なのかなぁ…」チャイムぴんぽーん

KP:チャイムをならすと、扉から神楽が出迎えてくれる。

神楽ミア:「いらっしゃい!よく来てくれたわね」

小鳥遊:「あの…用って…」きょろきょろ

神楽ミア:「まあまあ、外は寒かったでしょう。あがって」

KP:と彼女は中に入るように促す。

小鳥遊:「…あい」入ります

KP:彼女はリビングへ小鳥遊を通す。

神楽ミア:「コーヒーと紅茶、どちらがいい?」

小鳥遊:「紅茶で」おどおど

神楽ミア:「わかったわ。少し待っててね。」

KP:そう言うと神楽はキッチンへ向かい、数分後、二人分の飲み物を手にキッチンから戻ってくる。

神楽ミア:「外は冷えたでしょう。まずはこれを飲んで暖まってちょうだい」

小鳥遊:「…じゃあいただきます」飲むます

KP:小鳥遊が飲み物を口にしたのを確認すると、神楽は本題を切り出す。

神楽ミア:「もうすぐバレンタインでしょ? チョコの味見をしてもらいたいの」

小鳥遊:「チョコの味見?」

KP:小鳥遊は神楽がお菓子作りが得意なことは職場で有名だったことを知っている。

小鳥遊:「でもチョコって市販のじゃ…」

神楽ミア:「どうかしら?小鳥遊君、甘いの好きでしょう?」

神楽ミア:「バレンタインに市販のものを買うなんてさみしいじゃない」

小鳥遊:「うん、甘いのは好きだけど…でも俺でいいの?」

神楽ミア:「あなたなら協力してくれると思ったから頼んだのよ」

小鳥遊:「…分かった」

神楽ミア:「小鳥遊君ならそう言ってくれると思ったわ」

KP:しかし、テーブルの上にはカップ以外は何も置いておらず、神楽はどこかから持ってくるような素振りも見せない。

小鳥遊:「はぁ…あの…そのチョコは…」きょろきょろ

KP:小鳥遊が疑問に思った瞬間、急激に自身の目蓋が重くなっていくのを感じるだろう。

小鳥遊:「…?」

KP:小鳥遊の意識はゆっくりと遠ざかっていく。

神楽ミア:「これで、ようやく……」

KP:意識が薄れていく中、小鳥遊が最後に見たのは小鳥遊を眺める神楽。その表情はどこか猟奇的な笑顔だった。


●目覚めた部屋

KP:…。小鳥遊はベッドの上で目を覚ました。

KP:部屋は見渡すには十分に明るく、天井や壁紙は神楽の家のリビングと同じだが、家具のレイアウトからして違う部屋のようだということが分かるだろう。

KP:部屋にいるのは小鳥遊一人だけである。持ち物は全てなくなっている。

小鳥遊:「あ…あれ…ここ…同じ部屋…じゃない」きょろきょろ

KP:小鳥遊は自身が突然おかれた状況に不安と困惑を抱きSANC

小鳥遊:ccb<=44 SANC!

Cthulhu : (1D100<=44) → 68 → 失敗

KP:SANC(0/1)

KP:部屋の中央にはテーブル、ベッドから見て正面にクローゼットと本棚、右にドアがある。

KP:生活感はあるが趣味のものは置いていない、全体的に質素な部屋という印象を受ける。

小鳥遊:「せんぱい…?」テーブルに近づく

KP:床に座って使用するタイプの低い木製のテーブル。皿に載った一粒のチョコレートと、その横に手紙がある。

小鳥遊:手紙読む

KP:花が小さくあしらわれた便箋に、綺麗な女性の文字で書かれている。内容は以下の通り。

手紙:「Happy Valentine's Day

手荒な真似をしてしまってすみません。どうしても貴方を試したかったのです。

この部屋からの脱出方法は二つ。

私を受け入れてくださるか、秘密の扉を見つけるか。

私は部屋の外で貴方をお待ちしております。

ただし、もし私を受け入れてくださらないなら、その時は私に顔を合わせないように出て行ってください。

でなければ、どうするか分かりませんから。」

小鳥遊:「受け入れる…?秘密の扉…?なんか怖い…」チョコレートとってみる

KP:ココアパウダーのかかったトリュフチョコレートであることが分かる。

小鳥遊:ccb<=72 ちょこめぼ

Cthulhu : (1D100<=72) → 46 → 成功

KP:市販のトリュフチョコレートに比べると少々大きく、ギリギリ一口で食べきれる大きさである。

小鳥遊:ccb<=69 ちょこ聞き耳

Cthulhu : (1D100<=69) → 24 → 成功

KP:微かにラズベリーの香りと共に、血なまぐさい匂いがする。

小鳥遊:「なんか…変な匂いする」置いておこう…

小鳥遊:ベッドも見てみよう

KP:ベッドもシンプルなもの。一人用のベッドですね。

小鳥遊:「何かないのかな」ベッドの下覗いてみます

KP:小鳥遊はベッドの下から一冊の本を見つけるでしょう。

小鳥遊:「?」手に取って見てみるか

KP:薄い四角形の本だということがわかる。おそらく児童書だろうか。

小鳥遊:「絵本…?」中身見てみます

KP:表紙には『ファインディング・ミ=ゴ』と書かれています。

KP:シークレットダイス

KP:中身は大変冒涜的なものでしたが、なぜかその内容を思い出せなかったのでSANCはありません。

小鳥遊:「なんだっけこれ…わかんないや」戻しておこう

小鳥遊:「うんと…本当にここせんぱいの家…じゃないのかな」クローゼットに近寄り

KP:木製のクローゼット。上の扉部分と下の抽斗部分に分かれている。

小鳥遊:「勝手に開けてもいいかな…平気かな…」上を開ける

KP:扉を開けると男物のスーツや上着が掛かっている。どれもあなたにちょうどいいサイズだとわかる。

小鳥遊:「なんで俺のサイズによさそうなのばっかりなんだろう?」下も開けてみます

KP:抽斗を開けるとシャツが綺麗に畳まれて入っている。

小鳥遊:「シャツばっか…」かきわけ

KP:抽斗の中身を調べれば一冊のノートが出てくるだろう。

小鳥遊:「また本が」手に取って見てみる

KP:薄水色の表紙のノート。中を開くと、乱暴な男の字でこう綴られている。

ノート:「あの女の本性は、おぞましい蛇人間だった。

あの日、あの女の正体を偶然見てしまった時に油断しなければ、あんな奇妙な薬を打たれて逆らえなくなることはなかったのに。

人を操る忌々しい薬。

あの女は姉貴を騙し、その薬にさらに改良を加え、口に含むだけで効果のあるものにしようとしているらしい。

しかし、あの女の意のままにしか動けないわけでもないようだ。

他人に助けを求めることはできなくても、こうして事実を書きとめるくらいはできる。

しかしこれを誰かに直接見せたり、目につく場所に置いたりすることはできない。

もしもそれができれば、姉貴の目を覚ますこともできるかもしれないのに。

姉貴とあの女の話によると、近々、俺の部屋に誰かを閉じ込めて薬を飲ませる実験とやらが行われるらしい。

ここに閉じ込められる憐れな誰かのために、せめてもの抵抗としてこのノートを隠しておく。

いいか、絶対に薬は飲むな。怪しいものには口を付けるな。」

KP:自分のおかれている状況が単なる軟禁ではなく、もっと不気味な陰謀に関わっていることに気付いた小鳥遊はSANC

小鳥遊:ccb<=43 SANC

Cthulhu : (1D100<=43) → 77 → 失敗

KP:SANC(0/1)

小鳥遊:「うわ…わ…なに…蛇…?知り合いにいるけどそういうのじゃないよね…」

小鳥遊:「う…うー帰りたい」持病の帰りたい病患いながら本棚見ます

KP:ビジネス書や啓発本等が並んでいる。

小鳥遊:ccb<=72 めぼ

Cthulhu : (1D100<=72) → 11 → スペシャル

小鳥遊:ccb<=59 図書館

Cthulhu : (1D100<=59) → 56 → 成功

KP:一番上の段には小物がおいてあり、その中でも伏せられている写真立てが目に留まる。

KP:ビジネス書に交じり、異様な雰囲気を放つ装丁の本を発見する。

小鳥遊:「倒れてる」写真立て直す

KP:写真立てを起こすと、そこには神楽、神楽に雰囲気の似た男性、神楽同様の美貌を持つ女性が三人で並んだ写真が入っている。

KP:女性二人は満面の笑みでピースをしているが、男性はどこか緊張したような様子である。

小鳥遊:「綺麗な人映ってるけど男の人は嬉しそうじゃない…さっきのノートの人かな…」

小鳥遊:本とってみよう

KP:分厚い本で、異様なオーラを感じる。

小鳥遊:「読みたくないけど…」読んでみる

KP:分厚い本であるが、真ん中あたりの見開き1ページ分しか開けないように他のページには封がされている。

小鳥遊:「なにこれ…」見開きのところとりあえず見る

KP:開いてあるページにはメモが一枚挟まっている。

小鳥遊:「あ、メモだ」チラリ

KP:メモには「この呪文を唱えれば秘密の扉が現れるでしょう。どうしても私を拒む場合は、お使いください」と書かれている。

KP:ページにはよくわからない言語がつづられている。

KP:この呪文を習得するためにはINT*3成功が必要。

小鳥遊:ccb<=36 INT*3

Cthulhu : (1D100<=36) → 24 → 成功

KP:呪文の内容は

KP:「門の発見

この呪文を唱えれば、目に見える範囲にある「門」の存在をはっきりと認識することができる。この呪文を掛けるためには1MPと1d3のSANのコストがかかる。」

小鳥遊:「じゅ…じゅも…?」

小鳥遊:封してあるところも見てみたいビリッ

KP:小鳥遊が無理に剥がすと、冒涜的な内容が書かれているページを目撃してしまうだろう、SANC

小鳥遊:ccb<=42 SANC

Cthulhu : (1D100<=42) → 86 → 失敗

KP:SANC(1/1d3)

小鳥遊:1d3

Cthulhu : (1D3) → 3

小鳥遊:ccb<=60 あいであ

Cthulhu : (1D100<=60) → 96 → 致命的失敗

小鳥遊:「っ」

KP:では小鳥遊はなんとか狂気に陥ることはないでしょう。

小鳥遊:「どうしよう…じゅもん読むの…?うう…」ドアに近づきます

小鳥遊:ccb<=69 聞き耳

Cthulhu : (1D100<=69) → 75 → 失敗

KP:木製の扉。ドアには後付けタイプの内鍵がかかっている。

KP:何も聞こえないでしょう。

KP:内鍵ですが、こちらに鍵穴がある。

小鳥遊:ドア10連ガチャ

KP:choice[ガチャ,レアガチャ,

KP:いくらドアノブを回しても開かない。内鍵には小さな鍵穴がついている。

小鳥遊:「開かない…じゅもんかな」

KP:小鳥遊は呪文を唱えます。(MP-1、SAN-1d3)

小鳥遊:1d3

Cthulhu : (1D3) → 3

小鳥遊:「ほにゃほにゃ」呪文

KP:小鳥遊が「門の発見」を唱えると、ドアと向かい側の先ほどまでは何もなかったはずの壁に大きなガラス戸が現れる。

小鳥遊:「おわっ本当に出た!」

KP:位置的には、ベランダへ続く戸のようだ。しかしその向こうに外の景色は窺えず、ただ深い闇が広がっているばかりである。

KP:このような不気味な現象を目の当たりにした小鳥遊はSANC

小鳥遊:ccb<=36 SANC

Cthulhu : (1D100<=36) → 30 → 成功

KP:SANC(0/1d3)

小鳥遊:「う…これ…大丈夫かな」扉に近づく

小鳥遊:ccb<=72 扉めぼりー

Cthulhu : (1D100<=72) → 100 → 致命的失敗

KP:小鳥遊は足をもつらせ、ドアを開ける前にガラス扉に頭から突っ込み、その先に飛び込む。(HP-2)

KP:バリィィン!!

小鳥遊:「いっっっ…た!!!!」

KP:闇に進むが、体には何も異変はない。ガラス扉で頭を切ったのは痛いです!

小鳥遊:ccb<=52 応急手当したい

Cthulhu : (1D100<=52) → 58 → 失敗

KP:慌てて応急手当どころではなかった!

小鳥遊:「うー痛い…帰りたい…」とりあえず進みます

KP:その中へ一歩踏み出した途端、ヘビのような鋭い瞳が闇の奥から自分を見つめていることに気づき、そこで小鳥遊の意識は暗転する。


●Ep

KP:小鳥遊はリビングのソファで目を覚ますと、首を傾げた。

KP:窓の外はすっかり暗くなってしまっている。

KP:たしか今日は誰かに呼び出されて出掛けていたはずなのだが、それが誰なのか、それどころか自分は今まで何をしていたのかがさっぱり思い出せないのだ。

KP:自身の記憶がすっぽり抜け落ちていることに対する恐怖によりSANC

小鳥遊:ccb<=36

Cthulhu : (1D100<=36) → 3 → 決定的成功/スペシャル

KP:SANC(0/1)

KP:それからしばらく、小鳥遊は平穏な日常を過ごす。

KP:ふと何かの拍子に気づくかもしれない。自分の携帯から、いつの間にか神楽ミアのアドレスが消えていること、職場から神楽ミアという存在が消えているということに。

KP:-ノーマルエンド2-